おはよ。
大型と言われていました台風ですが、ありがたいことにこの地方への直撃はありませんでした。
およそ40年前・・・まだ、窓は木枠に薄いガラス、雨戸は板張りの頃、台風が来るというと、家中こぞって窓に鍵をかけ、雨戸は木で補強をし、店への浸水に備えて、土嚢まで用意しておりました。
それでも、雨の多い台風ですと、店には水が入り、台風一過の翌日は、ホウキや雑巾で店の後始末をしたものです。
雨も風も強ければ、雨漏りがして、洗面器で天井からのしずくを受けた記憶もありますよ。
夜には停電もありましたね。
懐中電灯とろうそくは、必須でありました。
あれから40年。
台風が来ると聞いても、雨戸を閉めることは滅多になく、移転のお陰もあって、地面もかつてと比べれば随分高さのある土地になりましたので、およそ浸水の心配はありません。
誠にありがたいのですが、ふと思うのでありました。
ガタガタと雨戸が揺れる音のする中、ジッと風の音に耳をそばだてて、何事もなく台風が過ぎるのを祈っていた父。
停電で真っ暗な夜、ろうそくの明かりを囲んで、大人の心配とは裏腹に、いつもと違う空間を楽しんでいた姉とあたし。
そんな風景は、・・・、もうないのだなぁ・・・
・・・
贅沢な思い出なのかもしれませんね。
大型と言われていました台風ですが、ありがたいことにこの地方への直撃はありませんでした。
およそ40年前・・・まだ、窓は木枠に薄いガラス、雨戸は板張りの頃、台風が来るというと、家中こぞって窓に鍵をかけ、雨戸は木で補強をし、店への浸水に備えて、土嚢まで用意しておりました。
それでも、雨の多い台風ですと、店には水が入り、台風一過の翌日は、ホウキや雑巾で店の後始末をしたものです。
雨も風も強ければ、雨漏りがして、洗面器で天井からのしずくを受けた記憶もありますよ。
夜には停電もありましたね。
懐中電灯とろうそくは、必須でありました。
あれから40年。
台風が来ると聞いても、雨戸を閉めることは滅多になく、移転のお陰もあって、地面もかつてと比べれば随分高さのある土地になりましたので、およそ浸水の心配はありません。
誠にありがたいのですが、ふと思うのでありました。
ガタガタと雨戸が揺れる音のする中、ジッと風の音に耳をそばだてて、何事もなく台風が過ぎるのを祈っていた父。
停電で真っ暗な夜、ろうそくの明かりを囲んで、大人の心配とは裏腹に、いつもと違う空間を楽しんでいた姉とあたし。
そんな風景は、・・・、もうないのだなぁ・・・
・・・
贅沢な思い出なのかもしれませんね。