徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

点検

2010-10-30 16:08:14 | Weblog
 激しい雨の中を行進する学生たちの映像が頭に浮かんだ。毎年、8月15日が近づくと流れてくる「学徒出陣壮行会」の映像だ。ペンを捨てて銃を持った学徒たちの分列行進。当然私は生まれていないのだが、観衆の一人として見守っていたような錯覚に陥る。

大粒の雨の中、嬬恋消防団と婦人消防隊の秋季点検が行われた。生憎、季節はづれの台風の接近で、グランドは水浸しだ。議会事務局から雨具を着用してよい、というFAXがあったので、雨合羽に傘を携えて7時半に家を出た。会場に入ると足元が悪く、革靴で臨んだことを後悔する。私たちはテントの中での観戦だが、2時間近く雨に打たれた隊員は大変だったろう。

長く地域の消防に関わった先輩によると、雨中での秋季点検は、長い歴史の中でも2回目だそうだ。例年だと寒さには閉口するのだが、雨に降られた記憶はない。やはり、今年は異常気象だ。終了後、地元分団の懇親会に参加する。挨拶といわれ冒頭の話をした。当然、女子学生はスタンドで見守っていたと付けくわえた。

国を守ること、地域住民の安心・安全のために活動すること、無理やりこじつけた感もないではないが、兎も角、ご苦労さまでした。

連日

2010-10-29 08:18:30 | Weblog
 連日、前の日の話で恐縮だが、昨日は「町村議会研修会」に吉岡町まで行ってきた。「地域主権改革とこれからの町村」「菅政権と政治の行方」2人の著名な講師による講演を聞いた。
睡魔に襲われることもなく、3時間熱心に耳を傾けていた。特に後者は共同通信の特別編集委員ということで、現在の政局を新聞記者らしい冷徹な見方で解説してくれた。私たちが新聞で知りえない情報もあり、興味深く聞いていた。評論家と違って、憶測より事実に基づいているので迫力がある。

毎年同じ時期に同じような研修会が計画され、疑問を持っていたのだが、今年は残ったものがあるような気がする。前者も地方自治の専門家であり、「平成の大合併」失敗という観点からの地域づくりの提案には共感するものがあった。

結局、昨日の帰宅も9時過ぎになり、今日の更新だ。

連携

2010-10-28 08:31:16 | Weblog
 昨日は12時半に出発し、前橋までいってきた。新聞に載っているように、知事の後援会組織「地方自治懇話会」の設立総会に参加したというわけだ。県内の市町村議員は713人で、その72%が後援会に入会している、という報告があった。7月の選挙を目指し早くも動き出した。「地方自治体とは県と市町村 この2つの連携が必要」という某市長の話が興味深く、なるほどと感じ入った次第だ。

現役時代親しい付きあった同年輩の町長とも話が出来た。新聞に載る回数も多く、流石と思っていると伝えた。やはり、政策の発信の仕方が上手いのだろう。万座川橋梁はこの人なくては不可能だったと今でも考えている。問題となっている八ッ場ダムをみれば、あの時諦めれば未来永劫まで道路がつながることはなかった。もっとも、役所が決めた方針を政治で元に戻したという逆の面はあるのだが。

今日も10時から議員研修で吉岡町まで出かける。それにしても寒くなった。

写真

2010-10-26 17:39:28 | Weblog
 寒気が南下しているようで、西の空は初冬のおもむきだ。これで遅れていた紅葉も一気に進むだろう。馴染みの農家から馬鈴薯を分けて貰った。毎年お願いしている。「黒ぐされ」で収量が落ちたが、売り上げは去年並と話していた。数年前に経営は後継者に移譲したので、売り上げ以外は解らないともいっていた。兎も角、この農家は上手く跡取りにつなげたようだ。跡を継げないという商工業に比べれば、農家には未だ夢が描ける。

昼前、地区の菊花展会場にいると携帯が鳴った。誰かと思ったら先日の同窓会の仲間だ。メールで写真を送りたいのだが、上手く送れないという。メールアドレスは2つあり、HPのアドレスは時々不具合が出る。もう一方はOCNだが、そちらを使うようお願いする。昼にもどりメールを開くとコメントと写真が3枚届いていた。コメントには「言葉おりおり」をすべて読んだが続きはどうなるのか、とあったので、議員を辞めたら再開すると返信した。

今夜は暖房が必要なようだ。

統合

2010-10-25 17:22:17 | Weblog
 「議会だより」の封筒入れは9時の予定だったが、8時過ぎに家を出た。10時前に嬬恋を出なければならない用事ができ、他の委員より先に作業を始めたかった。始業まえの議会事務局で会報をおり、封筒に入れる。別荘地域500戸以上がメール便による発送だ。議会閉会翌月の15日に間に合えば、村の「広報」と一緒に送れるのだが、終了後1ヶ月で仕上げるのは大変だ。自分の会報でも、原稿は数日であげるのだが、チェックや印刷で手元に届くまでに2週間ほどかかる。「議会だより」はボリュームからいっても難しい。

