レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

小さい秋見ーつけた!

2012-09-29 05:00:00 | 日記
レイキャビクは今日(28日)は気温が6度でした。朝のうちは雨粒が落ちていましたが、夕方の今は快晴。太陽が輝いています。でも冷たい風が強いので通りでは6度という気温よりも寒く感じます。逆にガラス越しの部屋の中では–例えば今これを書いている居間には陽が射しているのですが–実際の気温よりもはるかに暖かく感じます。

室温計がないのではっきりとは分かりませんが、Tシャツ一枚でいて寒くないくらいの温度があります。家の中にいていい天気だな、暖かいな、と思い軽装で表に出たらすごく寒かった。(›_‹)
晴れれば陽射しの強いアイスランドではこういうことがよくあります。これをこちらの言葉ではGluggavedur(dは実際は縦棒に横線が入ったアイスランド文字)と言います。「窓天気」が直訳ですが、「窓際日和」とでも訳しましょうか。

北部の方では9月の初めに大雪が降り、放牧中の羊達が多く犠牲になってしまいました。その後天候はもちろん平年並みに回復しているようですが、南部にあるレイキャビクでも秋、というより冬がどんどん近着いてくる気配です。

考えてみると、ここでは春と秋はとても希薄な存在感しかありません。毎年の「夏の第一日目」は「4月18日以降の最初の木曜日」と定められており、祝日です。この日は寒かろうが雪が舞おうが、何としても「夏」であり人々は互いに「幸せな夏を!」と挨拶しなくてはいけません。

逆に「冬の第一日目」もちゃんとあります。「夏期の26週目の土曜日」ということで10月の21日から27日の間に来ると言うことです(ああ、きっとこれがサマータイムに関係してるんだ)。これはスカンジナビアに共通らしいんですが、アイスランドではそんなに表に出ては来ません。祝日でもないし。

ともかく、原則として冬と夏に二分割された暦の中で、春と秋は居場所が少ないのです。もちろん、春だなあ、とか、秋の只中だ、と感じるような日もあります。ただ、まとまった季節として感じられる期間は非常に短いと思います。それぞれの感性の問題もあるのかな?

でもそういう短い春や秋だからこそ、そういう「時」を見つけた時は嬉しいものですね(ブログではなぜか超ポジティヴ人間の私です)。先日見つけた「秋」をアップしておきます。これはまだ秋の入り口くらいの時だったような。同じ木はもう今日は真っ赤でした。



家のすぐそばの街路にて


コメント
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