徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

貴重

2014-04-30 17:39:09 | Weblog
 久し振りの雨で私も農休みだ。子供の頃は6月に入れば学校も「田植え休み」があり、中旬には一斉に農作業を休む「農休み」があった。当時、子供たちは貴重な労働力だったのだ。記憶が定かでないが、学校によっては「イモ植え休み」という休日があったような気がする。何よりも食物を確保することが重要課題で、学校も融通がきいた。この頃を思い出すと何となく気持ちが温かくなる。

午前中、知人と2時間ほど雑談した。このところ自分の感性が鈍ってきたような気がするので、他人の意見を聞く場を増やさなければと思っている。今日も得るところは多いにあった。もっと事業家の感覚を知る必要があるなあ。これからはそういう判断も求められだろう。農休みにしては貴重な時間だった。

昼前に議会事務局に顔をだす。

活動

2014-04-29 17:42:19 | Weblog
 前橋から姉夫婦が手伝いにきてくれたので、1人では作業が大変なインゲンのネット張りや防風ネットと連動した電気柵を設置した。ようやく有害鳥獣対策も終わり、いつでも種を下すことができる。機械を使わない農作業なので、ここまでの作業が一番大変だ。最後に義弟が仕立てた下仁田ネギの苗を植えた。毎年分けて貰っているのだが、今年も届いた。

昨夜は大前区の「区長OB会」の懇親会に参加した。年2回の会合に研修旅行まである。多分、11区の中で1番活発に活動しているだろう。私にとっては心強い限りだ。村政報告ということで「パルコール嬬恋(株)」の再生手続きの状況について報告した。当然バラギスキー場の問題についても話が及ぶ。せっかくの機会なので、議員定数についても意見を聞いた。

定数の削減が必要という意見は、結局、議員がその責務を果たしているか、という評価に帰結するようだ。

雨が降ってきた。農作業には恵みの雨だ。

庭のオキナ草





専決

2014-04-25 18:25:37 | Weblog
 10時からの本会議で専決処分された路面清掃車や「湖畔の湯」の補正予算が多数で承認された。「湖畔の湯」については、9月までの6ヶ月の予算組が議論となり、何人かから「条件付き賛成」というような討論があった。7月、8月の利用料収入で年間をカバーする構造をみると、10月から指定管理者を受ける者がいるか、ということだ。収益は付けてやればよい、という意見もあるが。

いずれにしても現状ではハードルを下げないと無理だろう。前回の公募でいくつか応募があったらしいが、施設利用料などがネックになったようだ。議会側も福祉バスの運行など条件にこだわったこともある。こういう状況では、提案型の公募を考えることも良いかも知れない。いずれにしても、村が直営で長期間続けることは無理だ。1年経っても状況は変わらないだろう。

本会議終了後、「パルコールの民事再生」について説明があった。税金や給料などは優先債権になるらしい。

運営

2014-04-23 18:02:54 | Weblog
 10時から議会運営委員会があり、25日の臨時会の提出議案が示された。専決された条例の一部改正や補正予算の承認と路面清掃車の売買契約の議決だ。それと、「湖畔の湯」を直営で運営するための予算措置というような内容だ。専決処分までして購入する路面清掃車をどのような形で運用するのか、関心のあるところだ。購入する以上は有効に活用したいものだ。

「湖畔の湯」については、村が直営で運営するのは無理だと思っている。9月までの6カ月直営で運営し、その間に指定管理者を公募したい意向だが、今と状況が変わるとは思えない。パルコールの経営が劇的に変化することでもあれば、別だが。いずれにしても、嬬恋スキー場の指定管理の問題もあり、6月定例会はバラギ高原議会になるのかな。

午後、畑に出る。

産物

2014-04-22 18:31:38 | Weblog
 知人がハウスを片づけたといって、立派なウドを届けてくれた。時々分けて貰っている。何年か前までは、ウドのハウス栽培をする農家は何軒かいたが、今では殆んど止めてしまった。冬季の産物のない嬬恋では、土産としては最高で、友人たちに喜ばれている。トンネル栽培と違って、青みを持ち、山ウドに近いのが魅力だ。私の会報をお願いしている印刷所では、大阪まで送っている。早速頂くことにする。

