先日読んだ東川篤哉の「魔法使いと最後の事件」と似かよったドタバタ探偵物。
帯にも、裏表紙の案内にも「新感覚ラブコメ本格ミステリ」と書いてあるけど、これを書いた人は「本格ミステリ」の意味が全く分かっていない。
強いてコピーを付けるなら「ライトミステリ」だろう。
ストーカーの大学生・朝比奈うさぎ、高校時代の同級生でキャバ嬢・揚羽沢編菜、そして主人公の探偵・望月迅人の姉で警視庁捜査一課の弥生、と魅力的な女性ばかり登場する。
しかも揚羽沢の客にはすごいメンバーがいて、彼らが揚羽沢編菜を通して迅人の仕事に関わってくるかと言えばほとんどそんなこともなく。折角の設定が活かし切れていない印象を受けた。
難事件を彼らの力を借りながら解決していくっていう流れも面白いと思うが、今後に期待したい。
朝比奈うさぎが迅人に対して勘違いしながら、事件の謎を解いてしまうというのがこのシリーズのポイントらしいが、ちょっとまわりくどくてイライラするところもあったりする。
最後は伏線もきっちり回収してすっきり。
ただ、迅人とうさぎが同時に似た言葉をしゃべるという場面が多く、しかもそれほど似てなかったりしていて、これは余計です。
新潮文庫
帯にも、裏表紙の案内にも「新感覚ラブコメ本格ミステリ」と書いてあるけど、これを書いた人は「本格ミステリ」の意味が全く分かっていない。
強いてコピーを付けるなら「ライトミステリ」だろう。
ストーカーの大学生・朝比奈うさぎ、高校時代の同級生でキャバ嬢・揚羽沢編菜、そして主人公の探偵・望月迅人の姉で警視庁捜査一課の弥生、と魅力的な女性ばかり登場する。
しかも揚羽沢の客にはすごいメンバーがいて、彼らが揚羽沢編菜を通して迅人の仕事に関わってくるかと言えばほとんどそんなこともなく。折角の設定が活かし切れていない印象を受けた。
難事件を彼らの力を借りながら解決していくっていう流れも面白いと思うが、今後に期待したい。
朝比奈うさぎが迅人に対して勘違いしながら、事件の謎を解いてしまうというのがこのシリーズのポイントらしいが、ちょっとまわりくどくてイライラするところもあったりする。
最後は伏線もきっちり回収してすっきり。
ただ、迅人とうさぎが同時に似た言葉をしゃべるという場面が多く、しかもそれほど似てなかったりしていて、これは余計です。
新潮文庫