徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

責任

2013-09-26 15:39:51 | Weblog
 10月4日に予定されていた臨時議会の中止がFAXされてきた。議案調整が整わない、という理由だが、残念ながら「旧鎌原小学校」の「こども園」への改修工事の一部が「入札不調」となったようだ。FAXを受けて教育委員会に出向き事実関係を確認した。建築部門が不調に終わったということだ。これで3回目の不成立だ。このような状況を招いたには、いくつかの原因があるが、自分たちの責任も免れないと思う。

ケチのついたというか、出足でつまづいた仕事は時々想定外のことに出くわせる。現役時代、何回か経験した。数倍気を使っても結果は思いもよらないことになる。それはそれとして、今後どういう手を打つのか心配している。来年4月には「こども園」はスタートする計画だ。

同僚

2013-09-25 14:51:04 | Weblog
 朝、計画を進めている村営墓地の件で担当課を訪れる。昨夜、同僚から地域に相応しい墓地を造成すべきではないか、という電話があった。そこで墓地についてインターネットで調べてみた。なるほど、この同僚は確かに私に無いところを持っている。いわれてみればその通りだ。議会の一般質問でも「樹木葬」という提案もあったし、議会としても勉強をする必要がある。担当課でも予算編成に向けて準備を進めているようなので、参考になりそうなところを視察してはどうか、と提案しておいた。

昨日、会報NO.26を印刷所に入れたので、今日はリラックスしている。

性格

2013-09-24 17:40:57 | Weblog
 10時から議会だよりの編集委員会 9月定例会初日冒頭に可決した「議長不信任決議案」の取り扱いが議論になった。結局、決算認定をメインに据え、その次に入れることになった。自分の思いは会報に込めたので、できるだけ事務的に公正という観点で発言した。次は2日に委員会を開くことにする。

編集委員会を終え、その足で中之条の印刷所に向かった。USBに落とした会報NO.26の原稿を届けた。普段、私の会報は客観的に過ぎるといわれているのだが、今度はどうだろうか。原稿の仕上がりを見ると、やはり抑制的かなとも思う。これはきっと性格だな。

いつでもHPで公開できるのだが、刷り上がり配布を始めてからにする。

道脇

2013-09-23 11:27:34 | Weblog
 畑に向かう道脇に数本栗の木がある。先日の台風でもまれたか、クリが落ちている。軽トラックをとめてクリを拾う。虫が入っていないうえ、山のクリとしては大きい。10分もしないうちに5合ほど拾った。家内がその気になれば、クリ飯にはなりそうだ。

子供の頃、夜半に強い風が吹いた翌日は、母親に連れられて裏山にクリ拾いに入った。勿論、隣近所誘いあってだが。クリの木を見つけてその下をはいずり回るように拾う。落ち葉に隠れて意外と難しい。台風の翌日は成果が上がった。子供の私でも2升くらいは拾ったものだ。

冷や汗の出るような思い出もある。ある時、小学校へあがった妹を連れて2人で山に入った。母親から妹から目を離さないように、といわれていたのだが、夢中になってクリを拾っているうちに、気が付いたら妹の姿が見えないのだ。林の中は同じような光景で方向を惑わす。妹の名前を叫ぶのだが返事はない。だんだん、不安な気持ちになってくる。

林中を動いては呼び、動いては呼ぶのだが、反応はない。いやな胸騒ぎ襲われて涙が出てくる。仕方なく、べそをかきながら、入ってきた山道に引き返す。すると突然、私を呼ぶ声がする。声の方に走るとクリの老木の下に妹が立っている。私の顔を見ると大きな声で泣き出した。

勿論、家に帰ると母親からひどく怒られた。そのうえ、クリの入った麻袋を山の中に落としてきたのだ。

今、クリを拾いに山に入る人はいない。

一夏

2013-09-22 15:19:34 | Weblog
 彼岸の中日、家内の実家の墓を訪ねる。何年振りだろうか。先日、7回忌の法事をしたので丸6年か。普段の無沙汰をわびる。私の地区は彼岸明けに墓参りをするのが習わしになっている。家に戻ると、姉と妹がやってきた。連絡がなかったので、土産の用意をしておかなかった。庭の畑の野菜を持たせてやる。大根に人参にナス。姉が前橋のスーパーで大根が1本280円と喜んでいた。

それを聞いて、急きょ長女に野菜を送ることにした。今年最後になるだろう。畑に出て残っている野菜を採る。トマト、インゲン、モロッコ、本当に最後だ。一夏が終わった。今年は何回送ったろうか。1歳7カ月の孫がキュウリやトマトを喜んで食べる、と家内から聞かされた。来年も今年以上に頑張らなければ、と思う自分がいる。


