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情報処理技術への入門書

2017-07-03 04:04:39 | Weblog

 おはようございます。

 第0章第4節は今日の表題の言葉でした。その第一段落にコンピュータの基本のキーワード、すなわちCPUと周辺装置が現れていました。第一段落に2つのキーワードがあるのは珍しいと思いました。でも、この二つの用語を説明しないと次の節や章から上手く説明できないのは当然です。第一段落はこれらの用語を説明するために書いた文章でした。この2つの説明は簡単な言葉のようで短く説明するのは難しかったのか、この文章には苦労の跡が偲ばれると思いました。以下にその文章を転記します。

『従来、コンピュータのCPUの本体は高価で、ブラックボックスとして特別な部屋に鎮座していました。しかし、今日では、コンピュータのCPUは小型・低価格化し、周辺装置も小型化しています。オフィスのいたるところにコンピュータが存在し、誰もがコンピュータのユーザとなる時代です。しかし、これが問題なのです。ユーザが増えればそれだけで、実は見えない人件費が増加しています。アウトソーシングによって運用を外注してもあまり合理化できません。知らないうちにプリンタの消耗品はどこかで発注されていますし、そのために人手もかかっています。サービスのコスト上昇が、明確な数字には表れてこないからです。パソコンの市場ではこの現象が最も顕著に現れています。コンピュータを取り巻く環境が一変しています。』

 キーワードは第一段落のCPUと周辺装置の他に、第二段落にアウトソーシングとパラダイムシフトがあります。これらは当時、コンピュータシステムの好き者たちの流行語の一つだったのでは。今は後者の二の言葉も一般的かもしれません。当時、これらの言葉は新しい流れを示していたように思えています。簡単に言えば新鮮で革新を表す言葉だったのです。

 富士通の商品企画の人、昔の悪友でしたが、ニューヨーク駐在員だった後の常務は「最近、なんでもパラダイムシフトといっているんだ。説得が簡単だからだ。」と笑いながら、上司をバカにしたような口調で言っていたのを覚えています。良く言うよ、プロセスと独自性が必須なのにと思っていました。かつて悪友の上司だった故か、中村師匠も好きな言葉だったようです。何度もユーザーサポートの面から質問されました。

 前置きが長くなりました。短くまとめます。言いたかったのは第二段落の2つのキーワードでした。このパラダイムシフトの用語の絵を右側のページに持ってきて、パラダイムシフトを右上に持ってくるには2つのキーワードの説明をそれぞれ1ページでするのが良いだろう、基本の言葉のCPUと周辺装置なら1ページ説明するのも容易だろうと考えて文章を書いたことを思い出しました。思いのほかに、基本の用語は1ページでは難しかったのでしょう。

 今日はここまでにします。

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