徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

暑気

2008-07-19 19:28:41 | Weblog
 暑い、頭のてっぺんがズキズキするような暑さである。40年近く前住んでいた東京の夏を思い出す。肌がべとつき目眩のするような夏の感覚だ。日陰に入ってもむっとするような暑気は嬬恋ではめったに経験しない。身の置き場に困ってしまう。

久し振りのM市である。車から降りた途端強烈な夏に襲われ、早々にして不機嫌になり、帰宅の時間の確認をして妻の不興を買う。それでも2人で出かけることなど1年に何度もないので、昼食だけは一緒にとった。その後、私は自由行動で完全に手持無沙汰だ。自分の用事は10分ほどで済み、待ち合わせの時間までどこで過ごすか思案投げ首の図だ。

我慢して街を歩いてみる。シャッター通りとはよく言ったものだ。多くが空き店舗である。その上、この暑さでは人気もまばらで、中心街の衰退のさまがよく解る。報道では目にするが、行政にとっても深刻な問題だろうが、なかなか活性化策も実を結ばない。ただ、「S」だけは相変わらず元気そうだ。看板が増えているような気がする。経営戦略があるのだろう。

以前利用したコーヒーショップも店を閉じている。休むところが無いのだ。結局「S」の休憩所で1時間過ごした。余り実りの無い一日。帰りに走る大型郊外店の駐車場は車で一杯である。この現実。