レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

ビミョウ

2012-09-24 05:00:00 | 日記
前にも書きましたが、アイスランドには企業派遣の邦人の方々は、短期派遣の方々を別すると在住していません。そのため邦人数も少なく、よって日本食専門店というものも-食べるところも、食材を購入するところも-限られています。負のスパイラルです。スシ・バーは増えてきていますが。

ですから基本的な食材、たとえばダシの類や調味料は自前で確保する必要があります。醤油やみそ、のりなどはここでも購入できるのですが、普通の邦人の台所をまかなうほどの食材には遠く及びません。

いつも日本へ帰るチャンスがある場合には、いろいろな食品類を買い込んで別途郵便で送ります。六月に帰省した際にはカップ・ラーメンだけで一箱送りました(カップ・ラーメンは食材とは呼ばないでしょうが)。セブンイレブンで、セブンイレブン銘柄のカップそば、同じく中華そば、日清のベイシックなカップ・ヌードル、そしてマルちゃんの焼きそば弁当を各十ヶずつ買い込みました。「何かのイベントですか?」「いえ、外国暮らしです。日本のカップ・ラーメン、美味しいですよ」「そうですか、ありがとうございます」
別にお店の人がお礼を言う筋合いはないと思ったけど。

日本郵便のゆーパックの特大の箱に上下を互い違いに組み合わせると、計40ヶのカップ達は見事に収まりました。これをSAL便で送ります。カップ達は40ヶで五千円いっていませんでしたが、郵便代はSAL便でも8.000円ちょっとかかりました。送料が内容物より高いというのは、ザンネンな気持ちがするのですが、仕方ありません。

この40ヶのストックはかなりの安心感を与えてくれます。しかし、私は貪欲、というか貧乏性でもっと欲しくなるのです。そしてもっと安心したいのです。

アイスランドできちんとした日本の食材を買おうと思ったら、イギリスやドイツからネット購入するのが現実的な手段です。今、「手頃な手段」と書きそうになり改めました。「手頃」とは言えない。これはまた機会を改めて書きます。

で、ドイツはデュッセルドルフに支店があるOCS DUS コンビニサービス(Overseas Courier Service Japan Store)の案内を見ていたら、日清のハンガリー工場で作っているカップ・ヌードルが、それほど高い値段でなく陳列されているのに気がつきました。

早速注文。チキン味を16ヶとカップ焼きそばを8ヶ(8ヶが注文の単位)。送料込みで64ユーロ、ですから6400円くらい?一ヶあたり267円。高くはなりますね。これは仕方がないです。自分で送った40ヶ軍団にしても一ヶ当たりにして均すと320円くらいになってますから。

届いたのを早速試食してみました。麺の感触と味付け。

これがビミョーに違います。

麺の感触は焼きそばの方。味付けは日本と同じでしたが、どこか麺が落ちる気がする。カップ・ヌードルの方は逆に麺は同じなのですが、味付けが薄い。チキンテイストとなってますが。

大体サッポロ一番でも出前一丁でも、海外生産バージョンはビーフ味、チキン味、シュリンプ味等、海外向けの味付けにされてしまうことが多いようです。ハンガリー人はきっと薄味が好きなんでしょうね。その周りの国も含めて。

まあ、海外生活というのはどっかで妥協しなくては成り立たないようです。日本の皆さん、カップ日本のカップ・ラーメンは美味しいですよ。羨ましい!


コメント
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