一万

　午後からパソコンスクールで周辺機器のソフトを取り込む。簡単に出来ると思っていたのはPCが良く解っていない輩の浅はかさ。

バージョンアップしないとVisutaに対応しないとは。スクールの校長さんに指導を受けながら、何とか設定した。

今、[Me]を封印。以降新機種で対応する。[Me]には感謝を込めて押入れの隅に残しておく。

何しろ、還暦近くなって始めた私に短気も起こさずに付きあってくれた。有難う。

H.Pのアクセスが１０，０００を超えた。お祝いをするぞ。

透明感

　新しいPCはNECのLavieです。午前中PCスクールでインターネットに繋がるよう設定しました。前のとは大分違っていて少し戸惑っています。

非常に透明感があります。慣れてくれば楽しそうな感じです。またPCスクールに通います。

当面は定例会の一般質問原稿作りです。師走の行事が重なり、通告の締切が７日と言うことなので、早めに構成しておかないと間に合いません。

今回は前回の未消化分など内政の課題を中心に据えるつもりです。資料が不十分なので今週中に揃える予定です。

夜は地区の区長ＯＢ会の懇親会。

出費

　七年近く使った「ME」にいよいよ寿命が来たようだ。仕方なく今朝は一番で上田にとび「VISTA」を購入した。暮にきて痛い出費だが少し外で倹約しよう。

パソコンスクールでセットアップして貰う予定だ。新しい機種に慣れるには時間がかかるかも知れない。何しろ六十近くなって始めた訳だから。

今FAXが入り１２月定例会は４日が初日で１４日が最終日とのこと。一般質問の通告が７日と言うことなので、早めに原稿をまとめる必要がありそうだ。

当面は新機種に慣れること。また、還暦の挑戦。

目線

　穏やかな一日だ。数日前の寒波が嘘のようだ。軒下に広げてある白菜が大分小さくなった。落ちかかった冬の陽は、霞がかかったように曖昧だ。

午後１時から、議会大先輩の葬儀に参列する。一時期、私の勤める団体の役員をお願いしていた。非常に温厚な方と言う印象がある。冥福を祈るばかり。

１２月定例会一般質問の構想を練っている。議員になって八ヶ月、村民の目線で物事を見ようとしてきたが、どこかブレていないだろうか。私にとって一般質問は、自分の足元を確認する作業でもある。

朝、ガソリンスタンドで馴染みの人から「君は真面目すぎていけない。それでは政治は出来ない」と言われた。

「なるほど」かと思う。思いながら心で呟く。「閉塞したふる里を再生させたい一心です」

穏やかな初冬。明日は。

土壁

　妻の叔母の法事を終えて、古民家再生事業の現場を訪問する。二十人近くの若者が懐かしい屑屋の再生に取り組んでいた。

小学生が数人土壁を塗っている。竹を編み、壁土に藁を切り込み練り上げる。幼い頃の記憶が蘇る。

土間があってカマドがあって馬屋があって。囲炉裏端では祖父がデンと構えて、キセルを叩いていた。ふる里の風景。

多分、若者達はそんな情景を知らないだろう。再生に何を求めているのか、一度話をしてみたいと思う。

嬬恋の未来が少し見えるかも知れない。

初冬の午後。

雪雲

　朝一番で月夜野まで「米」の買出しに行ってきた。友人の知り合いの農家から分けって貰っている。もう何年も前からだ。昔ながらの天日干しである。自分では新潟コヒヒカリに負けない味だと思っている。

稲作を止めてから何年たつだろうか。二十年近くなるかも知れない。父親は続けたそうであったが、怠け者の私がその気がなく、二人目の子供が出来た頃止めてしまった。

父も母も他界し、子供も家を出て妻と二人では幾らも食わないが、皆無と言う訳にはいかない。今となれば給料日前に、米びつを覗き込んでいた頃が懐かしい。

沼田方面は雪雲に煙っていた。

面々

　別所温泉の朝は遅い。昇り始めた陽は頭越しに向かいの連山に射し込む。舞ってきた雪が溶けるには少し時間がかかる。

昨夜旅館に戻ったのは１０時半過ぎである。提灯の灯りに誘惑され、二次会に繰り出してしまった。三年前と同じく懲りない面々。

しかしながら、依然と違ってどこか頭の一部が覚めている。明日ハンドルを持たなければならない。勢い冷水のコップに手が伸びる。後悔の二次会。

峠にさしかかると吹雪いてきた。今期初めての雪面で少し緊張する。真冬並みの光景である。枯れ色の木々がくすんでいる。

午後は寝不足の頭で懸案の課題を片付けよう。一晩楽しく遊んだのだから。

峠

　今日はこれから区長OB会の懇親会で別所温泉に出かける。信州の鎌倉とも呼ばれる温泉地である。

先日、同期会であった高校の旧友が田舎暮らしに憧れて、別所温泉近くに移住したと話していた。定年前後、それぞれが次の人生を考えているのだろう。

仲間より早くリタイヤした自分は。勤め人としては、それで人生をまっとうしたかったと言う思いはあるが、人生とは不思議なものだ。

自分の生き様が他人に影響を及ぼし、他人の人生が私に転機を与える。人の世の綾なし。

雪が舞ってきた。峠は。

雑事

　10時から第9回議会全員協議会に出席。懸案事項を協議する。嬬恋村にとっては大きな課題である「第三セクター」とどう係わるか。村の将来を含めた大きな問題だ。

同僚議員たちが白熱した議論を交わす。意見は違っても、それぞれがふる里再生の道筋を真剣に考えている事は理解できる。

議論の過程が村民に公開されれば良いと思うのだが、「全員協議会」のあり方が自分の中で消化し切れない。私にとっての大きな課題だ。

兎に角、寒い朝であった。サボってタイヤを交換しておかなかったので、７時過ぎからスタットレスと格闘。見かねた知人に助けて貰う。

「昨日やっておけば何のことは無いのに」　妻の言葉が身にしみる。「昔から家の雑事は頭に無いのだから」

ご同感。

初雪

　傾聴ボランティア講習会に参加する。傾聴、耳慣れない言葉だが妻の進めに乗った。自己主張が強く、ディベートが会話と考えているような輩にとって、一大決心である。

午前中の講義に続き、午後は「良い聞き手になる」ための演習である。我が強く、時として人を傷つけるような言葉を発しかねない自分にとっては、いい勉強である。

「深い思いやりと温かい心で、相手の話を一生懸命聞く」　忍耐の要る仕事だが、後２日間頑張ってみよう。

私の場合は、ボランティア活動可能まで傾聴のスキルを取得するー自分自身を変える自信は無いが、自分の欠点を少しでも克服出来ればと思っている。

反省を込めて。

雪が舞いだした。