星・宙・標石・之波太(しばた)

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天文講演会

2013-05-25 23:34:36 | 
宮城県大崎市にある大崎生涯学習センターで開催された天文講演会の講師をしてきました。





同センターのプラネタリウム館にて「隕石落下とスペースガード」と題して、
2月15日、まばゆい閃光と激しい衝撃波を伴って、ロシアに隕石が落下しました。
翌日には、小惑星が静止衛星軌道の内側という至近距離にまで地球に接近しました。
このような小惑星の衝突から地球を護るためには、衝突の可能性のある小惑星を早期に発見し、
軌道を決定することが重要です。仮に衝突する小惑星の軌道が求められていれば、いつ、どこに
落下するかを正確に予測し、避難することにより被災者をなくすことも可能です。
地球環境を取り巻く宇宙について考える内容で16時から17時30分まで講演しました。
主催は、大崎地域広域行政事務組合教育委員会とNPO法人日本スペースガード協会です。
プラネタリウム館のドーム内でスライドを使っての上映は初めての経験で、ちょっと手間取り
ましたが、無事時間内に終了しました。質問も予定していた時間以上にありました。
定員150名でしたが、来場者は20名程でした。
地元紙の「大崎タイムス」前日に告知が掲載され、また、本日取材に来ていました。
本日サプライズがありました。日本スペースガード協会の高橋理事長と吉川センター長が
3月下旬に、ロシアに行き、隕石落下の調査をしてきました。その際、隕石を何個か拾って
きました。管理人は理事長にお願いし、ロシア隕石を借用し、多分宮城県で初めて
ロシア隕石を展示しました。参加者はケースに入った隕石を手に取り感慨深けに
眺めて行かれました。


日本スペースガード協会の入会案内や3月末ニュートンプレス社から発行された
「大隕石衝突の現実」の本の紹介を行いました。



入会や本の購入について前向きなお話をしている方が何人かいました。
会員が増えればと思う管理人でした。