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ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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経営のコツここなりと、気づいた価値は百万両

2011-10-10 15:06:00 | ノンジャンル
と言ったのは、松下幸之助さんです。

そんな言葉を、ふと思い出した本日でした・・・こんにちは。

お陰様で、本日もご来店をいただきまして、商いをさせていただいております。

・・・うれし。そして、ありがとうございます。


先日、士農工商の言葉にかけまして、小売業が1次2次産業(農林水産業と製造・電気ガス業)にくらべて、職業の地位が低くて当然であると申しました。
(ご意見は色々有りましょうが、それにつきましては、金融業というのは格別、おしなべてあまり高い地位の職業ではなかろうとあたしは感じております=お金がお金を生む(利息)というのがあたしは未だに信じられない・・・ユヌスさんみたいな人がいるから、いちがいではありませぬが・・・金融業の皆様、すみません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%8C%E3%82%B9

それはそうでありながら(とあたしは思っているけれど)、あたしはあたしのお仕事を卑下することはありませぬ。

なぜか?

結局のところ、自己満足ですが、世間様のお役に立つことができているかどうか?というのが命題でありますね。

正直に申しまして、呉服屋がなくなっても、多分日本人が食うに困ることはないかもしれないと思う。
(八百屋さんや肉屋さん、ガソリンスタンドが無くなったら、とても困る)

ただ、例えばそれは、能であれ歌舞伎であれ茶道であれ華道であれ、文化的なモノの存続には、呉服屋という部分ではなくて着物にまつわる何かというものは残るであろうと想像を致しております。

それと、あたしの店とは、ちょっと違う。

あたしはそれを思うのであります。

だから、豊坂屋でなくても、ある意味さみしいけれど、呉服屋の代わりはいくらでもあるのだね。

それで当然なのだよ。

では、あたし及びあたしの店の存在価値はなんなのだ?と自問してみれば、それは、世間様に何がしかのお役に立っているかどうか?ではないかい?

世間様のお役に立つとはどういうことか?

綺麗なオベベをご提供することがそうなんだろうか?・・・と思ったりする。

お客様の好きと言われる着物を買っていただければ、それで良いのか?・・・と思ったりする。

結局、儲かればそれで良いのか?・・・と思ったりする。

それは・・・アリなんです。

そして、そのためにも、ものすごく努力がいるんです。

でも、多分それだけだったら、あたしにはブーなのです。
(偉そうだったらすみません)


儲けさせていただいたその先に、世間様にお役に立つという信念があれば、豊坂屋の呉服屋としての存在価値があるような気がするんだ。

それを松下幸之助さんは、「コツ」と言ったような気がします。

・・・

25年ほども前のことで、そこに何が書いてあったか忘れました。

なんとな~く、そんなことだったような気がします。


今日のお客様に、東北応援のエスミンのCDを渡しながら、ふとよぎった言葉でした。

これが「コツ」かどうかは・・・定かではありませんよ。