レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

想定外のタッチ

2024-06-22 05:38:06 | 日記
こんにちは/こんばんは。

またまた二週間ぶりとなってしまいましたが、それはもう「そういうものだ」と思ってください。




清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Jonathan _gallegos@unsplash_com


早くも夏至を超えてしまいました。ぜんぜん気がつきもしませんでしたが、これからは毎日ちょっとずつ日が短くなっていきます。ただ気温的には、多分七月の方が高くなると思うので、まだ夏の楽しみは残っています。

私は今週は月曜日から一週間のミニ夏休みを取っています。「一週間も休んで『ミニ』とは当てこすりか?」などと言わないでください。こちらでは夏休みはガッツリ取ることになっているのです。

なぜこんな時期に一週間だけの休みを取ったかというと、五月から六月初めにかけてが、仕事上でかなりきつい時期だったので、少し休息が必要と感じたからでした。その間、ずっと体調がイマイチということもありましたが、多分その「体調がイマイチ」も疲労と関連していたと思います。

五月の何がきつかったのか?ということに関してもちゃんと時期をみて書きたいと考えています。これは真面目なトピックなので、ちゃんと準備をしてからでないといけないですね。まあ、次の次くらいには。

さて、五月の末から「Snerting」スネルティングという映画が公開されています。スネルティングというのは「触れること」「接触」の意味で、映画の英語タイトルは「Touch」。日本題も「タッチ」だと思います。漫画じゃないから。




宣伝用ポスター
Myndin er ur auglysingu


私はまだ観ていないのですが、職場の同僚がふたり観にいき「とてもきれいな映画でストーリーにも感動した」と話してくれました。別の知り合いも「思っていた以上に心に刺さった映画」とわざわざFacebookに載せていましたので、アイスランドウケは良い作品なのだと思います。

この映画については、以前に撮影ロケの裏話しみたいなことを書いたことがあります。そちらもぜひ併せて覗いてみてください。

「準」高齢者と映画のエキストラあれこれ

「準」高齢者と映画のエキストラあれこれ その2


物語りは、高齢に達したアイスランド男性がリタイアを機会に、若かりしころロンドンで出会い恋に落ちた日本女性のことを思い出し、その人を探しに日本へ出向いて行く、というもの。

その女性は、別に別れ話しが拗れたわけでもなんでもないのにある日忽然と姿を消してしまっていたのでした。

そういう話しなので、当然昔日のロンドンと今の日本が交互にスクリーンに映し出されるパターンでしょう。観てないので想像ですが。

監督はこちらでは有名なバルタザール・コルマウクルさん。主演はエイイットゥル・オーラブルソン(今のアイスランド男性)、パウルミ・コルマウクルさん(昔日のアイスランド男性)、Kókiさん(姿を消した日本女性)、それにモッくんこと本木雅弘さん(女性の父)。

Kókiさんは、もちろんキムタクの娘さんです。元々はモデルさんですよね、良く知りませんが。




作品紹介
Myndin er ur IcelandicFilmCenter.is


で、私は当然この映画は日本でも話題になり上映されるのだろう、と考えていました。いつから公開されるのだろう?と思って、ネットで検索したのですが、意外な事実を発見しました。

これはすべてネット情報なので、もしかしたら誤情報であるかもしれないことを承知しておいてください。

それによると、「タッチ」というアイスランド=日本映画はほとんど話題にされていない。キムタクのお嬢さんであるKókiさんが主演し、キスシーンからベッドシーンまであることを鑑みると、この「沈黙」は解せないものがある、というのです。

さらにそのネット解説では、KókiのSNSを覗いてもこの映画に言及しているフォロアーはほとんどいない。Kókiのファンの大多数は若い女性で、彼女たちはKókiをモデルとして崇拝し、そのファッション等には深く傾倒しているが、女優としての彼女には惹きつけられていないのだろう、とのこと。

さらに、日本の芸能界ではKókiのことを「キムタクの娘」としてしか評価しない向きがあり、そのことを承知している母親の工藤静香は娘の活躍の場をむしろ欧米に求めた戦略を立てている、のだとか。

