徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

渋滞

2009-07-31 16:18:50 | Weblog
 東京時代の上司に会いに軽井沢に行く。上等なワインを土産に持ってきたと連絡を貰い、喜び勇んで出かけることにした。朝6時から畑で野菜を収穫し、一端、軽トラックに積んだのだが、場所がかの有名なP.ホテルであることを思い出し、乗用車に変えた。

夏休みに入り道路の渋滞を心配していたのだが、普段より若干多いいくらいで、時間どおりにP.ホテルに着いた。しかし、ここの駐車場はほぼ満車で想像していた通り賑やかである。このホテルの料金は知らないが、まだまだ、我が国には余裕のある人たちが大勢いるようだ。

東京の知人会うと時々考えることがある。田舎に戻らずに東京に残っていたら、どんな人生を送っていただろうかと。いずれにしても、勤め人として平凡に生きていたに違いない。もっとも、都会のストレスに押しつぶされていたかも知れないが。

現実に戻ろう。私たちが対峙している「野猿」軍団は約100匹ということであったが、ひょとすると150頭近いかもしれないということである。今日監視人が万座川を渡るのを確認したようだ。やはり、増えているのだ。

昼に万座川を渡って我が地区の裏山まで来ているという。これから巡視に出かける。

追記
サル出没情報 133匹まで確認できたということだ。大きな成果だ。これからの対応はこの数字が基準になる。結局、今日は大前落合橋付近まで移動している。凄い距離だ。
 
明日の早朝が危ない。

客人

2009-07-30 18:15:07 | Weblog
 朝から気合を入れて待っていたのだが、「待ち人」は現れなかった。「サル接近警報装置」も3度確認に行ったが、異常なし。午後4時まで栗平の畑に張り付いていた。お陰で草刈りに防除と、だいぶ農作業は進んだが。

来るか来ないか解らない客人を待っているのも大変である。それも炎天下でだ。まあ、それは良いとしても、サル軍団に対抗する兵器は花火と轟音玉だけなのだ。まったく、ドンキホーテの気分である。これで「野猿」の軍団が出没を諦めることなどあるだろうか。

恐らくあるまい。あったとしても、外の地区に被害が及ぶだけだ。すでにそんな状況である。

昼前、上の娘に送ろうと野菜を宅配センターに持ち込んだ。そこで隣の集落の知人と一緒になる。知人は「サル」にやられないうちに送るのだという。そして付け加える。皆さんが一生懸命追うので、サルが干俣までやってきたと。

私が優秀な追払い隊員であることはおくびにも出さない。が、辛い現実ではある。

追記
サル出没情報がFAXされてきた。軍団は門貝須原付近に留まっているらしい。明日は大丈夫だろう。

警報

2009-07-29 20:20:07 | Weblog
 午後3時 草刈りを終えて戻ろうとすると、携帯が鳴った。サルネットからだ。「野猿」の軍団が我が地区に向かっているらしい。昨日はクマで今度はサルか。家には寄らずそのままオヨメ平に直行。隊員が3人、設置したばかりの「サル接近警報システム」の前に集合していた。

500m圏に入れば警報装置が作動する仕組みである。この装置については、私自身一般質問で取り上げたこともあり、上手く機能して欲しいと願っているのだが、一抹の不安も抱いている。有効であることを証明する絶好のチャンスだ。

・・・と1時間ほど待ったのだが、サルの大軍団が近づいてくる気配はない。監視員に連絡を入れると、「戸花」方面で留まったのではないかという判断である。そうなると奴らとの一戦は明日以降に持ち越しだ。解散。

今日も「サル」の話で恐縮だが、一たび侵入されようものなら、春以降の苦労がすべて水の泡である。厳しい財政状況にも関わらず、金も人もかけようとしているのだが、なかなか思い通りにはいかない。だが、根を上げて諦めたら終わりである。闘争心に無理やり火をつけて奴らと対峙する。

