創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

創造性欠如の結果

2017-10-31 04:03:54 | Weblog

 おはようございます。

 おわりにの第2節の題名は読者が身につけて欲しい能力です。まずその先頭の段落を転記します。

『デフレ経済の環境を打破するために、組織論や政策論や財務論や金融論が重要ですが、日本企業が不調である最大の要因は、消費者が買いたいと思う商品を作れなくなったからであり、担当者の創造性の欠如だと思います。すなわち、「商品企画力の低下」が不調の第一の要因です。潜在顧客が買いたくなる商品を発想する能力を各社の商品企画の担当者が身につけるには、創造性の開発が日本企業の緊急課題だと思います。』

 仕事仲間に文系の教授や銀行のお偉いさんがいました。彼らはとても優秀でした。大所高所から日本経済の進むべき方向を語れました。私はとても勉強になりました。でも、まだ物価は上がっている感じはしますが、日本のデフレが解消されていないようです。長い間、デフレが続いているようです。

 ebisu先生の言う通り、超優秀な人は一握りで十分かも。私のような庶民はできることにベストを尽くす、実践こそ大事。SNSでお偉いさんにケチをつけても、負け犬の遠吠えのように思えます。時間は一番大事な資源です。

 私のクラブ員だった、今40前後の開成生は好きなことを学生時代にアルバイト。そのまま職業にしたと、文系の人は言えます。何故か官僚はいません。理系は医学部を目指した人や、理学部を目指した人が多く、職業関連のバイトは無関係。家庭教師をしていました。

 起業するか、栄養大生なら別ですが、客商売の第三次産業のバイトは不味いかも。お客様は神様です。神様は敬えば良いし、ご利益は期待せず、お天道様に恥ずかしくない行いをすれば良いだけ。

 株屋でバイトした学生は調査会社に就職し、独立。IPOで大儲け。東大教授の10倍の年収かも。弁護士試験に4年の時に合格した人は、高校生から兄のレポート代筆のバイトで鍛錬。今は東大教授の3倍の年収かも。

 兄はなお天才。勉強嫌いの文系。でも弁護士試験も国一試験も合格。国費でドイツへ留学。数学博士号を取り、ドイツで先生。日本に戻ってきません。私の従弟は医学部落第。アメリカへ留学。今はUCLAの耳鼻科のパーマネントの教授。私の最高時の年収の3倍程度。研究費は青天井。やる気ある若者が日本の大学からいなくなるのも道理。

 東大も京大も、その他など推して知るべし。日本の大学は理論だけ。狭い知識だけの世界のマイナー。創造性の教育など信じないから。経済人も職業政治家も信じられない。むしろデフレが良いのです。ひとたびインフレになったら、終戦直後の再来になるでしょう。若い人は心して自分を磨くべき。南無大師金剛遍照。

 今日はここまでにします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治の教育者の真似事

2017-10-30 04:08:35 | Weblog

 おはようございます。

 学習に関する考え方の第二段落には明治の教育界の偉人の名前とその紹介が書かれていました。その一部を転記します。

『・・・。迷信がはびこっていた時代、井上円了先生は全国を行脚し、請われれば講話し、寄付を集め、東京帝国大学の哲学科促成講義の内容を市井の子弟に教えました。・・・。文部次官だった澤柳政太郎先生は、東北帝国大学と京都帝国大学の総長を歴任した後、成城小学校を設立しました。・・・』

 大学院時代だったか、松本清張がサンデー毎日に連載していた小説東京大学の、哲学館焼き討ち事件の話が面白いと義理の兄に私は言ったことがありました。義理の兄は東洋大学で博士号をもらい、講師をしていたからです。余談ですが、その後彼は教授になり、板倉キャンパスの設立に貢献し、今は名誉教授です。寺の住職も兼務し、二足の草鞋を履いていたから村の要人を説得できたようです。住職ですのでとても気が練れた人でした。私がからかっても笑っているだけの人、カラオケやボートが好きでした。

