以前読んだ「姥捨て山戦争」があんまりだったので、全く期待していなかったけれど、それほどひどい内容ではなかった。
墓石を触ると、その墓に埋葬されている人の生きている時代にタイムスリップしてその人と逢うことができる能力を得た、寺の息子である大学生の話。
ある人の死ぬ間際にタイムスリップしてその人を助けると、墓石に刻まれた死亡日が書き換わってその後も生き続けたことが分かるという設定。
ある時、若くして亡くなった大女優を知った主人公は彼女の墓が自分の寺の墓地に有ることを知り、彼女に逢いに行く。
実際に逢って彼女に魅せられた主人公は恋に落ちてしまう。
それ以来、毎週金曜日の夜に彼女に逢いに行く生活が始まる。
そして、主人公は彼女が殺される場面にタイムスリップし彼女を助ける。
現代に戻った彼は、彼女の墓が消滅していることを確認する。
設定が斬新でストーリもそこそこ楽しめるけれど、文章が稚拙だし、細かい展開にはかなり無理がある個所がテンコ盛り。
無理やり辻褄を合わせるような不自然な展開も有るし、もうちょっとどうにかならなかったのか・・。
ただ、後日譚になる最後のセクションは良い。
ロックウィット出版
墓石を触ると、その墓に埋葬されている人の生きている時代にタイムスリップしてその人と逢うことができる能力を得た、寺の息子である大学生の話。
ある人の死ぬ間際にタイムスリップしてその人を助けると、墓石に刻まれた死亡日が書き換わってその後も生き続けたことが分かるという設定。
ある時、若くして亡くなった大女優を知った主人公は彼女の墓が自分の寺の墓地に有ることを知り、彼女に逢いに行く。
実際に逢って彼女に魅せられた主人公は恋に落ちてしまう。
それ以来、毎週金曜日の夜に彼女に逢いに行く生活が始まる。
そして、主人公は彼女が殺される場面にタイムスリップし彼女を助ける。
現代に戻った彼は、彼女の墓が消滅していることを確認する。
設定が斬新でストーリもそこそこ楽しめるけれど、文章が稚拙だし、細かい展開にはかなり無理がある個所がテンコ盛り。
無理やり辻褄を合わせるような不自然な展開も有るし、もうちょっとどうにかならなかったのか・・。
ただ、後日譚になる最後のセクションは良い。
ロックウィット出版