昨日に続いてマルチを張った。何しろ機械を使わない手作業なので、体は疲れる。今日は18メートルを4列張って終了。腰の調子を見ながらの作業なのでこれで十分とする。

JAでキュウリのネットやトウモロコシの種などを購入した。

雑草

2014-04-21 18:12:27 | Weblog
 昨夜からの雨で庭の木々が生き生きとしてきた。昨年の秋、知人がわざわざ運んでくれたナツハゼも、蕾の先が緑色に染まってきた。高原から下してきたので、芽の出は若干遅いようだ。オキナグサも4個開いた。家内が仕事先から貰ってきたシラネアオイは薄紫の頭を持ち上げてきた。庭先には、名を知らない野草が何種類も植わっている。雑草と間違いそうだが、それぞれに思いはある。

午前中と午後、2回役場に出向いた。自分の中の課題について担当課で話をした。歯がゆいところもあるが、理解してやる必要もある、と考えながら久し振りの知人を訪ねる。2時間ほど雑談して帰宅する。いや、帰路もう一軒より道し、5時過ぎに戻ったことも書くか。

チョッと冷たい雨だ。

一輪

2014-04-20 17:59:29 | Weblog
 午前中、栗平の畑でマルチ張りの作業に精をだした。曇天で風がないので、1人でも何とかなる。時間はかかるがこれも百姓の汗だ。3列ほど張り、電気柵を設置する。畑の直ぐ近くまで野獣が来ている。農道をところどころえぐっている。昨年は油断して張ったマルチの上を歩かれた。今までの経験から、雨の夜活動が大胆になるようだ。

家を越した1年目に植えた桜が一輪、二輪咲きだした。今日は肌寒いくらいの陽気だが、今週、気温が上がれば一気に開花するだろう。移って5年目の春になるが、庭木も大分大きくなった。何年かすれば邪魔になるものが出るかも知れない。昨秋、藤を2本移した。伸びるにつれて目障りになってきた。藤の木のイメージが欠けていた。

藤の木は3本ある。白、藤色、薄いピンク。知人が運んでくれたものだ。

事業

2014-04-19 17:54:57 | Weblog
 庭の隅にある何坪かの畑にマルチを張った。浅間山の残雪をみれば種を下すのは未だ早いと思い、寒冷紗をかけた。多分、冷え込む夜は面倒を見ないと霜にやられる恐れはあるが、管理をすれば大丈夫だろう。孫が「スナックインゲン」や人参が好きだというので、それらを播いた。

異動や退職の挨拶が送られてくる時期だ。今日も1通届いた。農政局の事業所が三原にあった折、時々酒を酌み交わした仲だ。もう退職を迎えるのか。僅か2,3年の赴任なのに、嬬恋や私のことを忘れずにいてくれることに感謝だ。

事業に関わった農水省の職員が、将来、胸を張って嬬恋に来れるような事業にしたいと思っていた。事業中は批判も受けたけれど、今は当時のような話は聞かない。そういう意味で失敗ではなかったろう。落ち着いたら嬬恋に出かけてください。

魅力

2014-04-17 17:10:43 | Weblog
 嬬恋高校で開かれた「中高一貫教育地域連絡協議会」に出席する。12年前現在の状況を想定し、地域連携型の中高一貫教育がスタートした、と聞いたことがある。今年の入学者数46名。将来とも、1学年2クラスを維持することは厳しいと思うが、嬬恋にとってはなくてはならない高校であり、支援できる施策を検討していく必要がある、と常々考えている。

校長先生も代わり、今日の会議では本音に近い部分で議論できた。一般で進学したい生徒の学力強化の必要性。学力の上位、下位に差がある状況で大変だが、何か方法がないか。スポーツ系の生徒は有名大学へのルートもあるが、ここが一つの課題だと認識している。また、流通ビジネスコースで資格取得した生徒のその先の動向など、嬬恋高校の現在の魅力を情報発信していく必要もある。

各委員の真剣な意見を聞き、私の立場でできることは実行しなければ、と考えた次第です。

義理

2014-04-16 18:03:28 | Weblog
 農家が畑に出だすと電話が鳴りだす。今朝も2件あり、一番で担当課に出かけた。昨年の台風で舗装が陥没した農道の復旧がいつになるか、というような話だ。通行止めになっているので、農家にとっては作業予定がたたない。22日に入札があるということで、その旨連絡した。結局、現役時代私が関わった地区なので、今でも私のところに問い合わせがくるという訳だ。

第1次の土地改良区を解散させて10年経つが、30数年生活をさせて貰った義理は今でも感じている。控えめにだが、できることはやろうと思っている。殆んど1人で切り盛りした人間としての責任もあるかも知れない。

夕方、神社の前を歩くと桜の蕾が大分膨らんできた。八十八夜祭までもつだろうか。