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しばた紫陽花まつり船岡城址公園歴史ツアー

2016-06-26 23:32:26 | 之波太:柴田
しばた歴史観光ガイドの会主催の事業、第3回しばた紫陽花まつり・船岡城址公園歴史ツアー
が本日開催されました。

広報しばたお知らせ版6月15日号に開催案内が掲載されました。
定員20名とアナウンスしたところ、申し込みの連絡が増えたとのこと、
当日参加もあり、最終的には十数名。

「二の丸跡にある絹引きの井戸」を案内
1190年頃掘られ、絹がひとりでに湧くが如く出たとの言い伝えで、ある時強欲なものが馬の
尾にその絹を結び、どこまでも引き出したところ緑色の蛇が出て、以後絹が出なくなったといいます。
その井戸は原田家の城中井戸としても使われたと言われています。

山頂にある野口徳三郎翁の胸像
野口翁は、柴田町出身で、亡くなった夫人の冥福と世の平和と安全を祈願し、昭和50年、山頂に
船岡平和観音像を建立しました。
胸像の右側に二等三角点「船岡」があります。

伊藤七十郎辞世の句碑
柴田町出身の野口徳三郎翁は伊藤七十郎の人柄に魅せられて、斬首4日前の書を碑にして建てたもの。
伊藤七十郎は、昭和45年放映NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」で知られた豪勇気節に富んだ
武士で、伊達兵部(伊達政宗の子で一関城主)を誅殺しようとて失敗し捕えられ、36歳の若さで
仙台にて斬首されました。

樅ノ木展望デッキ前の山本周五郎文学碑の案内をする
昭和45年NHK大河ドラマの題名で、原作は山本周五郎の伊達騒動(寛文事件)をテーマにした
時代小説。
主人公の原田甲斐が樅ノ木をこよなく愛したことで題名として付けられました。
碑には小説の最後の部分が刻されています。山本周五郎夫人の清水きんさんの書です。

赤い帽子、ビブスは我々のスタッフ用備品です。
数日前に納品となったもので、公式には本日が初披露目。

次回の歴史ツアーは、9月下旬のしばた曼珠沙華まつり期間中に行われます。