toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「キケン」 有川浩

2013年05月15日 | 読書日記
キケンとは「機械制御研究会」のこと。
もちろん「危険」とかけてあります。
成南電気工科大学のキケンを舞台にした物語。
理系だけの大学の工学部卒業の私としては、自分の大学時代と重なることばかり・・・
クラブ活動だけでなく、学園祭の話では300人もいる寮での寮祭を思い出した。
有川浩は何故こんな世界がリアルに描けたんだろう??
ラストもちょっとクサイけどなかなか良い。

ただエンジニアとして言わせて貰うと、ロボット相撲の場面では致命的な間違えがいくつか有ります。
1 元々ソフトの実行速度はハードウェアより遥かに速い。
2 モータを高速回転させてもトルクの限界以上ではメカが動かない。
3 「基盤」ではなくて「基板」です。


新潮社
コメント (2)
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