徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

撤退

2008-07-29 19:00:50 | Weblog
 夕方、オヨメダイラに上る。数日、サル軍団の影を見ない。どこかに移動したのだろうか。いや、油断は禁物である。安心していると必ずやられる。これは戦なのだ。大げさにと言うかも知れないが、奴らに侵入されれば、春からの苦労がすべて水の泡である。彼らの大好物のトウモロコシも熟してきた。

道脇でネットワークの仲間が話している。車を止める。4時ころ、一群がモモやスモモ畑を荒らし、栗平の方へ去って行ったと言うことだ。知人が作業している横で暴れたらしい。結局、もう人間を完全になめてかかっている。轟音玉も恐れないし、ロケット花火も一時の退却に過ぎない。

仲間の一人は、それこそ名誉の撤退をすると言う。なす術がない。3年もやられればそんな気にもなろうと言うものだ。先日、吾妻県民局の第三者員会で発言した。農振地域でないと鳥獣害対策の補助事業が出来ないと言うことに対してだ。

有害鳥獣対策の事業をやりたくても、農振地域でない我が地区には補助金が出ないのだ。県が税金を使って力のある農振地域の農地を保護すれば、奴らは結局、ガードの出来ない弱い耕地にやってくる。これこそ税金を使った格差の拡大ではないか。

結局、ガードだけでは根本的な解決にならないと言うことだ。今日はここまで。明日から19年度決算審査が始まる。