確かに、アイスランドでの受けの良さを考えると、多分アメリカ等でも受けるんじゃないかと思います。物語りの背景にヒロシマがあるので、多分、欧米の人は時節柄からも興味を持つのではないか、と。

ネット情報に戻りますが、そうしたこととは別に、日本の映画ビジネスではこの映画は集客性が低いと評価され、それゆえに配給元がつかないのだ、と。




Kókiさん
Myndin er ur Wikipedia.org


映画の配給の仕組みとかはとんと存じあげませんが、本当に日本で公開されないのであれば残念です。なぜかというと、ワタシ、生き残ったらしいのです。今回は。

これまで、何度も映画の撮影にはエキストラとして参加してきましたが、大作と言われた「Angels of the Universe」(2000)でも、「Woman at War」(2018)でも、随分と目立つ立ち位置にいたのにAll Cut。惨めに切り取られていたのでした。撮影はひとつ。編集を生き残ることは別事なのです。

ですが、今回は観に行った職場の同僚が「トシキは二回映っていたと思う」と宣うではないですか! 別に自分で観たいとは思いませんが、日本の家族親戚幼馴染み一同に「オレ、Kókiと一緒に映画出てるから」と自慢したいのでした。

日本公開なし、とかいうのはマジで想定外。やっぱりワタシはこの分野では貧乏神に取り憑かれているのかも... (涙)(笑)

というわけで、皆さん。皆さんのSNSで「モッくんとKókiの『Touch』観たい!観たい!」と大騒ぎしてください。それを見て配給会社が考えを変えるかもしれません。ワタシの大エゴに関わることです。どうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m(草)(草)(草)


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


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久しぶりの赤ちゃん洗礼と母国語教育の三十周年

2024-06-08 19:00:50 | 日記


清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Neil_Mark_Thomas@unsplash_com


こんにちは/こんばんは。

ちょうど一週間前の土曜日(6月2日)はアイスランド大統領選挙の投票日でした。その結果は前回ご紹介したとおりです。長らく住んではいても単に「外国人」に過ぎない私は投票権もなく、当然投票にも行かず、その意味ではフツーの土曜日でした。

ですが、この日には個人的に関わりのあるイベントが他にふたつあり、決してヒマではありませんでした。そのひとつは教会での洗礼式で、もうひとつは母国語教育に関係する団体の三十周年記念会です。

まず洗礼式ですが、これは日本人のお父さんとアイスランド人のお母さんとの間に生まれた男の子のためのもの。このご夫婦の結婚式も私が牧師をさせていただいたのですが、これが早十年前のこと。

その後十年、あまり往き来はなかったのですが、今回第一子となる男の子(六ヶ月)の洗礼を頼まれていたのです。

キリスト教国のアイスランドでは、赤ちゃんの大多数がごく自然に洗礼に与りますので、牧師さんにとっては洗礼式はごく日常的な職務のひとつです。また、当然のことながら洗礼の対象は赤ちゃんであるのが普通です。

ですが、移民や難民の人たちへのサービスをメインとする私にとっては事情が異なります。今年に入って私が洗礼式を担当したのは十回。すべて大人の人たちのためです。さらに言うとすべて難民の人たち。

そういう事情から、私が担当する洗礼式はこじんまりと関係者のみで行われるのが常なのですが、今回は久しぶりにアイスランド人の親戚、友人が参集する「フツー」の洗礼式となりました。場所も教会。




洗礼式スナップ
Pic by Unknown?


洗礼式は、教会で行われる場合と、自宅で行われる場合が半々くらいの割合になるでしょうか?赤ちゃんが生まれてすぐの場合は、やはり自宅の方が都合がいいのですが、参列する人の数なども鑑みて教会を選択する方も多くあります。

で、今回は私が常駐しているブレイズホルトゥス教会での洗礼式となりました。ついでにお祝いのパーティーも教会のホールで。

結婚式には日本からご主人(「夫」のことをなんと呼ぶのが一番良いのでしょうか、今どき?)のご両親が日本からお見えになったのですが、今回はいらっしゃれませんでした。そのことで、事前に「だったらライブで送ってあげたら?」とか言ったのですが、式直前に赤ちゃんのお父さんがスマホをセット。本当にライブしてました。私も十年ぶりにご主人のお母様と一言ご挨拶できました。

それはいいんですねどね、洗礼式が終わり、皆が階下のお祝い会へ行ってしまった後、ふと見るとスマホがまだ教会に。ライブがまだ継続中で、お母様がまだスタンバイ中。慌てて「今、皆のところへ行きますから、切らないでください」と言いながら、スマホをホールへとお連れいたしました。こらっ、お母さんを忘れるな!