と、書いていたら玄関が開き、伍長さんが「議会だより」を配ってきた。従来の行政区は区長を通じて配布されている。開くと「東西中学校の統合推進だより」が折り込まれている。決定された事項として
①学校名 嬬恋村立嬬恋中学校 ②統合時期 平成24年4月1日 ③学校区 嬬恋村全域 
と報告されている。統合問題は大きなテーマとして、議会で何回も一般質問してきた。財政上の問題だけでなく、どのような環境で学べることが子供たちの将来に有益なのか。そんな観点で捉えてきた。これからも関心を持って取り組まなければならない課題だ。

校歌(歌詞)校章も公募している。

勘弁

2010-10-24 04:11:30 | Weblog
 3時半に目が覚めてしまった。5時には家を出る予定でいるのだが、1時間ほど余裕があるのでパソコンに向かっている。生来神経が細いせいか、どうしてもこうなってします。4時半に起きれば大丈夫と思っていたのだが。

先日、同窓会の機関紙の編集委員から電話があった。800字ほどの文章を書いてくれないか、ということだ。なんで私のところに依頼があったのか解らないが、断った。田舎でひっそり生きているので、勘弁して欲しいといった。電話を切ったあと、7人の同窓会を書けばよかったかとも思ったのだが、書かないことの方が、私たちの仲間らしい気もする。それにしても、何千人ものなかで何で私なのか解らない。

会費は未納なく納めている。それが理由かも知れない。

今日は11時半に横浜だ。安中、前橋と回っていく。

上棟

2010-10-23 19:55:57 | Weblog
 従弟の上棟に呼ばれる。素人が手を出すこともないので、朝、挨拶をして途中は失敬した。たまたま、仕事で世話になった方に不幸があり、そちらに出かけた。夕方顔を出したら、上棟の餅を投げるよう言われ、屋根にのぼる。大きな「角餅」を渡され、勇んで西方向に放りだす。人生で「角餅」を投げたのは初めてで、妙に感激した。自分の家を新築した折にも、旧来の慣習に従い上棟式を行った。

今では珍しい光景だが、私が子供の頃は当たり前であった。今日の子供たちは上棟の「餅」を拾ったことなど初めてだろう。是非、子供たちの記憶に残って欲しい行事だ。棟梁と話をしたが、住宅の新築もハウスメーカーの独壇場で、在来工法による建築は圧倒的に少なくなっているようだ。結局、地域の職人さんの仕事がなくなっている。この現実は深刻だ。私は在来工法の良さを信じているので、自分の家はそうした。

明日は法事で横浜に出る。時は経つが残したいものもある。

状態

2010-10-22 17:42:41 | Weblog
 昨日は村の観光協会のゴルフコンペに参加。途中雨に降られたが、何とか回りきった。スコアは相変わらずで100が切れない状態だ。ドライバーの飛距離が落ちて、全くパーオンが出来なくなった。距離が出ないので力が入る。力が入るので飛ばない。悪循環だ。同僚3人と回ったのだが、一番年の若い自分が2打目を最初に打つので、情けない限りだ。結局、10年も前に買ったドライバーのせいにする。

コンペが終わりそのまま家に戻ればよかったのだが、そういう訳にはいかず、10時過ぎの帰宅となった。5時に起きだして車をとりに行く予定だったのだが、目が覚めたのが6時で完全にアルコールが残っている状態で、再度寝てしまった。結構盛り上がり話が弾んだので、飲んだ価値はあるというもの。

疑問

2010-10-20 17:11:05 | Weblog
 午後3時から小口資金等審査会に出席。案件は30分ほどで終了し雑談に移った。現在策定中の総合計画に話が及び、審議に参加していない私は幾つか疑問を呈した。委員として参加している同僚からも意見が出たが、12月の定例会で疑問は質すことにする。昨年の12月議会で「第4次総合計画の検証」について一般質問しているので、これらを踏まえて議論したいと考えている。

現状は専門部会でのやりとりと考えていたが、家に戻って総合計画の推進体制を見ると、構成が違っているようなので担当課に電話を入れた。私の認識不足で議員が委員となっているのは上位の総合計画審議会ということだ。勉強不足といえば勉強不足だ。嬬恋村の今後10年の基本構想(私は5年とすべきと主張したが)なので、しっかり取り組まなければならない。担当にも12月にやりましょうと話しておいた。

今日はこれから地区の役員会に出る。


疾風

2010-10-19 17:29:20 | Weblog
 上京の折、1冊の本を購入した。「胆力」という言葉に魅かれたのだが、根をつめなくても読めそうなので買った。帰郷して数年は、地元の本屋で文芸誌など数冊とっていたが、ふる里の生活になじむにつれて本とも疎遠になってしまった。午後、1時間ほど目を通す。「疾風に勁草を知る」 40年目の同窓会で再会した仲間たちの生き様を思う。

この30日には高校の同窓会が予定されている。これが毎年30日と決まっているので、残念ながら私は出席できない。30日は消防団の点検だ。これも決まっている。無理をすれば間に合うのだが、地元の団員との懇親会を欠席するほどの大義はない。それが今の私の立場だ。

有楽町で会った元同僚からは「言葉おりおり」を再開するよう言われた。君の青春が止まっている。ブログはあまり面白くないので読まない。続きを知りたい。そう言われても、私にとっては悩ましい話だ。