 彼から井上円了先生の色々な本を紹介され、2,3冊読みました。妖怪話が面白いと思いました。彼は坊主だから不思議な話が好きなだけでなく、井上円了先生の不思議な話が上手でした。講義でも役立つと言っていました。なお大学でのシェイクスピアの話もイギリスのマザーグースの歌も面白く話せるようです。檀家にも評判がよく、檀家は増え、今は自作の牡丹園の運営に凝っています。

 澤柳政太郎先生が設立した成城学園に私は初等科から高校まで通いました。初等科では式があるたびに講堂の母の館で、求むる所第一義が澤柳精神だと教えられました。小学校の時はあまり気にしませんでしたが、次第に私は貴方の信条は何ですかと問われたら、この言葉を言うことにしていました。

 最近、澤柳先生は成城学園の初等科の前身を作る時、随時随所楽しまざる無し、の教育を実践したかったように思えてきました。いつでもどこでも楽しめよ、ということです。成城学園の初等科では校長先生が式で祝辞を述べる時、求むる所第一義に続けて、必ず良く学び良く遊べと言いました。中学からの校長は求むる所第一義だけになりましたが。

 お蔭かどうか分かりませんが、この歳まで、随時随所楽しまざる無しで、私は生きてきたようです。会社では窓際族でしたが、お蔭でいろいろ経験でき楽しめました。大学では女子大生を上手く教えられました。高校では生徒にも先生にも馬鹿にされました。役立たずと理事長に言われました。でも、やる気のある学生の、求むる所の実現に貢献できたと自負しています。人に迷惑を掛けず、面白ければ良い結果になりました。

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若い時の学習効果

2017-10-29 04:05:55 | Weblog

 おはようございます。

 今日も何度も書いたことです。すみません。大学以降に私が読んだ、仕事に役立った本はたくさんあります。ほとんど理工学関係の本や雑誌でした。週刊誌の連載小説や有名な作者の本や連載漫画はたくさん読みました。教育関係の本は、次の3冊だけかもしれません。

・知能の心理学 ピアジェ著 みずず書房 1960年

・創造性の開発 ヴァンファンジュ著 岩波書店 1963年

・システムの科学 H.A. サイモン著 ダイヤモンド社 1969年

 3つ目はシステム屋でないとまず知らないでしょう。人が関わる組織の課題に言及しています。そして三冊とも、人間とシステムの本質に鋭く迫っている良い本だと思います。商品企画にも、若手の指導にも、大学の非常勤の講義にも役立ちました。

 ピアジェ博士はフランス人です。本を読み、フランス人は原理原則を重んじる国民だと感じました。同じ勉強をするなら、少しでも若い時にした方が良いし、意味があると確信しました。若い時、これらの本に出会えたのは本当に幸運でした。

 以下は余談です。バド仲間以外、読む必要はありません。以前書いたことと思いますが、私は40歳代の時、バドを始めました。30年バドクラブを主宰し、バドは園児から始めたら誰でも得意になります。小学校から始めても大丈夫です。素人レベルは越えられます。鉄は熱い内に打ての教えに通じると思います。

 3年前に坐骨神経痛になり、思うように歩けません。昨年は脳に影ができ、物が2重に見えました。バドは空振りするようになりました。でもその時でも、ボールは投げられました。バッティングセンターの110キロの球は打てました。本当に不思議でした。先生も不思議だと言いました。多分、6歳の時から草野球で兄たちに混ざって遊んでいたから、遅い球なら見えていると錯覚していたのでしょう。

 入院し、治療が奇跡的に上手く行ったようです。尊敬する大先生から、回復などありえないと言われました。今は、影は薄れました。でも走れません。バドは全くの初心者に戻りました。これ以上の復活は脊髄手術が必要のようです。あきらめようと思い始めました。

 それでも、愛犬にボールやフリスビーを上手く投げられます。子供以上にでしょう。軽いボールでも愛犬が追いかけるように投げられます。ピッチャーは大学で挫折しました。でもまだ、ボールを投げて、犬や子供たちと遊べます。野球を若い時に一生懸命にやり、役立ちました。

