徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

議論

2008-10-31 17:55:42 | Weblog
 5日ぶりに何も予定が入っていない。畑の後始末が残っているのだが、空模様を口実にサボってしまった。今まで暖かかったので、今日の寒さがやけに身に染みる。幾つか宿題を抱えているのだが、悪い癖が出て先延ばしの昨今である。

午後、友人宅に出かけ先ほどまで議論してきた。農作業も一区切りでお互い時間の過ぎることを忘れていた。5時のチャイムが鳴って外の薄暗さに気づいた次第である。何を話したかと聞かれれば、諸般の出来事だと答えるのだが、議論は自分の考えを整理する手段の一つだ。

このところ、本格的な論争をしていないので、相手の言葉に対する反応が鈍くなってきたと感じていたので、少しはトレーニングになったかな。若干、脳が活性化したかも知れない。時々、老化現象に襲われ落ち込むに身は貴重な時間である。

明日は中之条に出かける。幾つか用事を片付けよう。

点検

2008-10-30 16:44:48 | Weblog
 消防団及び婦人消防隊の秋季点検が行われた。朝の陽ざしが結構強く感じられたので、普通の支度で出かけたのだが、会場は陽がこぼれはじめたばかりで、身震いである。今年は暖かいといっても、10月末である。例年なら寒風が吹きすさんでも不思議ではないので、寒い中にも好日というところだ。

274名の団員と190名の婦人消防隊。先ほどまで分団の懇親会に参加していたのだが、団員の確保に苦労している現状に危機感を持つ。村外に職場をもつ団員もいて、かなり負担になっているようだ。この傾向はますます進みそうで、5年、10年先に、今の形でやっていけるかどうか、心配である。

消防団の編成がままならない現状を、地域の衰退と考えると、これは深刻な問題である。それはともかく、最後がだらだらと長く、隊員達は大分疲れたようだ。私たちは座っていたからいいのだが、整列して同じような話を聞くのも疲れるだろう。異口同音に挨拶が長かったと言っていた。これは余談。

大変ご苦労様でした。


講師

2008-10-29 21:14:59 | Weblog
 昨日に続いて、吉岡町で行われた「町村議会研修会」に出席する。これからの地方自治というような内容だが、昨日の県町村課主催の講師は、合併のメリットを述べていたが、今日は町村会が主催なので当然講師は合併については消極的である。

群馬県においても平成の大合併で59あった町村が、26町村になった。このうち吾妻郡は1村減って7町村と合併については後進であり、いずれまたこの狭間で揺れ動くことになるだろう。「村が消え町が壊れ人が病む」最初の講師は新聞記者上がりらしく、抒情的に合併の弊害を指摘した。

同僚が「全共闘世代」と看過したが、共有の感性を持っている気がしてある意味では共感できた。ただ残念ながら、今ここで合併の是非について議論できるだけの情報を持っていない。今後の課題だ。

2人目の講師は、政治評論家の森田実氏である。もっと泥臭い話が聞けると思っていたのだが、私たちが日常議論しているような内容で、鋭さが感じられなかったのはどうしたことだろう。

財産

2008-10-28 18:50:06 | Weblog
 「地方分権時代の市町村経営」という講演会を聞いた。県の市町村課の主催らしい。連続講演会で第1回が富岡。第2回が吾妻郡。最後が館林。主催者の意図がどこにあるのかチョット解らないのだが、今日も町村長はじめ、関係者が200名ほど召集された。(解らないというのはジェスチャー)

学者の講演だが、終了後、頭に残ったのは「自立した経営的存在へ」という言葉だ。自ら考え、決めるという経営判断。自ら政策(条例等)を作り、運用する能力。リスクと責任を負う覚悟。これはなるほどと思った次第である。

夕方、仕事で大変世話になった知人に会った。農水省の職員だが今月末で退職するという。最後の仕事に嬬恋を選んでもらい、私としては、嬉しい限りである。三十数年の間に心に残る役人に何人も出会った。この人たちは私の財産だ。この縁をこれからも大切にしよう。

確認

2008-10-27 15:39:03 | Weblog
 今日は恒例の例月出納検査である。監査委員の全国研修に行ってきたばかりなので、その折指摘された何点かを頭において、検査をしようと出かけた。新聞を賑わしている補助金の使途についても聞いてみたいと思っていた。

先月の例月で議論となった案件が、研修会の講師からも指摘されたので、それを確認しない訳にはいかない。これは今後も検討課題である。国の補助金については次回にでも関係書類を見ることにする。もっとも、補助事業が殆どない現状ではそれほどの心配もないか。

今年の予算の目玉として、東西中学校に72台のパソコンが導入された。財政状況の厳しい中ではあるが、この施策については賛成の立場で発言してきたので、一度授業風景を見たいものである。私は情報処理の技術だけで無く、モラル教育も並行して行うべきと提案しているのだが、そのあたりも聞いてみたいとは思っているのだが。

今日は秋の陽を期待していたが、朝それらしく覗いただけで、午後は冬雲に覆われてしまった。洗濯物がすっきりと乾かない。こんなことが頭をよぎるようでは主夫に染まりかけたか。くわばらくわばら。


