toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「W県警の悲劇」 葉真中顕

2024年01月12日 | 読書日記
架空のW県警が舞台の短編集。
どの話も女性が主人公(1編はちょっと微妙だけど・・・)で、登場人物が何となくリンクしていたりする。

いずれも全く予想できない展開で驚かされるけれど、かなり強引な力業で感動は少ない。




2019.1.31
徳間書店
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「逆玉に明日はない」 楡周平

2024年01月11日 | 読書日記
タイトル通りのエンターテインメント小説かと思って読み始めたら途中までで、後半は逆襲が始まる。
最後まで気楽に読める一冊。



202108.20
光文社
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「廃墟ラブ」 原宏一

2024年01月10日 | 読書日記
「閉店屋五郎」を読んだからついでに続編も読んでみた。

「閉店屋五郎」以上に、絶対そんなことしないだろうという無理やりな展開だけど、ストーリはまあまあ面白くて、めでたしめでたしのラストも良かった。
五郎及び良江一家の今後の続編が有るのかな?




2018.8.25
文藝春秋
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「線は、僕を描く」 砥上裕將

2024年01月09日 | 読書日記
「一線の湖」を読んで、その前日譚を知りたくて読んでみた。
「一線の湖」では分からなかった、それまでの経緯や、水墨画についての基礎的な内容は理解できて良かった。

「一線の湖」と同じく観念的な内容でストーリも出来過ぎだけど、「一線の湖」よりは良かった。



2019.7.3
講談社
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「サンセット・サンライズ」 楡周平

2024年01月07日 | 読書日記
釣り好きの私は冒頭から持って行かれた。
社会問題がテーマなのに重くないし、サイドストーリも上手く処理されていて申し分ない。
全体的にご都合主義な展開だけど、最後まで楽しく読める良い作品。





2022.1.20
講談社
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「小説の小説」 似鳥鶏

2024年01月06日 | 読書日記
実験的な小説が4編。メタフィクションと言うらしい。

「立体的な藪」
やりたいことは良く輪kるけれど、やり過ぎ。
ここまでやらなくても十分伝わってきます。

「文化が違う」
打って変わってまともな小説。
転生した異世界での文化の違いを面白がると言うテーマ。
この設定だと、元の世界に戻った時に死んじゃうんじゃないかな。。

「無小説」
昔、中村誠一が古典落語を適当につなぎ合わせてそれらしく一席やるという芸をやっていたけれど、その小説版?
様々な小説から抜粋した文章をそれらしくつなぎ合わせたという作品。
最後にちゃんと落とし前を付けているところがミソ。

「曰本最後の小説」
新法が成立し表現の自由が脅かされる時代の小説家と編集者の物語。
「立体的な藪」と同じく冗長すぎる。
もっと短く纏めて欲しかった。

と言うことで、本当に実験的だなと思ったのは、「立体的な藪」と「無小説」の2編。
残りの2編は清水義範が普通に書きそう。





2022.9.2
KADOKAWA
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「夢の迷い路」 西澤保彦

2024年01月05日 | 読書日記
どうも私には西澤保彦は合わないようです。

今まで読んだ作品はどれも面白いんだけど、どこか納得できなかったりする。
この作品も楽しく読めたけれど、ミステリとしては無理やりすぎて釈然としない。
ただ、エミールのキャラは好み。



2019.3.30
光文社
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「モノクロの夏に帰る」 額賀澪

2024年01月04日 | 読書日記
共通のテーマの下で、登場人物が微妙に重なっている4つの短編集。
それぞれの話は別のサブテーマのようなものが有るけれど、どれも詰め込み過ぎて消化できていない。
今まで読んだ額賀澪の中では一番つまらなかった。
この人は短編に向かないのかも。





2022.7.25
中央公論新社
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「それは誠」 乗代雄介

2024年01月02日 | 読書日記
「皆のあらばしり」もそんな感じだったけど、そこそこ面白くてサラッと読んでしまったが「結局何だったの?」という感じで終わってしまった。

置いてけぼりになったような感じ。





2023.6.30
文藝春秋
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