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良書の奨め

2017-10-28 04:01:08 | Weblog

 おはようございます。

 今日は『おわりに』の続きです。『おわりに』は3項目に分かれ、かなりの文章が書かれていました。書き過ぎです。くどい『おわりに』のようであり、本書にすでに説明されていることの繰り返し。不要のまとめのように感じましたが、一番目の項目の、私が考えていた学習に対する基本的な考え方を紹介します。まずその第一段落だけです。この本を書いてから、もう15年以上経ちました。でも考えはあまり変わっていません。

『1)学習に対する基本的な考え方

 一時代前の良書を学校の図書館や国会図書館で読むように若い人に勧めていますが、実際に足を運べる人が少ないのは残念です。最近は出版社も商売優先のためか、原理や原則を容易に勉強できる本が減ったと思います。高度成長時代は、出版社に余裕があったためか、たまには編集者が好む商売抜きの本を発行できました。今は不確実性の時代です。変化への対応力が勝負です。手法の根底に潜む原理と原則を知ることが対応力の前提条件です。黎明期は「百家争鳴」の時代であり、本質を理解している天才がたくさん現れるのが常です。』

 自分の文章だから当たり前ですが、その通りと思いました。江戸時代や明治時代や昭和初期は国も貧乏でした。庶民の救済に命を賭けていた天才が現れていたように私は感じています。皆さんも田中正造、野口英世などの話を読んだことがあるでしょう。今ならウィキで簡単に偉業を読むことができます。まだ読んでいない人は、アクセスすると良いかもしれません。

 今は経済人の時代です。天才と呼ばれる人はビルゲイツやスティーブジョブスのように、お金持になった人が多いように思えます。アメリカの大統領もそうです。ボルトやメッシのような並外れた運動能力を持っていて、並外れた年俸をもらう人は天才中の天才。ノーベル賞をもらった人も。このような成功者が学校の教科書の解説文に増えたように思えます。

 国全体が貧乏な時代、資産を投げうって庶民や村に生きた人が各所にいました。彼らの話を若い時に読むと発想が豊かになると思います。崇高な思想の話は勉強になるからです。伝記など無理、面白くないと思うなら、漱石と芥川の短編をいくつか読んでください。それなら新品でも1000円以下、中古本なら100円で買えるでしょう。国語も人生も学べ、創造性と商品企画の基礎学力をつけるのに役立つと私は考えています。

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おわりにの付言

2017-10-27 04:02:37 | Weblog

 おはようございます。

 本文についてはブログの記事が終わりました。今日は『おわりに』の文章についての紹介とコメントです。まず先頭の言葉を転記します。

『本書の終わりにあたり、筆者の学習に対する基本的な考え方と、読者が本書を読んで身につけたいと思ってほしい能力と、商品企画の手順についてその心得をまとめます。』

 ずいぶん偉そうな言葉だと思いました。でも、これは女子栄養大学の市場情報論の教科書が一番の目的でした。ですから読者は20歳の女子大生を想定して書きました。しかも聴講生です。我慢して読んでください。

 当時、私はシャープの窓際に静かに座っている技師長でした。女子栄養大学の学生さんは皆さんは真面目な人でした。バイトで学費を稼いでいる人もたくさんいました。高校までの教科以上に、お料理が大好きな人のように見えました。作るのも、食べるのも、でした。素直な人が多かったと思います。

 一方、シャープでは、富士通でもでしょうが、結構、腹に一物持つ人が多かったように思えます。皆さん、頭が良く、自負心がありました、私の指導に従った人は若い一部だったと思っています。仕事のできるできないは関係なく、それまでの人生が育んだ心によると私は考えています。

 今は女子栄養大学も受験は大変のようです。若い時から専門性を身につけようと言う人が増え、とても偏差値も上がりました。飽きっぽい私ですが、皆さんを教えるのが面白かった。ですから10年も続けられました。大学受験生にお勧めの大学だと思います。理系でも文系でも、お料理が好きなら大丈夫です。

