イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

連日の原野火災でついに・・・・

2008年06月13日 | 釣り師の独り言
昨日、今日と我がふるさと奥州市江刺区で原野火災が連続で発生。
昨日は北部の梁川地区で、今日は東部の藤里地区でおきた。
この季節の原野火災の主な原因は野焼き。刈払いした草を数日干
してそれを燃やした際に、風の影響などで延焼して火災が拡大す
る・・というのがパターンだ。

今日の火事は、無事に鎮火したようだが・・・、
昨日の火事では犠牲者が出た。高齢のお婆さんが全身大やけどで
今日亡くなったという・・・・。残念だ。
なんでも、息子が刈払いした草をお婆さんが集めて火を着けたの
だが、その火が思いがけず大きく広がり、慌てて作業着で消そう
として燃えさかる草の中に入ったという。
そして全身火傷の重症を負って、救急車で付近の病院に搬送され
たが、対応しきれずヘリコプターで盛岡の高次救急センターに運
ばれたが、手当の甲斐もなく今日になって息を引き取ったそうだ。
本当に痛ましい事故だった。

近くに民家のない原野火災など、まずは消防車が到着するのを
待っていればよかったのに・・・。

この季節の岩手の農家は、田植えも終わり大方の農作業が一段落
し、その労をねぎらう「さなぶり」という宴の季節。
亡くなったお婆さんもこの週末には「さなぶり」で温泉に行く計
画などもあったかもしれない。そう思うとなんともやるせない。

心からご冥福を祈ります。合掌。