レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

来るか?来ないか? ...氷河火山噴火

2014-08-24 05:00:00 | 日記
アイスランドではここ数日間、緊張感のある日々が続いています。今,これを書いているのが八月二十三日土曜日の夜なのですが、私が日本から戻ってきたのが一週間ほど前になります。その翌日辺りからヴァトナヨクトゥル氷河で一日で何百回という地震が観測され、氷河の中にある火山が噴火する可能性が出てきたからです。

始めにちょっと余談です。アイスランドの地名などを日本語表記する時にいつも困るのですが、例えば「ヴァトナヨクトゥル」Vatnajokullの「ヨクトゥル」は「氷河」のことなので「ヴァトナヨクトゥル氷河」というのは実は二重に「氷河」と言ってしまっていることになります。

だったら「ヴァトナ氷河」でいいではないか?となるのですが、それが他の河川や丘陵、渓谷等になってくると地名と一体化しているものも少なくなく、分離するとなんか間が抜けてしまうものが多いのです。ですからここでは二重であることを断ったうえでの「ヴァトナヨクトゥル氷河」です。

さて「アイスランドの火山噴火」で記憶に新しいのが2010年のエイヤフャトゥラヨクトゥル氷河にあるエイヤフャトゥラ山の噴火でした。ヨーロッパの航空機の飛行をとてつもなくかき乱し「世界の迷惑」となりました。この時はエイヤフャトゥラ山が噴火する前には、その近所のフィムヴォルズハウルシという連続した低い峰のようなところで溶岩が噴き出し、これはかなり見ていて楽しい?的な噴火で観光客を呼び込みました。そのあとでエイヤフャトゥルの大噴火となったのです。

そのエイヤフャトゥルヨクトゥル氷河はアイスランドの南海岸に接する小さめな氷河でした。今回問題になっているヴァトナヨクトゥル氷河はアイスランドの島の中南東部に位置する最大の氷河です。

氷河となっているだけあって、この地帯は全て高地なのですが、その広大な氷河の中で頻繁な地震が観測されているのは氷河の一番中央部の北側でバウルザーブンガと呼ばれている地域です。私はちょっと不勉強で、氷河の下にはいくつの火山が埋もれているか定かでないのですが、今現在噴火がありそうなのはふたつの火山のようです。

で、これだけ高原地の内部ですと、当然人の住む集落というようなものはありませんので、そういう面での被害はないだろうと思われます。火山灰はもちろん問題になりますが、現在一番の心配の種となっているのは噴火にともなう雪解けによる洪水です。

前回の2010年のエイヤフャトゥラ山の噴火の際や、その翌年2011年のグリムスヴァトンというヴァトナヨクトゥル氷河南部の噴火の際には洪水は地図の下に向かって、つまりアイスランド南部の海岸線に向かって流れ込みました。

しかし今回はどうやら噴火が氷河を突き抜けて地上に達するにしても、氷河内噴火で納まるにしても、氷河が解けた洪水は地図上部の北部へ流れて行くという予想がなされています。

氷河における噴火で洪水がおきる場合、それは氷の上からは観測できない氷河下で進行します。で、一体どこからその洪水が地表に吹き出してくるか、ということは専門家でも非常に予測が難しいことのようです。はっきり言って「出てくるまで分からない」に近いもののようです。




斜線部分が噴火に伴う洪水が心配される地域
-Myndin er ur Mbl.is-


洪水がどの程度広がるかによって、もちろん被害の度合いが変って来るわけですが、最大級の洪水になってしまった場合、観光地として人気のスポットになっているミヴァトン湖などにも被害が及ぶ可能性があると言われています。

というよりも、この中部の高地はそれ自体人気の観光地で多くの人がハイカーとしても訪れる場所なのです。

そこで問題になっている点がもうひとつ。付近に滞在している外国からの観光客に十分な情報を提供し、危険についての注意を喚起することです。かなり広範な地域が立ち入り禁止地区になっていますが、別に見張りが立っているわけでもなく、入ろうと思えば入れるのです。

先日ニュースで実際に観光客にインタビューしていたのですが「噴火?今,こんなに静かだし、天気も最高だし、ここまで来ていて行かないということはないでしょう」とふたりの男性はハイキングプランの変更は「あり得ない」という感じで答えていました。

そこでアイスランドメディアはようやく「最後の手段」に出たようです。国営放送RUVやVisr.is、さらにはアイスランド語至上主義の牙城のごとくであったモルグンブラージズ紙のネット版でも、火山に関するニュースに関しては英語版も流し始めたのです。これはちょっとビックリしました。

今回の火山活動に関する英語版ニュースはこちら(モルグンブラージズ紙)

Visir.is

国営放送RUV


ツーリストの皆さんも火山を甘く見ず(というか自然は舐めては行かんぜよー、ですね)、十分に注意をして欲しいものです。

これからアイスランドに来られる日本のツーリストの方もあると思います。どうぞニュースにはまめにアクセスし十分な情報を得るようにしてください。


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サッポロ北街ひとり日誌(14-10) 北海道人のオキテ?