 今日はここまでにします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創造性のまとめ

2017-10-26 03:46:27 | Weblog

 おはようございます。

 第9章第7節に進めます。以下にこの各節と各項の先頭に書かれた文章の1行のまとめを列記します。組織は上に立つ人の心で変わります。

『7.社員が相互に啓蒙しあう組織が強い

  7.1.トップの考え方が幼稚なアイデアを一人前にする

  7.2.組織が成長すれば次第に柔軟性に欠けてしまう

  7.3.リストラにはポジティブフィードバックがある

  7.4.自分を客観視して人の立場に立ち創造性を発揮しよう』

 世のため人のために創造性を発揮してこそ、その創造性の能力に価値が生まれます。自分のためだけに使うなら、悪い方向に創造性を発揮しかねません。千三つの詐欺師や悪徳商法だけではありません。頭の良い高級官僚や大学の先生などですら、時々不祥事が報道されています。

 心の問題は知識や地位にはよりません。どんな立場の人でも悪い心は起こりえるのでしょう。欲を求める心は限度がありません。親鸞のように自分は愚であると、何時も自分を戒めていないと、道を誤りかねないと、自分を例に考えています

 庶民こそ、日常生活に創造性を発揮してこの不確実の時代を生きてゆくことを心がけるべきだと私は思って生きています。

 今日はここまでにします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研修課題へのアドバイス

2017-10-25 04:14:03 | Weblog

 おはようございます。

 今日は第6節に書かれたアドバイスのまとめです。

『6.創造性を育む環境を作るのは会社のトップである

  6.1.最適な教育手法を教育テーマごとに柔軟に適用しよう

   6.1.1.創造性の集合教育は新人に効果がある

   6.1.2.不確実性の時代では社員の創造性が差別化の要件である

   6.1.3.社員の革新性や勉強を促す企業風土を育もう

   6.1.4.お互いに透明な企業風土が提携ビジネスに成功する

  6.2.努力しなければ企業風土の変革は長い年月がかかる

   6.2.1.企業トップは功罪半ばの新規商品を成功と定義する

   6.2.2.コアコンピタンスへの集中に透明な風土が必須である

   6.2.3.課題に革新的に対応でいる人材が海外要員には適任

  6.3.何が本当にインセンティブになるか見つけよう

   6.3.1.アメリカ流の成果主義を日本的に修正しよう

   6.3.2.主義主張より先に具体的な施策を実行しよう

   6.3.3.創造性の教育に一般解や最適解はない

   6.3.4.柔軟性が不確実な環境の事業成功の最大の要件である』

 以上です。今日はここまでにします。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指導者にアドバイス

2017-10-24 04:23:02 | Weblog

 おはようございます。今日は管理職へのアドバイスの4節と5節です。

『4.統合化によって創造的な解決策を発想できる

  4.1.同じ情報の知識でも得た順序で記憶の形式が違う

  4.2.抽象的なモデルを動的かつ跳躍的に変化させる

   4.2.1.断片的な情報から全体の情報を推測するのは経験である

   4.2.2.経験によってシンセシスの能力を強化できる

   4.2.3.多数のサブモデルを簡略にしてひとつに統合する

   4.2.4.日本語の能力がシンセシスの能力を向上する

   4.2.5.分解した課題から新しい目標を合成できる

  4.3.課題解決に努力すれば創造性を開発できる

   4.3.1.全員が環境や状況を自ら判断して柔軟に行動しよう

   4.3.2.全員が主体的に不確実性の課題に迅速に対応しよう

   4.3.3.楽観的なアイデアを信念に深化させる

   4.3.4.人にうまく甘えて好かれよう

   4.3.5.自分の革新的なアイデアを実証するのは自分である

 5.指導者の心を理解すること自体が勉強になる

  5.1.難題な商品企画ほど創造的な学習に重要である

  5.2.新規商品の成功が創造的な社員を再生産する

   5.2.1.創造性教育の継続が会社を発展させる

   5.2.2.新規商品の成功体験で創造性を開発できる

   5.2.3.良い商品や事業が良いチームや人材を生む

   5.2.4.商品企画の革新的なリーダーを育成するのが前提

  5.3.新規商品の戦略的提携により他社の人材を活用する

   5.3.1.新規商品には新規商品のシェルパの助けが必要でる

