徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

土俵

2008-07-09 17:20:00 | Weblog
 朝一番でメールを開くと監査事務局から決算審査の日程案が送られていた。7月30日から1週間である。昨年は初めての経験で学識経験者の委員に迷惑をかけたので、今年は少し事前準備をして臨みたいと思っている。多分、課題は実態のある審査だ。そんな視点で一部予定を変更してくれるよう事務局に電話をする。多分、話題の「4つの指標」が公表されればマスコミの餌食になるのは確実なので、自分の能力でやれることはやっておきたい。 
 
 午後、勢い込んで消毒を始めた途端、気ままな雨が降り出した。昨日遊んだつけで、害虫があちこちで若い葉を蝕んでいる。梅雨の後半で病気も出ているようだ。無論、私に何の病気か解る筈もないのだが、病気が出だしたと言うことだけは理解できる。監督員の指導の外、インターネットで「桃太郎の栽培」と言うような類を参考にしているのだが、経験の無い悲しさで、なかなか思いどおりにいかない。

3年目にしてようやく解ったことは、作物づくりはあまり完璧を求めてはいけない、と言うこと。どちらかと言えば「ケ・セラ・セラ」感覚が必要なようだ。ただ、性格的に自分の土俵で物事を進めたい人間なので、なかなかそう言う心境になれず、血圧を上げては妻に冷笑される。

疲れが出たのか、数日前から右肩甲骨に痛みがでて、シップをしている。それこそ妻には、「時間はたっぷりあるのだから」のんびりやればと忠告されるのだが、なかなかそれが出来ない。これは課題である。早く楽しく農業が出来るようになりたいものだ。

そうだ、今朝畑に行ったら、イノシシが周りを徘徊した跡があった。電気柵の前で方向転換し、法面をほじくっている。いつもとは侵入してきた方向が逆だ。足跡からするとあまり大きくはなさそうだ。先日の親子とは別かもしれない。サルの次はイノシシか。なかなか楽しく農業をやる雰囲気ではなさそうだ。