イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

妙にセンチな夜なので・・・

2007年02月19日 | 釣り師の独り言
久々に小生の稚拙な詩を書きます。
これは、釣り師ドット・コムのサイトの「釣り師の独り言」の
コーナーにも載っています。
もしも、まだ「釣り師の独り言」をご存じないなら、
よろしければ、そちらもご覧下さい。(汗)


古ぼけたフィッシングベスト


冬の朝の陽射しが壁に掛けたままの
古ぼけたフィッシングベストを照らす。
もう五ヶ月も吊るしたままのベストが、
静かに僕を見つめている。

降りしきる雪の中で凍らせた、三月。
土砂降りの中でずぶ濡れにした、五月。
灼熱の光に色あせた、八月。
いつも、この一着のベストと共に、
川を歩き続けてきた。
このベストだけが、誰も知らない僕の時間を知っている。

ほつれた糸、かぎ裂きの傷、
染み着いた油、深いシワ、魚達の匂い・・・。
お前とどれほど歩いたことだろう。
お前と何度旅したことだろう。

「もうそろそろ、勘弁してくれ」と呟くのか。
それとも「まだまだお前は未熟者」とたしなめるのか。
古いベストは今、朝の陽射しの中で無口に眠る。
春になったら、また旅に出よう。
なぁ、相棒。

遠野の産直で葉ワサビ

2007年02月18日 | 釣り師の独り言
仕事の関係で、遠野まで出かけた。
その帰り道、小友川をのぞいたところ・・・
小さなライズをいくつか発見。しかし遠野の川は、4月以降が本格的なシーズンで、ここにはたぶんGW過ぎにくることになるだろう。

川を覗いた後に、近くの産直へ立ち寄ったところ・・・
なんと葉ワサビが並んでいた。しかも一束100円。
即3束を選び、ついでに地鶏卵2パック(230円)&唐辛子(100円)、キャベツ(100円)を購入。

自宅に帰って早速、おふくろから教わったレシピに従い、葉ワサビを刻み3時間ほど乾燥させた。それからおもむろに鍋で空炒めして専用の器に入れる。
その鍋で、麺ツユ&酒を100cc、みりん大さじ1を煮込み沸騰した状態で葉ワサビを入れた器に投入。シッカリとふたをして即屋外で冷ます。
適度に冷めたところで冷蔵庫へ。
待つこと2時間、晩酌のつまみに頂くと・・・・
なんとも爽やかな香と辛さだ。

それに先日おふくろと長男とで作った「バッケ味噌」を添えた湯豆腐を並べ、独り静かに土曜日の夜に酔った。
さて、解禁も気になるが、新しい仕事の方もいよいよ本格始動のシーズンだ。皆さんにご案内するまで、もう少々お時間を下さい。
その時には、よろしくお願いします。

気仙川でライズを眺めた

2007年02月17日 | 釣り師の独り言
午後の会議が中止となり、時間が出来たのでこれ幸いと気仙川の下見に行ってきた。今週中盤の猛烈な低気圧の嵐が嘘のような晴天の土曜日。
国道397号を東へ向かって走った。まだ道路に雪が消え残る種山高原を越え、大股川沿いを走ってゆくと・・・道路沿いの民家が数件無くなっている!
いよいよ問題の「津付ダム建設」が動き出したようだ。
ダム工事に関わる用地買収で収用されたのだろう。
道路は拡張整備され走りやすくはなったが、その代償がこれか。
川沿いの風景が、また変わった・・・。

午後1時に世田米に到着し、馴染みのラーメン屋で昼飯を食い、解禁の権ぞーポイントへ着いたのが午後1時45分。盛んなライズはない。
がしかし・・・散発的にあちらで一つ、しばらくしてこちらで一つライズ発見!
そして、橋の下で小さなライズがあったので、橋の上から川を覗くと・・・
いるいる!魚が群れを成して泳いでいた。
この写真の白っぽい砂地の上にいくつかの魚影が映っている。
流石に解禁直前は、魚影が濃い。
この魚たちが盛んにライズする前に、餌釣りに釣り切られないように祈る。

その後、いくつかの場所を下見したが、流石に春の嵐の後の雪解け水の影響なのか、目だったライズは確認できなかった。
それでも川面では、ミッジが盛んにハッチしていた。
天気も良かったせいか、沢山の羽虫達が飛んでいた。
あれならもっとライズしてても良いようなものだが・・・

きっと来週には、川の状況も変わっていることだろう。
ただちょっと気になったのは、川の水量がなんだか少ないようだ。
やっぱりこれまでの暖冬の影響だろう。
来週一度、まとまった雪か雨が降ればいいのになぁ~。

何はともあれ、解禁まで後10日!
さて早春のフライでも巻こうか。


砂鉄川はノーライズ

2007年02月12日 | 釣り師の独り言
去年のこの連休の頃に、砂鉄川の下見と湧水ドライブに行ったことを思い出し、
今年もこの時期なら・・・と思い、砂鉄川を下見してきた。

昨年の湧水は、矢作川の清水の湧口(シズノワックツ)だったが、
今年は先週と同じく「猿沢の湧水」を汲みながら、大原方面に車を走らせた。
あいにく昨日は「大原水かけまつり」当日で、結構道は混雑していた。
そんな中、僕の早春ポイントを覗いてみると・・・ノーライズ。
まぁ30分もすれば一つぐらいライズがあるっだろうと、車の中で珈琲を飲みながらのんびりと構えていたが、一向にライズの気配はない。
もしかすると、見過ごしているだけかもしれない、と思い車を降りて強風にもかかわらず岸辺で15分ほど川面を凝視するも・・・ノーライズ!

