直径約8メートルの小惑星が16日、地球をかすめるように通過したと、
東京大木曽観測所(長野県木曽町)が20日発表した。地球と月の間の約半分に
あたる22万キロの距離だったという。
東大によると、木曽観測所の105センチシュミット望遠鏡が16日夜、
しし座の方向を移動していく暗い天体を見つけた。国内外の望遠鏡が追加観測し、
国際天文学連合が18日、8メートルほどの小惑星が月までの距離の約半分に
あたる22万キロ先を16日未明に通過したことを確認。発見時の距離は32万
キロだった。

東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡の外観

発見時の地球接近小惑星2019 FA。0.5秒露光 x12連続フレーム。周囲の白い点は恒星。
発見時の時刻: 2019年3月16日 20時51分29秒 (日本時間)
発見時の位置: 赤経 11h 03m 43.2s, 赤緯 +15d 03m 11.7s(しし座の方向)
発見時の移動速度: 赤経方向に +2.0秒角/秒, 赤緯方向に -1.0秒角/秒
発見時の明るさ: 16等級(可視光)

最接近時(左)太陽中心、(右)地球中心の拡大図
国内外の天文台による追跡観測
木曽観測所が検出した地球接近小惑星候補の軌道をより正確に導出するために、
国内外の天文台による追跡観測が実施されました。追跡観測を実施した国内の天文台を示します。
2019年3月17日04時16分 日本スペースガード協会 美星スペースガードセンター†(岡山県井原市)
2019年3月18日00時44分 井狩康一氏(滋賀県守山市)
†美星スペースガードセンターはJAXAが管理・運用している施設です
軌道の決定と仮符号の授与
時間が異なる観測点が十分に増えたことにより発見した地球接近小惑星候補の
軌道が精度良く求まりました。
これに伴い国際天文学連合(IAU)小惑星センター(MPC)より小惑星番号
「2019 FA」が与えられました‡。
軌道計算に関して中野主一氏(IAU天文電報中央局アソシエイツ)に貢献いただきました。
画像・資料提供:東京大学木曽観測所
東京大木曽観測所(長野県木曽町)が20日発表した。地球と月の間の約半分に
あたる22万キロの距離だったという。
東大によると、木曽観測所の105センチシュミット望遠鏡が16日夜、
しし座の方向を移動していく暗い天体を見つけた。国内外の望遠鏡が追加観測し、
国際天文学連合が18日、8メートルほどの小惑星が月までの距離の約半分に
あたる22万キロ先を16日未明に通過したことを確認。発見時の距離は32万
キロだった。

東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡の外観

発見時の地球接近小惑星2019 FA。0.5秒露光 x12連続フレーム。周囲の白い点は恒星。
発見時の時刻: 2019年3月16日 20時51分29秒 (日本時間)
発見時の位置: 赤経 11h 03m 43.2s, 赤緯 +15d 03m 11.7s(しし座の方向)
発見時の移動速度: 赤経方向に +2.0秒角/秒, 赤緯方向に -1.0秒角/秒
発見時の明るさ: 16等級(可視光)

最接近時(左)太陽中心、(右)地球中心の拡大図
国内外の天文台による追跡観測
木曽観測所が検出した地球接近小惑星候補の軌道をより正確に導出するために、
国内外の天文台による追跡観測が実施されました。追跡観測を実施した国内の天文台を示します。
2019年3月17日04時16分 日本スペースガード協会 美星スペースガードセンター†(岡山県井原市)
2019年3月18日00時44分 井狩康一氏(滋賀県守山市)
†美星スペースガードセンターはJAXAが管理・運用している施設です
軌道の決定と仮符号の授与
時間が異なる観測点が十分に増えたことにより発見した地球接近小惑星候補の
軌道が精度良く求まりました。
これに伴い国際天文学連合(IAU)小惑星センター(MPC)より小惑星番号
「2019 FA」が与えられました‡。
軌道計算に関して中野主一氏(IAU天文電報中央局アソシエイツ)に貢献いただきました。
画像・資料提供:東京大学木曽観測所