この洗礼式が午後二時からだったのですが、その前に正午からModurmalモウズルマウルという母国語教育を推進する団体の三十周年記念行事が、教会のすぐ隣りのMjoddミョッドというショッピングアーケイドで開催されました。




祝辞に駆けつけてくれたグビューズニ大統領
Pic by me


ここで「母国語」というのはアイスランドに住む外国人の人たちにとっての「母国語」です。例えば私が自分の子供たちに日本語を教える、とう意味での「母国語教育」を意味します。

実は同名の団体がもうひとつあるのですが、これは海外に在住するアイスランド人の子供たちのアイスランド語教育を支援する団体です。ところ変われば立場が入れ替わるわけですが、していることは同じですね。

このModurmalはいわゆるアンブレラ団体で、この傘下に日本語教室だの英語グループだのと、個別の母国語教育グループが属しているわけです。上意下達ではなく、Modurmalはあくまでサポート組織です。

母国語教育は、1993年くらいからレイキャビク市が試験的にボランティアを支援するという形で始まりました。私はちょうどアイスランドに移った直後のことで、そのことを知ってはいましたが、詳しい経緯は理解していませんでした。

確か、英語、タイ語、ロシア語?が当初よりあったような... ここに日本語がソロソロと加わっていくのですが、こういう活動は始めはひとつふたつの家庭ベースで形成されます。だから「いつ始まった」と断言するのは難し意のですが、日本語教室みたいになったのは1996年くらいからだと思います。

日本語グループに関しては、私は始めよりドップリ浸かっています。

これらの母国語グループ、ボランティアベースでしたが、レイキャビク市の青少年局の支援を受けており、会場の提供や多少の資金援助がありました。その当時は「移民」はまだ新しい事象で、移民のきちんとした受け皿は生成途上に過ぎませんでした。

よりしっかりした「移民の受け皿」として、レイキャビクとその周辺の四市町が合同投資して「インターカルチュラル・センター」が2000年に設立されました。ですが、このセンターは母国語教育にはあまり理解がなく、これまでの母国語グループへの支援は中止される向きに。

「それは困った」と日本語グループの私や、英語やベトナム語のグループのリーダーの人たちとかが相談して、Modurmalという団体を正式に登録しました。正式に登録すると、独自に支援金の申請とかをすることが可能になるからでした。






三十周年記念会の様子
Pic by me

ですから、正確に言うならばModurmalという団体の発足は2001年となり、その通り十周年記念は2011年の12月に開かれています。

今回の三十周年は、母国語グループが活動を始めた頃を基点として勘定しているようです。まあ、事柄の本質としてはそれで問題ないですよね。同じグループが土台になっていますから。

2001年の正式発足当時でも、グループ数は六つか七つくらいだったのですが、現在はなんと21のグループがModurmalに属しています。

行ってみてびっくりしたのですが、記念式会場のアーケイドは人でいっぱい。グビューズニ現大統領も祝辞に駆けつけてくれており、まあ大賑わいの大繁盛でした。

発足当時は、とにかく公的な機関からの資金集めや、アイスランド社会の中での母国語教育の重要性の認知が主要な目的でした。聞いたとことでは、今は「子供と教育省」から1500万クローネの資金援助がなされているとか。これらの発展は、最近十年間くらいの指導者の皆さんの努力の賜物です。拍手。

ちなみに、日本語教室。私は2016年に引退しましたが、教室はその後も続き、あのコロナの難しい時期も乗り越えて、今でも元気に続いています。控え目に計算しても、再来年で三十周年。その間、休止なし。これもすごいことだと思います。今の引率者の皆さんにも拍手。

