徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

感謝

2009-03-31 17:13:01 | Weblog
 家内が今日定年を迎える。一緒になって三十数年、一度たりとも感謝の言葉を口にしたことなどない私だが、今日だけは「お疲れさん」と心の中で叫ぼう。今朝も普通に出て行ったので、普通に戻ってくるだろう。

本人が自分の勤め人人生をどう思って今日を迎えたかは知らないが、選挙の余波で一時期、専門外の部署に回されたことは心外であったに違いない。彼女も周りも黙して語らないが、この一件は私の気持ちの中に今でも重くのしかかっている。

権力を行使した側はそんなことは覚えていまいが、行使された側は生涯忘れることはないだろう。所詮、勤め人は無力なのだ。合理性のない人事は怨念を残すだけだ。権力を持つものはそのことを知るべきだと私は思う。

今年も定年を前に5人も退職者がいるようだ。それぞれ事情があるのだろう。こちらにも住民の1人として「長い間御苦労さま」と言いたい。


持参

2009-03-30 17:38:51 | Weblog
 午前中、友人の父親の葬儀に参列。多くの同級生と言葉を交わす。先ずはキャベツの苗床の話。早いものについては順調らしい。このところの花冷えは厳しいが、今週、気温が上がれば一気に春めく。やっぱり春は早い。臨戦態勢直前である。

勤め人は定年を過ぎ、転機を迎えているのだが、農家はまだまだ現役である。私だって仕事はいくらもできると思うのだが、それが許されないのが勤め人の人生である。羨ましいかぎり農業。

午後、会報の原稿を印刷所に出した。ボリュウムが大きすぎてメール送信できない。USBを持参した。年度の切り替えで印刷物も殺到している。暮れには無理をお願いして、年内に仕上げてもらったので、今回は何も言わずに置いてきた。上がり次第配るということだ。

ウィンドウズを更新してもらい、私の原稿がそのまま印刷に回ることになる。ミスがあればすべて私の責任となっているので、今日もチェックしてくださいと、ゲラを渡される。

大丈夫です。今度は大丈夫です。と言いつつ毎回修正で大分信用を落としている。人の好い主人に助けられてNO.8まできた。本当に半分である。16号までいけば任期だ。

今回は表とグラフを多く使った。私なりに嬬恋村の財政状況とH21の予算について説明している。分かり易くと考え、工夫はしたつもりなのだが、原稿を見た知人が少し難しくないかという。

先ずは読んでみてください。

理由

2009-03-29 20:35:51 | Weblog
 初冬のような冷え込みである。雨戸をあけてのぞくと、隣家の屋根も庭先も一面霜に覆われて、一瞬身震いをした。昨日のクロッカスの畑が気になる。窓から望む浅間山は朝日を受けてきつ然としている。

昨夜、3月定例会の一般質問原稿を公開した。8回目の一般質問になるのだが、私的には一番出来が悪かった。理由の1つは、メインに据えて資料を集めていた「指定管理者」制度の課題を落としたことにもある。

他のテーマが抽象的すぎたか。

全員協議会で質問が出て、協議中との回答で私も交渉事だと考えて質問を遠慮した。いずれにしても、指定管理者の選定には議会の議決が必要なので説明があるだろう。

一般質問を読んだ読者から、当局の答弁を知りたいという要望がある。今回はICレコーダーで自分の分については録音した。今後どういう形で公開できるか考えていきたいと思う。

答弁の概略については「会報」で公開しているが、議場の雰囲気は出せない。これからの課題である。

追記

結局、江戸の桜は私にとっては無縁でした。「花冷え」がすぎて、満開のハズがちらほら。遊覧船や屋形船の賑わいとは裏腹に、神田川堤の桜並木は未だ静かなものでした。桜は嬬恋で愛でることにします。

季節

2009-03-28 19:59:01 | Weblog
 「花冷え」誰が名づけたのだろうか。私の好きな日本語の1つだ。「桜の花の咲く頃に寒さが戻って冷え込むこと」の意だが、何といっても桜と結びつくことが創造力を刺激する。

政治が混乱していても、経済が低迷していても、格差が拡大していても、この言葉を耳にすると何となく幸せな気持ちになる。「花冷え」が続けば桜の花の寿命が延びる。そう思えば、隅田川の川風も冷たくは感じない。

午後、20分ほど散歩した。空気はそれこそ花冷えだが、陽だまりの畑でクロッカスが咲き誇っている。一面である。畑の主は誰だろう。庭先では色とりどりのパンジーが花びらを西日にさらしている。

三寒四温。花冷えも長くは続かない。1日、1日春めく季節に抱かれて、私は何を考えているのだろうか。

さて、現実に戻る。友人の父親の訃報を知り、お悔やみに行ってきた。落胆している友をみて、私も父の死に直面した時の自分を思い出していた。声をかけても返事のない父親の脈をとった時の記憶は鮮明である。

友も今日そんな経験をしたのだろう。花冷えの中の出来事である。

花見

2009-03-27 17:13:16 | Weblog
 朝、上田に下った。鳥居峠は3月末の風景とはとても思えなかった。寒中のようなたたずまいである。久しぶりの雪道で緊張する。暖冬、暖冬と喜んでいたが、結局、帳尻は合うことになっているらしい。桜前線も立ち止まっているようだ。

桜と言えば、日曜日には江戸に出る。屋形船での「お花見会」に招待されているのだ。「桜を見ながら、てんぷらにで舌鼓を打ち」と書いてある。「お酒を飲んで」とは書いてないところがミソである。