明日は早朝から戦闘モード。

追記
 午後6時過ぎ、「サル出没情報」がFAXされてきた。約100匹の軍団は、明日、我が地区に出没する可能性があるということだ。予想通り。花インゲン、トウモロコシ外、相手は雑食性だ。ともかく、隙を作らないことだ。

仁義

2009-07-28 16:27:17 | Weblog
 昼過ぎ、休耕田の草を刈ろうと思って出かけた。例年だと2,3回刈るのだが、今年は1回で終わりそうである。梅雨を経て腰丈ほどまで伸びている。馬力の小さい草刈り機なのではかどらない。その上、1時間もすると雨が降ってきた。

頑張ってみたのだが、次第に雨脚が激しくなり、わずかに残し撤収した。池を造ってタニシを放そうとか、クレソンを植えようとか外野がいろいろ考えるのだが、なかなか実施に移らない。取り敢えず、近隣に迷惑がかからないよう、草だけは刈っておこう。

昨夜の会議だが、「鎌原城址」に中継基地が出来なかった場合の選択肢を3つに絞った。中継基地の結論が出た段階で具体的に動き出す。この件について首長も東奔西走している。陳情している以上、その結論を待つのは仁義である。

共聴組合によるギャップフィラー方式については具体的な見積もりが出た。今後、もう1案も含めてCATVとの比較になる。私の考えは決まっているのだが、区民それぞれが判断することになる。取り敢えずは、区民に的確な説明をすることが肝要だ。

認識

2009-07-27 18:08:48 | Weblog
 今夜は地区のテレビ組合代表者の話し合いがある。言わずと知れた地デジ対策だ。我が地区としては、鎌原城址への中継基地建設を要望しているのだが、実現は難しそうである。ここに基地が建設されないのはおかしいと、誰もが考えているのだが、何らかのやらない理由があるのだろう。

ここにきて、テレビがデジタルへの転換をしきりに流し始めた。区民の関心も高まってきたようで、「地デジ対策」はどうなるのか、と聞かれる。後2年、ジャスト2年なのだ。考えてみれば心配しない方がおかしい。

午後、私用で役場に出かけたついでに担当課に立ち寄る。会議では、行政の対応について質問があるだろうと考え、意見を聞いた。残念ながら、情報環境の認識にだいぶ差があるようだ。立場が違うので当然と言えば当然だが、若干血圧を上げた。まあ、建設的に考えるということにしておこう。

多分、今日は選択肢を具体的に検討することになるだろう。最後は組合員個々の判断になるのだが、判断の材料は提示する必要がある。

ようやく雨が上がった。


閑話

2009-07-26 15:23:03 | Weblog
 閑話休題 

 前橋の姉夫婦が野菜の収穫にやってきた。今年は春先から腰の調子が万全でなく、畑づくり、植え付け、草むしりと世話になった。姉弟でも義理があるという訳だ。2時間ほどかけ、モロッコ、ナス、ミニトマトにキュウリと2人で抱えきれないほど車のトランクに積んで、戻っていった。

7月も末になり、流石に雑草の伸びも内輪になったようで、さほど気にならない。キュウリのベト病も止まっている。防除が効いているようだ。2番目の大根がちょうど収穫出来そうだ。畑が作物に覆われ、生き生きしている。眺めていて何となく嬉しくなる。

こんな生活を望んでいたという気もするのだが、多分それは今だから言えること。若いころは、こんな自然を相手にするよりも、人間の泥臭さの中で息をしている方が相応であった。

昨夜は祭りの会場で千代田区からの来賓と話をした。同世代で話題は神田や駿河台におよび盛り上がる。40年近い空白の期間が少しばかり埋まり、若返ったような気持ちになる。

そして今日は収穫。きっと昨日があって今日があるということ。

花火

2009-07-25 14:03:43 | Weblog
 今日は「つまごい祭り」である。第29回を迎えるという。最初のころは、平日にそれも昼間から祭り騒ぎで、今なら完全に新聞ダネである。罪悪感もなく鷹揚な時代であった。私などはこのあたりの申し子である。