二月に開かれた、邦人の方々の新年会に行った時も、その人数の多さ –とりわけ第二世代第三世代– に驚かされたことを書きましたが、日本語教室やそれに並行するModurmal等々、アイスランド移民社会の少なくとも一部は着実の発展しているようです。アイスランドで頑張ってる移民、みんなに拍手。

レアキャラのいる二月の「新年会」


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アイスランド「シン」大統領、決まりました

2024-06-03 21:42:37 | 日記


清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Michael_Held@unsplash_com


こんにちは/こんばんは。

今回は、まったく速報性のない選挙速報です。

先週末の土曜日に、アイスランド大統領選挙の投票が行われ、日曜日の早朝に次期大統領が決定しました。ハットラ・トマスドティールさんです。

前回、選挙についてのあれこれを書きましたが、ハットラさんはその時点では支持率16,2%で四位。22,2%の支持でトップのカトリーンさんからは6%遅れをとっていました。

ですが、結果としては、ハットラさんが34,1%を獲得し、二位に落ちたカトリーンさんの25,2%に9%近い差をつけて当選したのです。三位のハットラ・フルンドさんは15,7%、四位のヨウン・グナールさんは10,1%、そして五位のバルドゥルさんは8,4%の得票となりました。

ハットラさんは、一週間あまりで支持率を倍以上に増やしたことになりますが、このような激しい支持率の変化の裏には、組織だった「反カトリーン」ネットーワークの働きがあったと言われています。

つまり、カトリーンさんの当選を阻止するために、当選の見込みが薄い候補者の支持者が登り調子だったハットラさんに票を投じたというのです。確かに一週間前の支持率と、実際の得票率を比べてみると明らかな傾向があります。

カトリーンさんは、ほぼ事前の支持率22,2%通りの25,2%を得ましたが、一週間前の支持率は19,7%あったハットラ・フルンドさんの得票率は15,7%と4%のダウン。18,2%だったバルドゥルさんは8,4%でなんと10%近い9,8%減。ヨウン・グナールさんは13,4%から10,1%と3,3%のマイナスでした。




選挙結果 各候補者の得票率
Myndin er ur Mbl.is


こうしてみると、確かにカトリーン当選阻止を目的/意図として、自分の支持候補からハットラさんに投票先を変えた人が相当数いたことは明らかのように見えます。

支持候補が当選の可能性薄となった場合、死に票になるのを嫌って投票先を変えることは普通にあります。それでも、例えば政党に直結した国会議員選挙の場合には、支持候補自身が当選を逃しても支持政党の得票にはなりますから、勝ち目がなくともその候補を選ぶのも一般的です。

大統領選挙や市長選挙のように、政党との関係がちょっと薄くなっている場合には、支持候補の当選が見込まれない場合には、「勝ち馬に乗る」ために当選見込みが強い候補者に乗り換えることも普通にあります。

ですから、選挙に際して、支持候補者の戦況から、直前になって有権者が別の候補者へ投票先を変更すること自体は、不思議でもありませんし、不道徳なことでもありません。選挙というのはそういうものでしょう。

ですが、ここで特筆すべきことは、この「投票乗り換え」が組織立って「アイスランド大統領選挙」で起こったということです。アイスランドの大統領は政治的権限のない、いわば「象徴」的大統領です。よって、政党からはほぼ独立したポジションになります。

ハットラさんは、アイスランド共和国誕生以降、第七代目の大統領になりますが、これまでの選挙で組織だった「投票乗り換え」の試みがあったとは聞いていません。

まあ、候補者が一(いち)ダースもあるようなことも初めてでしたから、その点では起こっても不思議ではない状況だったのでしょうが。

このような「組織的なカトリーン当選阻止戦線」が生まれた理由はいくつかあると思います。第一に先ほど書きましたように、アイスランドの大統領は「象徴」的大統領であり、フランスやアメリカのような政治的実験のあるポジションではありません。

国民は、政治色の強い人が大統領になることを嫌う傾向は元々あります。前大統領のオーラブル・ラグナル氏が政治家上がりの大統領となり、しばしば「越境」して政治に口を突っ込んできたことを「苦い思い出」として持っている人は多くいます。