それならば・・・とその下流の何箇所かを回ってみたが・・・・ノーライズ。
気温5℃のこの日、確かにミッジは川面を飛んでいた。何故だ???

来週は、時間が許すなら気仙川の下見に出かけてみようと思う。
いずれにしても、なんだか今年はヘンだ。

2007年のスタンド・バイ・ミー(?)

2007年02月11日 | 釣り師の独り言
古い農家である我が家の裏手には、用水路(幹線水路)が流れている。
農閑期である今の季節は、ご覧のようにほとんど水は流れていない。
この用水路の土手の下は、新興住宅地となっており、そこそこに家が建ち並んでいる。
この写真の中央に板を並べた空間があるが・・・
実はこれ、近所のスタンド・バイ・ミーな少年少女(小5)5人が創ろうとした「アジト」の基礎部分だという。
我が家の家族がまったく知らない間に冒険少年と少女達は、我が家の裏手にある資材置き場や納屋から板などを持ち出し、まず広く橋を掛けた。
それがこの写真。
実は、この橋の上に本来はタイヤを重ねたり、ムシロをしいたリビングがあったが、僕の親父が撤去してしまったという。この写真を撮り終えた後、もちろんこの橋も父の手によって撤去された。ちょっと残念。

数日前から彼らは、放課後にここで着々とアジト建設を実行していたらしいが、彼らの内の一人の母親が不審に気付き探りを入れたところ、発覚したらしい。
その母親が我が家に詫びに来て、初めて親父とお袋が事の真相を知ったということだ。
この後、全員の両親が謝罪に来るわ、小学校の担任先生やら校長が詫びに来るわ、で我が家は大騒ぎ!
週末の夜、仕事を終えて事の顛末を聞かされた時には、大笑いした。
どんなに時代が変わろうと、どんなに遊びが多様化しようと、やっぱり子供達は子供達なりに楽しい事が分かてるんだね。
今から40年前の僕達もこんな風に手近な材料を集めて「アジト」を作った。
あの頃は、近所の山には何にもなくて僕達は親や教師に知られることなく完成度の高い(その頃はそう信じてた)アジトを皆で話し合いながらケンカしながら創ったものだ。
思えば彼らはこんな場所しか知らなかった事が失敗の原因だ。
さぞ無念だろうなぁ。

でも・・・僕はそんな彼らの再チャレンジを応援したい気持ちでいる。
実は、我が家の敷地内にちょっと面白い場所があるんだよなぁ~。
そこを見つけられたなら偉いよ。

何はともあれ、2007年のスタンド・バイ・ミーな少年少女に「天晴れ」を一つ!

久々の湧水ドライブ

2007年02月04日 | 釣り師の独り言
今朝起き出して外を見ると・・・かなりの積雪だった。
ようやく2月らしい雪景色などとのんびりしていられない。
家族揃って恒例の「雪かき」だ。しかしこの雪は「湿雪」でやや重い。
既に積もった下の方は融けている。これは2月の雪じゃない。
案の定、雪かきであちこちに少しずつ残った雪は、すぐに融けた。
道路の雪もシャーベット状ではあるが、たぶん明日には融けるだろう。

一仕事終えて、汲み置きの湧き水を飲もうとしたら、もう残り少なくなっていた。
ならば・・・と思い立ち、久々に湧水を汲みに大東町に向かった。
大東町猿沢の国道456号線沿いに、「猿沢の湧水」がある。
ここは以前から知る人ぞ知る湧水ポイントだったが、3年前に地区の住民が綺麗に整備し、誰でもが楽に湧水を汲めるようになった。
昨年秋の禁漁入りの頃には、ここまで水汲みに来てそのまま夕方まで日帰りキャンプを楽しんだ。あの時の珈琲は美味かったなぁ~。
この雪ではとてもテーブルを広げる気にもなれず、会社用と自宅用のポリタンク合計3個を満タンにして、そのまま帰ってきた。

もしも国道456号線を千厩方面に向かう機会があったら、この湧水を一口飲んでみてほしい。なかなかの水だよ。


焼石温泉ひめかゆ

2007年02月03日 | 釣り師の独り言
久々の雪が積もった土曜日に、奥羽山系焼石連峰の麓にある奥州市営の温泉「ひめかゆ」に行ってきた。
胆沢区(旧胆沢町)自慢の温泉施設だ。なにしろお湯が最高!

前夜の金曜日に、奥州エフエム放送の役員会があったが、
ようやく免許申請書類も提出し、お役所関係の許可も整い、
資本金も目標額を超えた・・・・という事もあり、ちょっと遅い新年会があった。
久々に美味い酒が飲めた。その後専務にお供して2軒はしごして、
自宅にたどり着いたのは午前様だった。

午前中に自宅の様々を片付けて出掛け、ひめかゆ到着は正午だった。
さっそく大浴場に駆け込み、滋養に溢れたお湯につかり1時間。
その後は2階の適度に空いている休憩室で煙草をふかしながらの読書。
備え付けの蕎麦茶などを頂き、一眠りすると・・・あっという間に3時間。
それで480円(3時間の入館料のみ)は安いと思わない?

禁漁期の僕の週末は、こんな風です。
岐阜の長良川水系では、今月1日に解禁したらしいが・・・
岩手の渓流解禁までは、後3週間半。
さぁ~て、これから早春のフライでも巻くか・・・。