これは行かねばなるまいと考えていた矢先の腰痛である。ペンディングにしていたのだが、行くことにした。お陰で腰のほうも大分良くなり、油断しなければ大丈夫だろう。ほとんど平常である。

東京の桜にはあまり思い出がない。何故かというと、高校時代は修了式が終わると帰郷していたので、4月の新学期に上京する折には上野は葉桜であった。大学時代は、そもそも桜を愛でるような余裕のある生活をしていなかった。

たった一度、新入社員の年、花見の場所取りに行かされたような記憶があるのだが、それも定かではない。多分、酔って忘れたしまったのだろう。そんな私の桜見物である。

職場

2009-03-26 17:43:20 | Weblog
 清算年度末を迎えて開拓組合の決算について税理士と打ち合わせをした。法人税が考えていた以上になりそうだ。いずれにしても、税については専門家に任せるしかない。この時代に、国はともかく村にはだいぶ貢献することになるだろう。

ようやく先が見えたのだが、税理士から要請された資料を作るのは私で、結構な作業である。3月議会も終わったので、愚痴らず間に合わせよう。考えてみれば大きな仕事のまとめである。有終の美という言葉もある。

これで2つ目の組織解散に携わった。33年勤めた土地改良区の解散では、同僚の首を切り、最後は自分の首を切って組織を解散させた。勤め人が定年を迎える前に職場を失うことはきついことだ。

覚悟はしているつもりだったが、若干の挫折感には見舞われた。子供を2人東京に出している生活の面。寝食をわすれてやってきたことへの評価。100%納得できなかったその感覚は今でも引きずっている。

年度末、さまざまな思いが交錯する。

杞憂

2009-03-25 17:15:23 | Weblog
 午前中、例月検査を済ませた。2月分なので年度末を控え、各種補助金の概算払いもある。補助金のあり方については、2年間議論してきたこともあり、何件か目を通した。例月の検査資料だけでは分からない面もあり、やはり、定期監査は必要だろう。

郡内の監査状況についての資料を貰ったが、方法にあまり大きな違いはないようだ。公益法人で仕事をしていた身とすると、誤解を恐れずに言えば、監査も官の仕事は「間違いのないこと」が前提になっている様な気がする。

会報の原稿を仕上げている。これが上がらないと定例会が終わったことにならない。腰に気を使いながらだが、今月中には何とか印刷所に入れたいと思う。例月検査の間中雪が降っていた。積もれば雪かきをどうしようと考えていたが、杞憂であった。

今夜は送別会があるとのことだが、これは欠席とした。自己管理ができない職務怠慢。反省しきりである。

人事

2009-03-24 16:29:39 | Weblog
 昨日は腰痛に見舞われ、県政説明会を欠席した。体調が落ちている。今日は整形外科でレントゲンを撮った。腰のレントゲンは初めてである。変形もなくきれいだという。結局、疲れが出たのだろうという診断である。

ここ数日、会報作りでパソコンに向かっている時間が多かった。始めると集中するタイプなので、ことが起こらないと気がつかない。長い時間座り続けるのは腰によくないという。私の最大の欠点である。陽気も良くなったので少し体を鍛えよう。

畑仕事が始まるまでもう少しである。

午後、人事異動の内容を聞いた。ふん、なるほど、なるほど。人事は難しい。結局は結果だ。外野は静かにみているほうが良い。まだ腰が本調子ではないので今日はここまで。

価値

2009-03-22 21:25:44 | Weblog
 10時、「定額給付金」の受付がどうなっているか気になったので、活性化センターに出かけた。駐車場が車で一杯だったので並んでいるのかと驚いて、帰りかけたのだが、職員が窓から手招きをするので、車から降りた。

法事が行われているらしい。拍子ぬけだが受付は直ぐ終わった。逆に心配になり何人くらい済んだか聞くと、50数人ということである。280戸以上あるので、多いいのか少ないのか分からないが、12時までにどこまで伸びるだろうか。

その数をみればダッチロールした「定額給付金」の価値が分かるというものではないか。我が家は家内と2人なので24,000円である。私の通帳に入る。子供達もそれぞれ貰うだろう。後で何に使ったか聞いてみたい気がする。

午後、現役時代「員外役員」として8年間お世話になった先輩の葬儀に参列する。東南アジアの役員研修旅行に一緒に行ったことを思い出す。今から考えれば良い時代で、右肩上がりのおおらかさがあった。

私などはそんな時代だから生き抜けたのかも知れない。そんな気もする。


開庁

2009-03-21 17:45:51 | Weblog
 初めて土曜開庁を利用した。今月一杯で終了となるというのにだ。急に印鑑証明が必要になり、8時半に役場に出向いた。税務課と住民課の窓口には管理職の職員が座っていた。成るほど、管理職では手当は必要ないか、と考える。

財政状況の厳しさによくよく洗脳されている。直ぐそんなことを考えてしまう。これでは良い考えも浮かばないかと自分自身に問いかけてみる。完全に自己矛盾を起こしているようだ。

土曜開庁は利用者が少ないということで廃止になる。水曜日に午後7時まで窓口業務を延長するということだ。住民にとってどちらが便利なのかは分からないが、半年もやってみれば結果は出るだろう。

半日、パソコンに向かっている。目にストレスがだいぶ溜まっているようだ。今日はこれで終了。