次期大統領となるハットラ・トマスドティールさん
Myndin er ur Visir.is


そこから、ついこの間まで現職の首相であったカトリーンさんに対しても、懸念の声を上げる人は多くありました。カトリーンさんももちろんそれを承知で立候補したわけですが、その理由は彼女には圧倒的な個人的人気があったことであり、「超政党」的カリスマがあったことです。

ついこの間まで首相であったことは、PR的な観点から言っても、そのまま強みになるのですが、同時にマイナス作用もありました。つまり、これまでの首相在任中の期間の政治を見た場合、国民の生活上の不便や困難、改善されなかったこと等への批判というのは、最終的にはカトリーンさんへの批判となります。

まあ、この点が「カトリーン当選阻止」という積極的なアンチ精神が誕生した一番の原因だろう、と私は推測します。この反カトリーン運動は、相当感情的なものだと感じました。

私は、まあ感心できない点はあルことを認めつつも、カトリーンさんを支持しましたので、ある時点で「Vote Katrin」のスローガン入りのFacebook Profile Picを使ったのですが、(有象無象から)相当数のブーイングのコメントをもらいました。

全体的に見て、年長者にはカトリーン支持が多かったそうですが、若者たちにはアンチ・カトリーンが多かったということです。彼らが組織だったカトリーン当選阻止の首謀者で、種々のSNSを駆使して、ハットラさんへの投票を呼びかけたのだそうです。なるほどねー。

前回、支持率が高かった候補者五人の中で、唯一私が「こいつは嫌だな」と思ったのがハットラさんです。ワタシ的には最悪の目が出てしまった。まあ、何度か書きましたように、ここの大統領は政治的実権のない、アイスランド人の「お父さん」「お母さん」役ですので、アイスランド人ですらないワタシにはそんなに関係はないでしょうが。

まあ、これから大統領になるわけですから、始めから決めつけてはいけないですね。ハットラさんが名大統領になる可能性はもちろんあります。そうはならない可能性もあります。

アイスランド国民は、今回ハットラさんではなく、「反カトリーン」を新大統領として選びました。それがどのようなコンセンサスをもたらすのかは、今後の四年間に明らかになってくると思います。


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アイスランド「シン」大統領 – 誰?

2024-05-24 21:02:12 | 日記

清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Lucas_davies@unsplash_com


こんにちは/こんばんは。

五月も最終週に入ります。五月は私にとりましては、結構キツイ月となりました。まず、前回書きましたように、四月の末から体調を崩していたのですが、それが意外と長引いていて、まだ今でも完調ではありません。

同じような話しが周囲にいくつかあって、どうもその種の流感が出回っているようです。おかげでもう四週間も筋トレできていません。こんなに長い休みは筋トレ熱が再炎した昨年一月以降初めてのことです。

仕事も結構忙しくさせていただきました。それはありがたいことなのですが、体調がイマイチだったので、「キツイ」と感じてしまった部分はあります。加えて、仕事の中で精神的に重いことがあり、それが体調不良の陰の原因かもしれません。

そのことについては、もう少し落ち着いたら書いてみたいと思います。ブログで書く価値のあることだとは考えているのですが、「今、起こっていることを即ブログネタにしない」という原則を持っています。

地震とか戦争とか、時事ニュースに関するものは別ですよ。自分自身や知り合いに関しては、起こっていること、体験したことが落ち着いて、自分の中で咀嚼消化できるまでは、書かない方が良いと考えています。

さて、そういう原則の当てはまらないのが今回のトピックで、アイスランドの大統領選挙です。今、まさに起こっていることですが、遠慮する必要はないでしょう。

6月1日が投票日ですので、選挙戦もいよいよ終盤、第四コーナーを回ってのラストストレッチスパート感があります。

十二人という、かつて例を見ない大量の泡沫?を抱え込んだ今回の選挙。さすがに的は絞られてきています。それでも「ダントツ」が存在しない状況で、上位三人は僅差の凌ぎ合いを続けていますし、さらに二人を加えた上位から五人までには、現実的な可能性があると考えられます。

こういう選挙の支持率アンケート(poll)は、Maskína マスキナ、Gallup ギャロップ、 Prósent プロウセントというみっつの会社がメジャーなのですが、ほぼいつでも結果に差があります。