   5.3.2.筋が良いセンスがある経験者であれば筋の良い商品を選択できる

   5.3.3.小規模の提携ビジネスを多数実行するのが効果的である

  5.4.日々の経験から最良の定石を選択する大局観を養う

   5.4.1.新規商品のプロジェクトは成功させることが大切である

   5.4.2.試行錯誤の知識ベースを構築しよう

   5.4.3.小さな成功から壮大な成功物語を創造しよう

   5.4.4.勝つことで楽観的な大局観を身につけられる

   5.4.5.困難に挑戦しあくせくする能力を習得しよう

   5.4.6.日常の業務の中に革新的な取り組みを発見しよう

   5.4.7.自分が創造的な人間になれると信じることが大切

  5.5.担当者の意欲を引き出す環境が創造性を開発する

   5.5.1.創造性にとって最大の阻害要因は自分自身の中にある

   5.5.2.経験や知識が他人の創造性に水をさす

   5.5.3.他人の目を過度に意識せず集中力を維持しよう

   5.5.4.創造性の発揮に集中力は絶対に必要』

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

担当者への奨めの箇条書き

2017-10-23 04:11:40 | Weblog

 おはようございます。

 今この章を読み返し、節と項目の題名の下に書かれた1行が面白く感じました。箇条書きの良い例であり、この章の説明をよくお分かりいただけると思いますので、下記に転記します。ですからこれらは節名でも項名でありません。今日は若い学生さんや担当者である読者のための前半だけです。

『1.世のため人のためになるように商品を企画しよう

 2.知識の結びつきが思考の範囲と速度を決める

 3.新規商品の企画に一番大切なのは日本語の知識である

  3.1.戦争の語彙にたとえて考えると発想が容易になる

  3.2.推敲によって語彙が増え、思考の範囲が広がる

  3.3.擬態語をひとつだけ使うとその文章を際立たせられる

  3.4.ベストセラーは自分を磨く判断基準になる

  3.5.自分の目に飛び込んできた本が読むべき本の候補である』

 管理職者へのアドバイスは長くなりますので、今日はここまでにします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他業務への応用

2017-10-22 04:04:33 | Weblog

 おはようございます。

 第9章の先頭部分の昨日の続きです。

『第2章から第8章は、「新規商品の企画の業務に創造性が必須である」が要点です。そして、本章の要点は「商品企画の業務を担当すれば、自然と創造性を開発できる」です。本章の説明は8章までの説明と逆の命題の関係があり、創造性の開発と商品企画業務に逆が成り立つとする考え方を示しました。ですから、本質的に同じ内容です。そして、第2章から第8章は創造性開発の模擬ゲームの手順書として活用いただけます。』

 会社には多数のチームや部がありそれぞれに複数の担当者がいます。企画部の外にも、該当商品に関係するや部門があります。生産や営業は他社にお願いするケースも普通です。私が企画で外注したことがある業務は市場調査、取り扱い説明書の製本、書式例、翻訳など。2社以上から見積もりを取り、選択すべき業者を経理に提案しました。

 商品企画の担当は商品が成功する上でごく一部の仕事に過ぎません。若い人が会社に入社し、商品企画を担当する可能性は少ないと思います。しかし、若い時に学んだ知識や経験は歳をとってからも理解しやすいと私は考えています。小さい時に駆けっこが好きだと、学生になった時、どのような種目でも、教科でも得意のレベルまで上手くなると考えています。簡単なことでも1万回繰り返すこと。すると他のことも得意になるのが速くなるでしょう。オタク、変わり者、アホは悪いことではなく有利かもしれません。

 皆さんがあるチームを率いた時、商品企画の経験談が非常に役立つと思っています。そして創造性の開発法を知ることです。今の世の中は、未来が不鮮明だからです。仕事は終わるまで良し悪しが分かりません、正しいと思った策が逆効果になる場合が度々でした。ですから細かく頻繁に情報を収集し、判断し、人に伝えることが必須。細かく早くです。

 第9章に書かれている内容は創造性の開発に関する知識です。企画業務の担当者の観点からは、切れ切れの経験談や知識のように思えるかもしれません。しかし、どのような業務を社会で担当しようと、研究開発だろうと営業だろうと教育部門だろうと、役立つ方法が書かれていると思います。

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする