感覚

　昨日の夕方、道上の畑のトウモロコシがサルにやられた。朝、仲間から情報を得て、現場に行くと無残にも畑一杯喰い散らかしている。大挙して侵入したようだ。私も午前中は下の畑にいたのだが、そんな気配はなかったのだが、午後どこからかやってきたのだ。

休日でサルの出没情報がとれなかったのも一因だろう。サル追い払い隊も１日中張り付いているわけにはいかない。結局、根負けした一瞬の隙を突かれてしまった。私の横の畑もトウモロコシなので、もう彼らの視線に入っているだろう。これから要注意だ。

議会事務局に用事があったので、帰りに担当課で話をしてきた。誰もが一生懸命被害を防ごうと頑張っているのだが、野生の感覚と知恵にかなわない。それを前提により効率的な解決策を見つけるほかはない。

２日から９月定例会が始まる。衝撃の数字を受けて、頭の中を整理している。一般質問の冒頭の文句は決まった。明日は質問項目を整理しよう。

今夜は二百十日のお祭りで神社に上る。秋の収穫感謝祭だ。改めて「野猿」に敵愾心を燃やしている。

判断

　昨夜は泊まりで、９時過ぎに家に戻った。前橋の姉が野菜をとりにきたので、軽トラックに乗せて畑に行く。葉や茎の色が大分褪せてきたが、もうしばらくは収穫出来そうだ。１時間ほどで収穫袋を一杯にして、喜んで帰っていった。野菜は相変わらず高値が続いているらしい。

実は、５日に棟上げを予定している。台風が心配だ。早く過ぎ去って欲しいのだが、現場は今日も仕事をしているので、日中雨に降られても困る。私は、晴れ男と自分では思っているのだが、地鎮祭に降られているので、少し心配している。

昔からの仕来たりに則り、「ゴチモチ」は投げる予定だ。そこで雨が降ったのでは、全くサマにならない。２日から議会が始まるので、早めに準備をしておきたかったのだが、現場の都合もあり判断が遅れ、今頃バタバタしている。

先日、身内で上棟式があったのだが、若干やり方も違うようだ。違うと言っても記憶があるわけではない。２０年近く前、弟が新築した時関わったくらいだから、まったく役にたたない。

あちこち聞きまわって段取りをしている。まあ、お祝い事だから粗相があっても多めに見てくれるだろう。

象徴

　期日前投票を済ませた。私の他に７，８人が投票所を訪れていた。午後２時、閑散とした時間帯と思っていたので少々驚いた。矢張り関心は高いようだ。この件については、努めて平静、平静と考えている。

八ッ場ダムの問題が民主党のマニフェストに載ったことで、地元は俄然騒がしくなった。無駄な公共事業の象徴と祭り上げられ、一躍注目され出したという訳だ。この事業の評価は人それぞれだろ。だが、５０年以上、国家権力に蹂躙されてきた人の気持を思うと、酷く辛いものがある。

私ごときが語っても仕方がないので、多くは語らない。以前、八ッ場ダム問題についてメールで意見交換したことがある。結局、歴史を知らずに語っている人とは土俵が違うと感じて、途中で止めてしまった。

例えば、サルにトウモロコシを喰われた人間はサルが憎い。その痛みを知らない都会の人にとってサルは可愛いのだ。例えば、年老いた両親の面倒をみる長男の嫁の気苦労を、東京の兄弟、姉妹は知らない・・・・。

昼に、東京時代の上司にあった。六里ヶ原で待ち合わせたのだが、ここが昔、黒豆河原と呼ばれていたことを彼は知っていた。

サル出没情報
大前オエヨメ平付近　午後３時情報と言うことなので、夕方被害が出ていないかと心配している。明日は５時出動。

弁解

　９月定例会の招集通知が届いた。準備をしなければと思うのだが、なかなか進まない。昼過ぎ、決算書に向かったのだが、３０分もしないうちに睡魔に襲われ、結局、畑に出ることにした。緊張感が足りない。

昨夜は尊敬する知人宅に出掛け、今度の定例会で議論になりそうな案件について意見を交わした。新たな情報も貰った。最後は住民目線で結論を出すしかない。基本的な考え方については一致した。この考え方で臨む。

家に戻ったのは１１時前である。普段は人よりも早く床に就くので、睡眠不足は明らかなのだと、弁解している。寂しい話ではあるが、この年になると集中力を維持し続けることは難しい。

畑仕事で気分を紛らわし、再び決算書に取り組んだ。気合いが乗ってきたと思ったら、タイムオーバーである。これから浮世の義理で吾妻町まで出掛ける。用件は言わない方が良いだろう。

マスコミ報道を見れば、日本中が擬似的革命前夜である。神田カルチェラタンは何だったのだ。あれから４０年だ。

常連

　２時間ほど決算認定資料に目を通した。前年度の資料と読み比べ、文章の実効性に注目している。言葉尻を捉えて上げ足をとる気はさらさらない。課題を解決するための努力がどうなされたかだ。

決算認定の全員協議会が３日、４日と２日間設定されているので、充分準備をしないと消耗する。結局、マーカーが入る事項は大体昨年と同じである。昨年と同じやり取りをしても意味がないので、別な角度から見ることも必要だろう。

今日、野猿の軍団は砂井から北山方面にいたようだ。平穏である。ここが平穏ということはどこかが騒々しいということだ。以前から言っているように、有害鳥獣対策の難しさは、どこかが防御を固めれば、無防備なところで被害が発生するということだ。

移動場所を考えると、私の地区は明日も大丈夫だろう。久し振りに今朝は５時から学校の校庭を歩いた。常連が私を見て「サルはどうしたかね」と訪ねてくる。話題はサルの消息から始まる。

こんなことが晩秋まで続くのか。本当に消耗戦だ。

比率

　今朝も５時に警報装置が作動する。だが、私たちを警戒しているのか、気配は感じられない。時々黄色い回転灯が回る。５００m圏内にいることは間違いないのだが、方向が確認できない。こうなれば待機するほかはない。

１時間ほど待ったのだが、奴らは姿を現さない。移動を始めたようだ。まあ、被害が出なかったので正解としておこう。６時過ぎ、畑に向かうと隣人のトウモロコシ畑にクマが侵入したようだ。電気柵の下を潜ろうとしたのか、土手を大分掘っている。

もう少しで収穫できる状態だ。どうも様子見に入ったようで、今夜が危ない。サルにクマと農業をやるにも神経を使う。今年も何軒かやられた。家の近くまで出没していることを考えると、人的な被害さえ懸念される。

毎日、毎日サルやクマとの闘争日記で申し訳ないが、９月の議会日程が決まった。２日開会、１５日閉会の会期１４日と設定された。全員協議会も２日半組まれている。

これに先立ち、平成２０年度各会計決算書、決算資料、審査意見書、健全化判断比率報告が配布された。早速目を通し始めた。先ず、監事による審査意見書を読む。今までの２年間とは立場が違うので、どう変わったか注目している。

昨年の意見書と比べてみよう。

素手

　今日は２回の出動だ。最初が朝の５時、起きだした途端に携帯がなる。「サル接近警報装置」が作動している連絡である。寝ぼけ眼で３人に連絡、現場に急行するが、サル追い隊を警戒してか出てこない。３０分ほど待機して解散。移動中かもしれない。

これで終わりと思ったが、午後４時半過ぎに現場を通ると、再び警報装置が作動している。携帯で仲間に連絡を取りながら、様子を窺っていると、山際から５匹、６匹と花インゲンの畑を目指して出てくるではないか。

残念ながら私は歩いて現場を通りかかったのだ。愛車の軽トラックはない。勿論、撃退用のロケット花火も持っていない。奴らはそのことを知っているようで、悠然と侵入してくるではないか。