同じ時期に出された支持率が、例えばマスキナとギャロップでは一位、二位が入れ替わっていたりするわけです。会社によってどの候補がいつもひいき目になっているか?とかも調べたら面白いのかもしれませんが、そこまでする気はありません。投票行動科学とかを研究されている方には、大切な項目でしょうね。




5月20日時点での支持率
Myndi er ur RUV.is


今、私が参考にしているのは国営放送R U Vの報道で、そこで用いられているのはプロウセントが四日前の20日に発表した支持率になります。

それによると、トップはこの間まで首相だったKatrinカトリーンさんで22,1%。二位がエネルギー庁のディレクターのHalla Hrundハットゥラ・フルンドさん(女性)で19,7%。三位は政治学者のBaldurバルドゥルさんで18,2%の支持。次いで四位はこれもHalla (Tomasdottir)ハットゥラ(トマスドティール)さんという経営学者の女性で16,2%。そして五位がコメディアンで元レイキャビク市長のヨウン・グナールさんで13,4%の支持を得ています。

これらの数字は、結構上がったり下がったりが激しく、当初はカトリーンさんとバルドゥルさんが「二強」だったのですが、しばらくしてハットゥラ・フルンドさんがトップに。

そういう状態がしばらく続き、ここにきてカトリーンさんとバルドゥルさんはジリ貧気味、ハットゥラ・フルンドさんも息切れしてきました。そしてもうひとりのハットゥラさんが、急に支持を集め始めています。

ヨウンさんは、当初より安定して「そこにいるけど...」という感じ (^-^;

で、しがない底辺牧師のワタシですが、流石にアイスランド在留三十二年となると、これらの候補の人たちの中にも面識のある人がいます。(始ります、自慢話し (*^^*) ) 

カトリーンさんは、「緑の党」で顔を合わせる機会はずいぶんあt他のは不思議ではありません。バルドゥルさんとも定期的に会う時期がありました。2004年くらいから2010年くらいまで、「ゲイの人たちの権利」例えば「同性結婚」等を巡っての熱い議論が社会全体で持たれました。教会内でも賛否は半々に割れていたのです。私は「権利推進派」でかなり積極的に意見を表し議論に参加していたのです。

このバルドゥルさんはゲイで、有識者でもあるのでやはり議論の中心にあったので、いろいろ意見交換をさせてもらったような感じでした。

ヨウンさんも、やはりその頃から顔を合わせる機会はいくばくかありました。昔は今よりも頻繁に新聞やネットに意見を書いていたので、こちらのことを知ってくれていた、ということもあるでしょうね。

「自慢」になり過ぎないように申告しておきますが、面識がある程度。会えば挨拶はするでしょうが、友達ではありません。




上位五人の候補の方々 左よりバルドゥル、ハットゥラ・フルンド、ハットゥラ(トマス)、ヨウン、カトリーン各氏
Myndin er ur RUV.is


ふたりのハットゥラさんのことはまったく知りませんでした。ハットゥラ・フルンドさんの勤めるエネルギー庁は、産業省の下にあるオフィスというかセクションというか、「庁」では少し硬すぎるかもしれません。

四十三歳ということですが、美人です。ツンツンではなくて、優しい感じの美人。というようなことだけを書くとセクハラになりますので、加えておきますが、エネルギー庁での仕事の実績も非常に評価されているんだそうです。容姿で支持を得ているのではありませんから。まあ、そういうのもあるかもしれないけど...

もうひとりのハットゥラさんは、2016年にも大統領選に立候補していたのだそうです。具体的に何をしてきた人なのか、イマイチはっきりと知りません。ニュースで見る感じでは「オレオレ」タイプのように感じられます。

まあ、こういう書き方をすると、ワタシが決して公平に物を書いてはいないのは歴然。ワタシの書いたものを鵜呑みにしないでくださいね。「ホンマでっか?」という態度で読んでいただけると幸い。

かなり面白い選挙戦で白熱しています。FacebookとかのSNSにも「私はX Xを選ぶ」的なものが多く目につきます。実は私、「アイスランドに住んでいる日本人」でしかないので、大統領選挙には投票権がありません。ついでに立候補もできません。国会選挙も同様。

最近、教会の次期ビショップの選挙も行われたのですが、その際には私も「X Xさんを支持します」みたいな支持のための投稿を何回かしました。わりとそういう点では態度をはっきりさせたいオトコなんです。(そういえば監督選挙についても、まだ書いていなかったですね。次の機会に)




グビューズニ現大統領の就任式より
Myndin er RUV.is


投票権がないから、大統領選挙に関しては何も言っていません。誰が大統領かって、自分の生活にも関係してきますからね、意見を表明するのはおかしなことでも越権行為でもないんですけどね。

私としては... やはりカトリーンさんかなあ?首相職を投げ出したことに対する「無責任」という批判はかなりありますし、私の目にも「美味しいとこだけ得ようとしてる」風に見えるのは確か。首相として国際政治でも知名を得たから、その線をもっと楽しみたいんではないかとか...

ただ、才能的にはずば抜けてると思うし、非政治的ポシションであるアイスランド大統領とういうのは、カトリーンさんにはぴったりの職責だと思えます。むしろ首相よりはこっちの方が向いてるんじゃないかな、とさえ思えてきます。

まあ、あと一週間で結果は出ます。私は勝者はカトリーンさんか、ハットゥラ・フルンドさんではないかと予測します。さらに、支持としては... やはりカトリーンさんを「推し」にしておきます。


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風邪にも効用があるという昔からの知恵を体験するワタシ

2024-05-09 17:25:25 | 日記
こんにちは/こんばんは。

いやいや、今回も更新が遅れましたがこれもワタシ自身の責任ではなく、流感のなせるワザです。って、健康管理は自分の責任か?(^-^;

四月の最後の日曜日に日帰りで東部の町Egilssstadirエイイルススタージィルというところへ出張したのですが、その帰りあたりから咳が出始め、さらに「なんか疲れがとれな〜い」という状態になっていました。




Egilsstadirでのドライブ風景
Pic by ミー


それが木曜日夜にはいよいよ「これは風邪か?」という自覚症状が出てきたので翌金曜日は自宅勤務としたのですが、夜になって39℃の熱。まいったなあ。翌日の土曜日には大切な洗礼式があり、それは延期したくなかったのです。

そこでとっておきのベンザを飲んで、夜八時にはベッドへ。案の定夜中にパッチリお目覚め。Covid検査のキットが残っているはずということを思い出し、テストしてみました。幸いネガティブ。

「幸い」なのかな?咳とか症状から見て感染性の流感であることは確かだろうし、これで人と会うのはまずいんじゃないの?というワタシの理性的な部分が開陳したのですが、「そうだが、明日の洗礼式を延ばすと受洗者当人ががっくりするから」とワタシの事なかれ主義者の部分が異議を申し立て。

洗礼式は土曜日の午後だったので、まだしばらく時間があるし、もう一度寝直してから決めることとしました。

結局ベンザの効用か、気分はグッと良くなり咳は出なくなっていたので、洗礼式は決行することにしました。元々時間的には短い式ですし、距離を取るよう極力気をつけることとして。

洗礼式は成人した男性のためでしたが、難しい事情での決断(彼の事情がです。ワタシの風邪ではなくて)だったこともあり、本人は涙を流して喜んでいました。式をできて良かったと思う。後は彼が風邪をもらわないことを願います。

その翌日は日曜日で、いつも通りの教会の集会があります。元気いっぱいではなかったのですが、これも無事終えることができました。が、その夜からまた熱。頭も痛いし。見事なぶり返し。

ですが嬉しいことに?この週の予定を見ると、絶対しなければいけないという課題はすべて消化済みで、平安な海原が拡がっています。いく日か寝込んでも何の支障もなさそう。というわけで、ワタシは再び病人となりました。多少嬉しい気分で。(*^^*)

なんか、そういう「寝込んでも大丈夫」的な見通しって、「風邪ひく?」「ひかない?」に関係している気はしますよね。精神的な影響なのかな?