菊花

2008-10-26 17:35:25 | Weblog
 以前、パソコンスクールでエクセルの勉強をしていた時、練習で知人に作ってやった請求書の様式が機能しなくなったと聞き、行ってみた。計算式の一部が消えている状態だったので、直ぐに修復できたのだが、関数など大分忘れてしまった。

苦労して覚えたのだから、もっと記憶に焼き付いていてよさそうなものだが、簡単にどこかに飛んでしまう。時々感じるのだが、年々、衰えていく能力に愕然とする。運動能力しかり。記憶力しかり。年を重ねればそれが当然だと思えれば良いのだが、なかなか割り切れない。

70歳を過ぎてパソコンを始めた知人がいる。時々教えにいっているのだが、感心なことは、全くパソコンを怖がらない。これは凄いと思う。結構器用に文章を打っている。先ずの目標は年賀状をパソコンで作ることらしい。熱心にやっているようだ。

午前中、地区で模様された「菊花展」を覗いた。これも賑やかである。先輩達の趣味に驚くばかりだ。もう何年続いているだろうか。私の父親なども健在の頃は出品していたので、15年くらいは続いているに違いない。華やかである。これも生きがい。

結婚

2008-10-25 16:52:40 | Weblog
 久し振りの結婚式で結構疲れた。昨日からアルコールが切れないような状況で、体が何となくすっきりしない。それはそれとして、挨拶をと言われていて話の概要は準備していたのだが、最初に指名され少し戸惑ってしまった。

ライトを浴び緊張したのか、スタートは調子が出ず頭の中が白くなる状況で、「あれ」と思ったのだが、ノッテきたところで話が終わってしまった。まあ、最低限の勤めは果たしたにしておこう。その後は一生懸命酒を注ぎに回った。

お世話になった人へのせめてもの恩返しである。素敵な2人なので頑張って欲しいものである。結婚式の最後はいつも泣けるのだが、年をとると涙腺が緩むらしく今日も例外ではなかった。私としては花嫁の父親になる可能性はあるのだが、出来たらこの場面は逃げ出そう。

これからサルネットの会議に出かける。下から行政を動かそう。

中杉

2008-10-24 20:41:21 | Weblog
 千代田区との姉妹提携20周年記念に出席して先ほど戻った。今日のニュースは何といっても「中杉時代」の同級生に会えたこと。控え室にいる私を訪ねてくれたのだが、何十年振りかの再会で一瞬時間が止まりかけ、そのあと一気に動き出した。

私の青春の足跡がこんな形で残っていることがひどく嬉しかった。いずれにしても9年間過ごした東京である。明日はその「中杉」の同期会なのだが、都合で出席出来ず、今日の再会がその代替えみたいなものだ。

これを機会にお互い連絡し合おうと話した。友人・知人がそれぞれの地域で根をおろして生活していることは嬉しいことだ。帰りのバスの中で、明日の同期会の幹事に電話を入れ、偶然の出来事を披露した。

千代田区との関係が私の中で深まったような気がする。改めて会うことにしよう。

1本

2008-10-23 16:39:58 | Weblog
 この土曜日には結婚式に招待されている。久し振りである。そこで慶事用のネクタイを出してみた。ところがである。何と色があせているではないか。時代ものといえばそうなのだが、現役の頃買ったので結構良いものと思っていたのだが、管理が十分でなかったということか。

これでは使い物にならない。もう一本出してみるが、こちらは若かりし日のシミが浮き出している。これも使えずどうしようかと考える。明日は、7時前に家を出なくてはならない。千代田区との姉妹提携20周年記念の式典で東京に行く。帰宅は夜半である。

結局、上田まで出かけることにした。午後2時である。住吉町の「青山」でチョット洒落たネクタイをものにする。熱心な店員がワイシャツや靴下まで勧めるのだが、目的を果たしたので早々に退散する。だがしかし、片道40分かけてネクタイ一本では不経済だと考え「アルペン」による。

気に行ったジャージがあったら買いたかったのだが、なかなかイメージに合うものがない。年をとったせいか、好みが狭くなっているのかもしれない。ともかく、上田まで行ってネクタイ1本の図である。

野猿

2008-10-22 18:06:27 | Weblog
 所属する委員会の視察で富岡市から沼田市を回ってきた。結構な道のりであるが、有害鳥獣対策の先進地ということで計画が組まれたようだ。富岡は旧妙義町の野猿対策、沼田市は旧利根村のイノシシとシカ対策としての防御柵である。

富岡の野猿対策は非常に参考になった。我々は場当たり的な対応しかとっていないが、それでは被害を軽減することは無理だと実感した。生態を調査して、野猿の行動を把握し、先進の情報を集めて的確な対応をとる。こういう一連のシステムが確立されている。

また、提携する大学での学術面の研究も進んでいるようで、野猿対策のモデルを見た感じである。そうかと言って大金をかけているかというと、そんなことはなく、結局、野猿対策を講じようとする行政や地域の熱意の結果だと思わざるを得ない。

旧利根村はイノシシやシカ対策のために一定の地域を金網で囲っていた。総延長40kmに及び1mあたり1万円というから4億円の事業である。合併前からの事業で、受益者負担は無いということだ。

いずれにしても、鳥獣害対策は緊急の課題である。最初に財政事業を考えていては、いい案も生まれない。とにかく適切な計画を作ることだ。せっかくの視察を生かさなければ意味がない。冷静すぎてもことは進まない。