2013年12月29日~30日
今年何度か一緒に登っている会社の若手メンバーとその友人とで
冬の八ヶ岳に行こうということになりました。
一部の人にとっては雪山デビューということもあり、
勝手知ったる天狗岳を選びました。
今回のメンバーは、もう何回か山でご一緒しているBさん
山では心強いスーパー晴れ女のWさん、
そこにBさんの山仲間のMさん、Sさんを加えた5名。
いつも山の事前打ち合わせは川崎の居酒屋になるのですが、
そこで今回のメンバーはいずれも酒好きということも良くわかりました。
まずは「あずさ」にて茅野へ
素晴らしい晴天の朝、車窓から見える景色にこれからの期待が膨らむ
山はこれからですが、ついついカメラを向けたくなります。
甲府盆地と悪沢岳、赤石岳
甲斐駒ケ岳
鳳凰山
そして目指す八ヶ岳も
茅野からバスに揺られて渋の湯へ
午前中ですが山に雲がかかってきたのが気になる。
今日は始終ピーカンとはいかないようです。
まずは恒例のジャンプからスタート
森の中の登り、皆さん快調に足を運んでいきます。
ぐいぐいと高度を稼ぎ、間もなく唐沢鉱泉
の分岐へ
本日の登りらしい登りはここまで。
Bくん汗をかいたのでジャケットの下を一枚脱ぎますと言ってこの姿
オイオイ・・・!
次第に周囲の雪は深くなって行きます。
さすがに人気のコースとあってトレースはよく踏まれて歩きやすく、
夏道よりも短時間で登っていける感じです。
たちまち黒百合ヒュッテに到着。
皆さん元気は有り余っているようでしたが、さすがに雪山初日とあって寒さが身に染みる。
小屋の前の寒暖計は-10℃を指していました。
歩いているときは「小屋に荷物を置いて、少し雪の中を歩いてみよう」なんて言っていたんですが
小屋の中に入ってしまうと、もう動く気が失せてしまいました。
車座になってビールタイム
何故かお供え餅も・・・
ストーブ脇の自炊スペースが空いたので夕食作りに入ります。
本日は鶏と野菜の鍋に、最後は蕎麦という献立。
持ち寄った食材を鍋につぎ込んでいきます。
暖かい鍋で気持ちもほっこり
皆さんザックに潜ませていた日本酒やワインも進みます。
同席した別のパーティーの方々
何故かこの日は国際色豊かでした。
というわけで、いい気分のうちに一日目を終えます。
そして翌日 12月30日
前の日の雲はすっかり晴れて早朝は満天の星空でした。
そしてわずかに白みだした空に細い月が光る
朝食は、Mさん特製のホットサンドウィッチ。
リッチな気分でお腹を満たして出発。
中山峠に出てみれば、東側の展望もばっちり。
金峰山をはじめとする奥秩父の山々がオレンジ色の空の下でくっきりと
ここでご来光を待ちます。
間もなく稜線がキラキラと縁どられ
そこから太陽が登ってきました。
素敵な朝を迎え、今日も出だしは好調です。
明るくなった空の元、天狗岳を目指して登り始める。
森を出ると、さすがに風が強い。
目指す天狗岳の東西の峰
オレンジ色の光をあびて強風の中登っていく
海の底のような深い青色の空、
周囲の木々がサンゴ礁のようです。
いよいよ急斜面にかかりました。
一歩一歩慎重に確実に
背後の稲村ヶ岳の岩壁が迫力
そして彼方には浅間山も見えてきました。
天狗岳の東側斜面の豪快な姿
頂上が近づいて、岩場がミックスするようになりました。
特に難しいところはありませんが慎重に
北アルプスは雲に見え隠れしています。
眼下には諏訪湖とそれを囲む盆地、
建物が一つ一つ見えるほど空気が澄んでくっきりしています。
北八ヶ岳の森と蓼科山
そしていよいよ山頂へ
強風に難儀しながらも、周囲の素晴らしい景色にみんな満足げです。
続く
ホントにすれ違い!ずれていたら山の中でお会いできたかもしれませんね。幸いにして天気に恵まれましたが、東天狗では短い時間ながらも強風とガスに囲まれ、初めての冬山メンバーも厳しさを垣間見たと思います。
調度、月もなく星空は最高でしたね。
今年もよろしくお願いいたします。
夜は満天の星空だけは拝めました!!
今年も宜しくお願い致します。
若いお仲間らとの冬の八ヶ岳、2013年を締めくくるに相応しく賑やかな山旅となったようですね。
今年はどんな1年になるか楽しみでもあります。