一度など、会計検査とぶつかり、検査会場まで「カラオケ」の歌声が聞こえてきた。この時は、流石に検査官も身が入らないらしく、雑談に終始していた記憶がある。

「祭り」のメインは花火大会だが、全国的には資金が集まらず中止という報道がいくつかあったが、嬬恋は例年並みだ。現在の経済状況を考えれば、お願いする方も出す方も大変であったことは想像に難くない。

夕方出かけようと思っているのだが、「キャベツマラソン」の次は「お祭り」と裏方も大変だろう。そういえば、「文化祭実施委員会」の通知も届いていた。こちらは第58回ということだ。

歴史を誇ると言うべきか。それとも・・・。

担当

2009-07-24 17:29:23 | Weblog
 気持ちが切れない内にと考え、朝一番で役場に出向く。昨日の小口融資審査会で疑問に感じた点について、確認したいと考えた。人間というのは面白いもので、初めて経験することに対しは、感性が素直に反応する。

私はこういう感覚を大事にしている。生来、論理的な思考は余り得意でない。いずれにしても、担当の考えも聞きたかったし、勉強もせずに審査会に臨んだ、反省を込めてである。

明日の「嬬恋祭り」の準備で忙しそうな担当をつかまえて、率直な話をした。担当の怪訝そうな顔を見て、多分、業務に携わっている人間からすると、私の疑問がそれこそ「疑問」に感じるのだろうと思った。

行政の政策遂行と議会の監視機能という問題を含んでいるので、なかなか難しいのだが、委員としての基準を持たないと責任が果たせない。少なくても、そう考えている。ここは解って貰いたいと思うのだが。

不順な天気が続いている。明け方に降っては日中陽が射す。畑の作物が心配だ。明日の天気はどうだろうか。

審査

2009-07-23 16:22:46 | Weblog
 嬬恋村小口資金等融資審査委員会委員の委嘱を受け、初めての審査会に臨む。ここに嬬恋村の中小企業の現実があるのだろう。正直のところ、キャベツの価格で村の景気を推し量っていたような一面があるので、若干緊張気味である。

初回で、流れがどのようなものか見据えるのが精いっぱいで、判断の基準がまとまらない。数回こなしてみないとどのように関われるか、確証が持てない。ただ、数字を追っていて、新任の私には2,3統計的な資料が欲しいと思った。

議会から出ているということは、それなりの理由と使命があるはずだ。少なくてもそれは果たさなければならない。相手はプロの金融団である。その意図も感じなければならない。2年の任期ということなので、1日も早く、先輩委員のように、判断の基準を確立しよう。

終了後、10時半から「観光振興特別対策委員」の意見交換会。欠けていると言われる「食文化と観光振興」と題して自由に討議を行う。委員長の思いが熱く、居眠りでもしようものなら、追いだされそうな雰囲気である。

それはともかく、事務局も含め6人で熱く語った。だが、語ることは誰でもでる。問題はこれからどう転がすかだ。それが真骨頂。


猛烈

2009-07-22 17:03:05 | Weblog
明け方の激しい雨に驚く。少々疲れが溜まっているのか、今日「歩くこと」は中止と30分ほど余計に寝てしまった。しかしながら、生まれつきの貧乏性が災いして、それ以上は寝ていられず、小雨の中を傘をさして歩いてみた。

濁流が猛烈な勢いで家の横を流れおちている。短期間であったが、降るにも降った。吾妻川の様子はどうだろうか。現役のころは、集中豪雨があると、道路の決壊や表土の流失が気になり、食事もとらずに現場に向かったものだが、今はそんなことは忘れている。

近くで被害が出ている様子が無いので、家に戻る。すると区長が「サル出没情報」と地デジの会議通知を持ってきた。区長も朝に晩に大変である。サルは上の貝方面にいるらしい。無防備で無警戒な餌場で悠々としているようだ。

朝、役場でサルの監視人と話をした。プロの追い払いなので、流石の猿軍団も戻ることができないのかもしれない。この先をどうまとめていくか、考えよう。