toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ジャンクDNA」 ネッサ・キャリー 訳:中山潤一

2016年05月11日 | 読書日記
ヒトのDNAの98%を占めるたんぱく質をコードしないDNAに関してはテロメア、セントロメア、プロモータ、エンハンサー、ノンコーディングRNAなどが知られていたけれど、イントロンを含めてそれ以外の部分に関しては機能が分かっていなかった。本書は最新の研究成果を基にその部分の働きを解き明かす。
殆どが病気の研究から分かってきたという点は、いわゆる遺伝子の研究と同じ過程なのに、こちらの研究が遅れたのは症例が少なかったせいだろうか?
それにしてもDNAの複雑なふるまいはすごい。

いろんなたとえ話で理解を深めてくれるけれど、私にはたとえ話の方に知らないことが多すぎて・・・(笑)




丸善出版
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