Egilsstadir, Vallanes教会
Pic by ミー


今、これを書いているのは9日木曜日の早朝です。今日は朝五時起きでした。風邪は90%治っている感じ。外は快晴で気持ちの良い朝です。今日は「キリストの昇天日」と言い国民の祝日です。

復活したキリストは、四十日間でしたちとともに過ごしその後天に昇られた、と聖書は伝えていることによる記念日です。おそらくキリスト教関係の祝日の中で最もマイナーなもの。

多分、アイスランド人に「なぜ今日はお休みなのか?」と尋ねたら「わかんない」という人もかなりあるのでは?と想像します。へへ。

で、ここ数日病人生活をしていたわけですが、重病ではないし軽い仕事はしながら自宅で過ごしていました。病気休暇にも利点がありますね。

まず、筋トレはお休み。もう丸十一日休んでいます。これは要リハビリとなります。マイナスではあるのですが、筋トレも休みが必要なのは異論のないところ。ですが風邪でも引かない限り休むのはストレスなのですよ。怠け者感があって。

で、結果怪我するまで続けちゃう、っていうのが「筋トレあるある」です。だから、たまの風邪休みは、むしろプラスたりえます。

次にアルコールフリー。風邪休み中はお酒も不要になりますね。万人に共通ではないでしょうが、私はストレスを緩和して眠りやすいようにと晩酌してしまいますので、風邪休み中はお酒は要らなくなります。

さらにいえばストレスそのものが、少ないです、病欠中は。これは、先ほど書きましたことの裏返しなのでしょうが、ストレスがない状況だから風邪をひくのかもしれませんし −ひいても良い、と大脳が司令する−  相互作用かも。




Egilsstadir, Valthjófsstadar教会
Pic by ミー


最後に今回感じた風邪休みの一番のメリット – 野球中継が観れる。ここ数日の体調不良期間中はオータニさん三昧でしたよ。

風邪薬とか飲んで、もう八時過ぎには眠くなってきます。するとどうしても夜中に一度は目が覚めます。寝直すこともありますが、ちょこっと起き出してMLB.comのネットで、ドジャースの試合を観ることもあります。っていうか、いつ試合があるかはちゃんと調べてあるますので、試合があるときは必ず観ます。

ドジャースのホームゲームは、ロサンゼルスなのでレイキャビクからはマイナス7時間となります。試合開始が現地の夜七時の場合 –普通の試合時間ですが– こちらの時間の午前二時になります。これはフツーは視聴不可の時間となっています。

風邪休み中のいい加減な睡眠事情は、この視聴不可な時間を「可」に変えてくれるのです。体内時計とは驚くべきもので、もちろん物理的なタイマーとかセットしてないのですが、昨晩は目を覚ますと午前二時十分。試合開始時間ピッタリ。すごっ!

あと、もうひとつ気がついたのは、ドジャースはかなりデイゲームの数が多いようにも感じます。これはドジャースだけではなく、ドジャースのゲーム、つまり相手チームのホームでの試合も含めての数になりますが。

今シーズンは、かなりの試合をこちらの時間の夜八時から、みたいな感じで観ている気がします。ここ数日はドジャースの試合はプレーボールから試合終了まで「完観」していますよ。ヒマ人か!? ヒマ人だよ、病気中は。

付け加えておきますが、オータニさんのホームランは究極の癒しです。




レイキャビクのオータニさんファン
Pic by ミー



今回のブログ、根本的に「蛇足」感を否めませんが、最後にあえてもうひとつ「蛇足」を。

大谷選手が結婚されて、最近は真美子夫人も何かと話題になっていますね。とても素敵なカップルだと思うのですが、YouTubeとかでのその現れ方が、なんというか皇族の家族の方の扱い方のように感じてしまうのはワタシだけでしょうか?

真美子さんて、なんかそういう雰囲気ないですか?真美子「さま」と呼んでしまいそうな気がしてくる今日この頃です。

残念ながら、病欠もそろそろ終了の時期となってきました。また日常に戻らないと。いや、戻れることをありがたく思うべきでしょうね。

というわけで、G W明けの皆様におかれましても、「日常帰り」の最中と想像します。お互い、頑張りましょう。


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


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コメント (2)
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