9時少し前、猿追い隊ネットワークの仲間から連絡が入る。遂に栗平にサルが出た。インゲンのツルを食いちぎり、花の咲き始めたばかりのジャガイモの茎を引き抜いたと言う。花火で追ったら林の中に逃げ込んだが、どうも近場に居そうな雰囲気らしい。
門貝で悪行の限りを尽くしてから丁度10日だ。矢張り昨年と同じパターンである。着替えて畑に出る。道上では電話をくれた先輩が、キュウリの手入れをしている。2人で待つことにする。
2時間近く経っただろうか。右手の灌木から鳴き声がする。目をやると数匹のサルがこちらの様子を窺っている。奥の木立も揺れている。大分いそうだ。さあ、いらっしゃい。想定通りのお出ましである。少し引きつけろ。徐々に近づいてくる。
先輩が横から轟音玉を投げつける。耳をつんざくような音がする。奴ら一斉にカラマツの林の中に逃げ込んだ、と思いきや、幹に隠れるようにしてこちらを見ている奴がいる。もう一発轟音玉が跳ねる。流石に今度は見えなくなったが轟音玉にも慣れてきたようだ。これは想定外。
軽トラックで林道を追う。方向的には唐沢の方へ向っているようだ。奴ら帰路なのか。
このあと一群は村役場の裏に出没。住民に軽く挨拶だ。今日はサルだけではない。役場の裏に出ていると言う情報を貰い、仲間に援軍を求めると、目の前でカモシカに電気柵を倒されて補修をしていると言う。舟窪から上がってきて、何かに驚いて一気に畑を突っ走ったらしい。
獣との格闘初日。
門貝で悪行の限りを尽くしてから丁度10日だ。矢張り昨年と同じパターンである。着替えて畑に出る。道上では電話をくれた先輩が、キュウリの手入れをしている。2人で待つことにする。
2時間近く経っただろうか。右手の灌木から鳴き声がする。目をやると数匹のサルがこちらの様子を窺っている。奥の木立も揺れている。大分いそうだ。さあ、いらっしゃい。想定通りのお出ましである。少し引きつけろ。徐々に近づいてくる。
先輩が横から轟音玉を投げつける。耳をつんざくような音がする。奴ら一斉にカラマツの林の中に逃げ込んだ、と思いきや、幹に隠れるようにしてこちらを見ている奴がいる。もう一発轟音玉が跳ねる。流石に今度は見えなくなったが轟音玉にも慣れてきたようだ。これは想定外。
軽トラックで林道を追う。方向的には唐沢の方へ向っているようだ。奴ら帰路なのか。
このあと一群は村役場の裏に出没。住民に軽く挨拶だ。今日はサルだけではない。役場の裏に出ていると言う情報を貰い、仲間に援軍を求めると、目の前でカモシカに電気柵を倒されて補修をしていると言う。舟窪から上がってきて、何かに驚いて一気に畑を突っ走ったらしい。
獣との格闘初日。