家内が今日定年を迎える。一緒になって三十数年、一度たりとも感謝の言葉を口にしたことなどない私だが、今日だけは「お疲れさん」と心の中で叫ぼう。今朝も普通に出て行ったので、普通に戻ってくるだろう。
本人が自分の勤め人人生をどう思って今日を迎えたかは知らないが、選挙の余波で一時期、専門外の部署に回されたことは心外であったに違いない。彼女も周りも黙して語らないが、この一件は私の気持ちの中に今でも重くのしかかっている。
権力を行使した側はそんなことは覚えていまいが、行使された側は生涯忘れることはないだろう。所詮、勤め人は無力なのだ。合理性のない人事は怨念を残すだけだ。権力を持つものはそのことを知るべきだと私は思う。
今年も定年を前に5人も退職者がいるようだ。それぞれ事情があるのだろう。こちらにも住民の1人として「長い間御苦労さま」と言いたい。
本人が自分の勤め人人生をどう思って今日を迎えたかは知らないが、選挙の余波で一時期、専門外の部署に回されたことは心外であったに違いない。彼女も周りも黙して語らないが、この一件は私の気持ちの中に今でも重くのしかかっている。
権力を行使した側はそんなことは覚えていまいが、行使された側は生涯忘れることはないだろう。所詮、勤め人は無力なのだ。合理性のない人事は怨念を残すだけだ。権力を持つものはそのことを知るべきだと私は思う。
今年も定年を前に5人も退職者がいるようだ。それぞれ事情があるのだろう。こちらにも住民の1人として「長い間御苦労さま」と言いたい。