大きな声を上げるのだが、逃げる気配がない。ジッと私の方を睨んでいる。私が近づくと、少しずつ後退。完全に私の状況を読んでいる。全く血圧の上がる話である。素手ではかなわない。守ることで精一杯である。

数分で援軍が到着。ロケット花火と轟音玉で追撃を始める・・・という、いつものパターンで終了。多分、明日も朝から要注意だ。いい加減で諦めて欲しいものだが、しつっこい奴らだ。兎も角、今日は間一髪であった。

こうなればこちらも意地でトウモロコシ１本たりとも喰わせない。

友人より政党のマニフェストが届いた。読んでみよう。

候補

　昨夜は１０時半過ぎに帰宅。決起大会の会場は熱烈な支持者で埋め尽くされ、異様な雰囲気であった。普段温厚な弁士が声を張り上げるたびに会場が盛り上がっていく。選挙の応援演説はこうするのかと１人納得の図である。結局、こうやって焼けぼっくいに火がついていくのだ。

大会は午後７時過ぎに終了したのだが、駐車場から渋滞で、街道まで出るのに１５分以上かかってしまった。車３台で行ったのだが、落ちあうことが出来ず、嬬恋に戻って夕食をとることにした。そうなれば当然アルコールが入る。アルコールが入れば喧々諤々の議論が始まる。そして疲れるのだ。

朝、新聞社に勤める友人に電話をした。民主党のマニフェストを送って貰いたかった。如何せん、群馬５区には民主党の候補がいないのだ。これも失礼な話だが、マニフェストを分けてもらうすべがない。

政権が交代する可能性が大きいと言われる中で、歴史になるであろうマニフェストを見ておきたかった。結局、すべての政党のマニフェストを送ってもらえることになった。明日には着く。投票日までに一応目を通しておこう。

平静

　流石に疲れた。今朝は６時過ぎまで寝てしまった。夜明け前の雨音で今朝は雨模様と決めてしまった。ところが、明るくなると同時に止んでしまったらしい。結局、９時から叔父の墓参りをして、その後、しばらく留守にした畑に向かった。

数日手を入れなかったので、畑の様子が大分変っている。雑草が再びはびこってきた。鈴なりのミニトマトは赤く熟している。何といっても５本植えたのだから、収穫に苦労するのは当然だ。桃太郎も３段目が色づいてきた。ナスは私の背丈に近づいた。

という訳で、午前中２時間ほど汗をかいた。久し振りだ。収穫したナスやトマトを家内が畳に広げている。冷蔵庫の野菜室は満杯で、採ることにさばくことが追いつかないのだ。野菜中心の青虫のような食事をしても、２人ではたかが知れている。

今日は夕方出かける。某氏の決起集会があるのだ。日本中が熱にうなされているような状況だと思うのだが、こちらはひどく平静である。日本中が「日本人」だと当たり前のことに感心している。

選挙には熱くなるタイプなのだが、焼けぼっくいに火がつかない。まあ、３０日には取り敢えずの結論は出るさ。そこからが、重大だ。

上棟

　今日は親戚の棟上げに出ている。昨日まで葬儀、今日は祝い事で若干変な気分だが、朝から参加している。素人が手を出すことは何もないので、ただ、下から組みあがっていく家の柱を眺めている。

昨夜は忌明けの後道草をして、遅い帰宅となりなり明らかに寝不足である。下手に屋根にでも上り落ちでもしたら施主に迷惑となる。そんな言い訳をして、首が痛くなるほど職人の作業を見上げているという訳だ。

当初、市場視察に参加する予定だったので、出られないと断っておいたのだが、叔父の葬儀と重なり視察を中止したので、上棟式に出られることになった。これも浮世の義理である。

昼休みに戻ってきたのだが、これからまた出かける。来月には自分のところが控えているので、予行演習となる。

追記
さる出没情報　門貝鳴尾　逆さ杉付近の山中にいる模様。