イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

地震・・・その後

2008年06月16日 | 釣り師の独り言
岩手・宮城内陸地震が詳しく報道されるにつれ、今回の地震が
いかに激甚な震災だったかが証明されてきた。
そんな震災の翌日、よせばいいのにいつもの日曜日と同様に
朝から釣り支度を始めたところ・・・・今年77歳になる親父に
久々に物凄い剣幕で怒鳴られた。ごもっともです・・・・。
僕の説明不足でした。申し訳ない。

まずは親父に謝って、北上山系の川と山の様子を見に行くだけ‥
だと説明し、午後には帰ってくると説得した。
確かに普通に考えれば、震災の翌日に呑気に釣りに行くような
息子を黙っていかせるような親父はいない。お叱りごもっとも!
ただ…僕のラジオの仕事なども親父は理解はしているので、
なんとか理解は得られた。

逃げるように家を飛び出し、遠野方面を目指した。
本来は気仙川に向いたかったが、あいにくの川止めで諦めた。
奥州市から近い小友川を覗いてみたが、水量も低く釣り人も多い。
フライのカップルに話しかけたら、「稚魚放流にまいってる」と
諦め顔だった。
誰かが釣った後を歩いてみたが、やっぱり反応が鈍いので諦めた。
北上山系の森は、地震の影響も少なく土砂崩れによる通行止めも無い。
そのまま帰ろうかと思ったが、対岸のヤマボウシに誘われてちょっと
したポイントに呼ばれてチビヤマメに遊んでいただいた。

午後2時には家に帰り、親父の機嫌取りに家の周りの草刈に励んだ。
2時間も草刈すると流石に腰が痛くなって、その後は日帰り温泉で
汗を流した。その温泉でも馴染みの客との会話は地震の事ばかり。
焼石周辺の道路には、未だに30数台の車が放置されているという。
その車に関わる人間の所在は…不明のままだ。
今回の地震でよく分かったが…
ニュースでは報道されないささやかな事実は結構多い。