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マルチメディアに先進技術

2017-07-18 04:03:15 | Weblog

 おはようございます。

 第5章の題名は、パソコンが支えるマルチメディア時代でした。マルチメディアの用語が章名に使われていたとは、一瞬不思議でした。以前に書いたように、私が好きな言葉ではなかったからです。使われていた理由をいろいろ思い出しました。業界でこの言葉は流行っていました。まず、章のはじめにの箇条書き、4項目を以下に転記します。

・マルチメディアを市場としてではなく、社会に変革を起こす技術としてとらえるべきです。

・サブノートブックからサーバまでのすべてのジャンルで、パソコンは高機能化・高性能化・定価価格化しています。そのあり余るパワーが生きるのは、マルチメディアアプリケーションです。

・従来から情報を生産してきた会社には、マルチメディア分野への進出に大きなチャンスがあります。出版・新聞・放送など、従来の情報の生産ノウハウは、マルチメディア情報の生産に役立ちます。

・パソコンの標準のOSはWindowsです。当面、この状況に変化はないでしょう。しかし、現在のWindowsは、マルチタスク処理や安定性に問題を含んでいます。

 先頭の箇条書きを読んだら、この章の題名にマルチメディアの用語が使われていた理由が分かりました。市場論ではなく、技術論の立場からマルチメディアの用語を考えたようです。新しい、先端技術と商品とサービスはこの領域にあると考えていたようです。良い説明がCG分野の説明の節がありました。

 インターラクティブタイトルの用語説明に、koderaの4項目箇条書きから変換したようなイメージ図像がありました。変換してはいないはずです。直接書くこともできたのでしょう。でもこの本の絵を書いてとても疲れた覚えもあります。多分、まだ4項目の箇条書きのプロセスを知らなかったのだと今はよく分かります。

 イメージ図像を知る上でも、今日のスマホのゲームアプリを志す高校生にこの用語説明を読んで欲しいと思いました。また、エデュテイメントの用語では教育用のタイトル開発の基礎的な考え方を述べています。先生方にも読んで欲しいと思います。でも、この本も市場の本屋さんではあまり売れず、発売後、1年で絶版しました。編集長が病気になったのもソフトバンクの方針が変わった原因の一つだったように今は思えます。彼も1年以上休職し職場復帰できました。今となれば笑うしかありません。

 今日はここまでにします。

コメント
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