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歴史講話 in 地元自治会

2018-03-11 23:47:35 | 之波太:柴田
「なぜ船岡海軍火薬廠は空襲されなかったのか」
~船岡火薬廠は蔵王山と関係する乱気流と阿武隈川からの霧によって、
空襲から守られていると一般に信じられ、そこに勤務する人びとに安心感を
与えていた~【柴田町史より】
~蔵王連邦の影響で起きる乱気流のため、船岡上空には敵機が近づけないそうだ。
万一、飛んで来ても、阿武隈川から立ち上る霧のせいで、下界はほとんど
見えないらしい。だから、ここが空襲されることは、絶対にないんだ。~【宮城風土記より】
~東京の下町一帯27万戸を焼き尽くした20年3月10日の東京大空襲の夜は、
仙南地方上空にもB29が飛来、人々は南蔵王不忘山の頂近くに爆発音を聞き、
大きな火柱を見た。翌日、山に登った地元の人たちが目にしたのは、山腹に
激突して炎上したB29三機の残がいと、乗員34人の遺体だった。飛行高度を
誤ったためと見られるが「蔵王の乱気流神風」の信者たちは、ますます意を
強くしたものだ~【宮城風土記より】

また、進駐軍の接収後の利用を考えて空襲しなかった。
と、今でも船岡地区の人びとに信じられています?

と、題して地元の自治会で歴史講話を行ないました。
2月に行なった「しばたの歴史ガイド発刊記念解説会」とほぼ同じ内容で
行ないました。
今回は2月の解説会の際、分かりにくかったところ少し補充したり、
地元に関係する事項を追加しました。

さて、今日は東日本大震災から7年目ということで、各種行事があったらしく
お客さんは10数人でした。
身近な内容であったので、質問が多く寄せられました。
地元ならでは情報もありました。
確認して、次回(6月上旬)のネタにしようと思っています。