goo blog サービス終了のお知らせ 

星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

小惑星2012DA14&ロシア隕石

2013-02-16 16:07:27 | 
皆さん、今朝の特異小惑星2012DA14の地球最接近を見ましたか?
管理人は、自宅(宮城県柴田町船岡)近くにて4時頃より5時30分まで双眼鏡(宮内光学77mm)
で観測を行いました。
が、雲が多く、雲のすき間にて待ち構えていて移動する天体の確認している間に雲が通過する、
の繰り返しを、うみへび座、コップ座、しし座、おおぐま座で行いました。
残念ながら小惑星2012DA14の確認は出来ませんでした。
各地の観測の様子が気になるところです。テレビ放送では全国数ヶ所から観測成功の映像が流れていました。

管理人の所属する日本スペースガード協会では、観測が成功しました。
協会HPから

アテン型小惑星 2012 DA14 の観測に成功
当協会が観測運用する美星スペースガードセンターでは、地球最接近時の小惑星 2012 DA14 の観測に成功しました。

当協会が観測運用する美星スペースガードセンターでは2月16日早朝、しし座付近を南から北へ高速移動中の
この小惑星の観測に成功しました。

口径1.0-m望遠鏡で撮影した小惑星 2012 DA14
撮像 2013年2月16日 05時11分(JST) 露出時間 3.0秒

●ロシアの隕石について
最近は、日本はじめ世界各地で車載カメラや監視カメラ等多数のカメラが設置されています。
その画像が昨日の午後、テレビニュースで世界に配信されました。
現地時間午前9時20分頃の日中でも、明らかに分かる光度、爆発(破裂とした方がよい?)時の異常な輝き、
衝撃波によるドア、窓、レンガ壁等の破損、倒壊で多数の方が負傷しました。

当初、飛行経路が不明であったので、2012DA14と関連があるかな?と思っていました。
小惑星は単独ではなく、連星系を持つもの、衛星を持つものが多く知られています。
本体2012DA14(直径45m)を先行している小惑星(直径10m弱)かな?と思っていました。
飛行経路は本体は南から北のコースなのだが、この隕石は、東から南に向かっているので明らかに異なります。

この隕石について、今日の朝日新聞では専門家のコメントとして日本スペースガード協会の関係者が出ていました。
岡山県井原市の美星スペースガードセンター観測員の浦川聖太郎さん
岡山県井原市の美星スペースガードセンター観測員の奥村真一郎さん
同センターを運営するNPO法人日本スペースガード協会事務局長の浅見敦夫さん
NPO法人日本スペースガード協会理事長の高橋典嗣さん

この隕石について、詳細な飛行経路、クレーターの大きさ、採取された隕石の数、重量、材質等
が気になるところです。
2月24日(日)午後、東京都新宿区にある工学院大学新宿キャンパスにおいて、
日本スペースガード協会主催の公開講演会が開催されます。入場無料です。
高橋理事長からこの隕石についてもお話されるものと思います。

●第43回公開講演会プログラム 開催のお知らせ
2013年2月24日、日本スペースガード協会(JSGA)主催の講演会が次の要項で開催されます。
 ■ 日時:2013年2月24日(日)13:00 ~ 15:00
 ■ 場所:工学院大学(新宿キャンパス)
 ■ 参加費:無料
 ■ 講演内容
 1 小惑星探査機“はやぶさ2”の進捗状況
  吉川真(JAXA、JSGAスペースガード研究センター長)
 2 スペースガード研究センターの活動
  高橋典嗣(JSGA理事長)