一粒

2013-09-20 16:10:14 | Weblog
 戦没者追悼式に出席する。私は来賓というより遺族だ。父親の兄2人が戦死している。私の父親も大陸に送られていたが、兎も角、生還した。上から2人を失った祖父母の嘆きを思うと、今でも胸が痛くなる。長男、次男は優秀だったらしい。祖父がそう言っていた。戦死した兄と比べられては父親がかわいそうな気もしたが、写真でしか知らない伯父だが、確かに聡明そうに見えた。

祖父母が生存中は、お盆には戦死した2人の兄の遺影が飾られ、その前にいくつもの勲章が並んだ。その中に祖父自慢の「金鵄勲章」があった。それは長兄が貰ったものだ。命と引き換えの勲章だ。祖父母にとっては本当の形見だったに違いない。今は取りだすこともないが、今日のような日には思い出す。追悼式に出席する遺族も年々少なくなっている。

午後、畑に出る。ナツハゼの実が色づいてきた。一粒噛んでみた。未だ渋い。


浸食

2013-09-19 14:49:07 | Weblog
 軽トラックに庭先に積んでおいた肥料袋を積んで畑に向かう。袋の中には大小の浅間石が入っている。畑に続く農道が台風で浸食され、軽トラックでの通行にも支障がある。浸食されたヶ所に浅間石を投げ込む。地形上、どうしても排水が集まってくるので、大雨が降ればやられる。他地区から来ている人は浸食された道路を避けて、横の畑を通っているようだが、私がそうするわけにもいかない。

肥料袋6個ほど投げ込んで、軽トラックだと何とか通れるようにする。この時期、おもに利用するのは私なので、畑に出る折々に石を積んでこよう。結局、コンクリート舗装でもしないかぎり、毎年こんな作業だ。仕事で農業基盤の整備を進めてきたが、自分の通る道では悪戦苦闘だ。農業所得が上がらないのだから仕方がない。

議会開会中は殆ど農作業ができなかったので、雑草が大分伸びてしまった。結局、草刈り機で刈ることにした。キュウリもインゲンも終わった。

措置

2013-09-18 17:08:08 | Weblog
 午後、約束通り某地区に出かける。知人を訪ねると、昨日の夕方役場の職員が現場を見ていったという。私は電話を入れていないので自主的に回ってくれたに違いない。このような対応をしてくれれば苦情も内場というものだ。知人の機嫌も良かった。被災個所の写真を撮り、昨日電話を貰った別の現場に向かう。

100m近く舗装が崩れている。職員が回ってくれたようだ。交通止めの措置が取られていた。現役の時代、舗装工事をした路線だ。もう30年近く経つ。幸いなことに周囲の畑は収穫が終わっている。見渡すと畑のいたるところにガリができている。作り土を流すのだからこれも損失だ。

夕方、知人を訪ね会報トップの記事について意見を聞く。そういう見方もあるか。

激突

2013-09-17 17:17:53 | Weblog
 朝6時電話が鳴る。当然農家なのだが、現役時代舗装した農道が流されたらしい。仕事を辞めて何年も経つが、離れられない。地区の区長に話しておくようお願いし、担当課につなぐことにする。自分の頭の中に残っている間は、知らないとはいえない。農家と一緒に30年以上生きてきたのだ。

午前中、区の役員と大前地内の災害調査をする。舗装改良をしたいのだが、適当な事業がなく延び延びになっている砂利道が、ひどく洗堀されている。立ち往生だ。現場から担当課に電話を入れる。区民から区長に連絡のあった箇所を回る。緊急なものを優先的に担当課に報告する。

夕方、某地区の農家からも電話があった。目をつむるとそれぞれの畑が目に浮かぶ。勤め人生活の中で、一番記憶に残る地区だ。明日午後、上っていくと返事をした。


大前橋の橋脚に激突した大石 その瞬間、地響きがしたという。

風雨

2013-09-16 09:36:24 | Weblog
 台風18号が近付いている。明け方から風雨が強まってきた。昨日、今日と2日身内の法事に呼ばれている。そんな訳で、会報を作りが途切れ途切れでなかなか進まない。それでもスタート案件はまとめた。1日おいて読み直してみる。時間をおくと冷静に判断できるので、これは必要な作業だ。最後は観光振興対策特別委員会の活動について書こうと思う。

観光資源を整備するのは行政の仕事で、それによって民間主導の誘客も増加する。調査した課題を次の予算編成につなげていくことが大切ではないか、と考えている。今朝は、知人の作成した四阿山の登山マップをコピーさせてもらった。昨日の法事で登山を計画している知人にパンフレットを頼まれた。facebookでみた知人のマップを思い出し、お願いした、という訳だ。

嬬恋村の観光資源は多くのボランティアに支えられている。