2014-08-18 05:00:00 | 日記
八月の始めの二週間を札幌で過ごしました。この時期に日本に滞在するのは多分アイスランドに移って以来初めてのことだと記憶しています。レイキャビクで毎年参加している、Tjornin(ダウンタウン中心地の池)での原爆被災を覚えてのキャンドル流しも今年は当然パスしましたので、少々変な気分です。

その代わり?久々に日本での「お盆」を味わいました。お盆のように伝統的にその地域と密着してして生成してきた伝統・習慣というのは、地域によってその持ち方仕方が様々に異なりますね。

私の両親はもともと東京の方の出身で五年前に札幌へ移りましたので、札幌の土地の者ではありません。私自身も札幌でのお盆は初めての体験でした。体験したといっても実は盆の入りに触れた、くらいのものでしたが。

実は父がこの夏の始めに天寿を全うして召され、先日、一年ほど前に購入した新しい我が家の「お墓」に納骨されました。ですから母にとっても札幌での「お墓参り」ですとか我が家に直接の関わりがある「お盆」は初めての出来事となったわけです。

で、いざ盆の入りで準備だ何だとなってみると、やはり馴染みのある東京-神奈川地域とは違うものがあったようです。いろいろな食文化や習慣のお故郷による違いがあるということは「秘密のケンミンSHOW」で日頃より楽しんでいますが、実際に直面してみても面白いものがありますね。

私が面白いと思ったことですが、お盆より以前にまず墓地・霊園に関してです。我が家の新しい墓地は札幌市南区にある滝野霊園というところにあります。この霊園、詳しいポリシーは知りませんが広大な敷地にいたるゲートをくぐると、まず何十というモアイ像がお迎えしてくれます。さらに巨大な大仏様、ストーンヘンジ、名前を存じ上げない観音様などがあちらこちらに点在しています。霊園の中心にある礼拝堂の前にはなぜかマリア像。

パンフレットを見た時には「何だコリャ?」と思ってしまいましたが、実際にその場に行ってみると、これがなかなかいいのです。北海道という土地柄なのでしょうが、広々としていて明るく、ラベンダー・ガーデンなども設置されていて「恨めしーやー...」というようなジメジメ感が全くありません。結構気に入ってしまいました。




明るい霊園を守るモアイ像 札幌の真駒内滝野霊園


さて「北海道のお盆の習慣」に戻りますが、人々の間で関心のあるトピックなのか、たまたま午後のバラエティ番組でも特集を組んでいました。「北海道民のオキテ」という文化紹介の本が発売されたのに引っかけての特集のようです。ちなみにこの本はさとうまさ&もえさん夫妻が原作者で、たいらさおりさんが漫画をつけたもの。中経出版より千円で出ています。

テレビでまず紹介していたのは子供たちが八月七日の七夕(仙台と同じく月遅れでの七夕が守られています)に「ローソクおくれ...」と歌いながら近所を回って歩く習慣。迎える大人はローソクではなくお菓子を分けてあげます。

どっかで見たような気がしますよね。ハロウィーンで仮装した子供たちがお菓子をねだって歩くのと同じです。アイスランド・バージョンでは受難節(キリストの十字架を偲ぶ期間)入り「灰の水曜日」に子供たちが仮装をしてお菓子をねだって歩くものです。

アイスランドの「灰の水曜日」についてはこちら


皆さんの中で「思い出のマーニー」を見た方は「ああ!」と思い当たるかもしれません。「マーニー」の中でも描かれていました。見ている時は「田舎の風習か?」でしたが、道民には馴染みのある伝統だったようで。(^-^;

八月七日の七夕は「盆の入り」と関連して考えられているそうなのですが、北海道の盆踊りでは仮装して参加するものも珍しくないそうです。これは盆踊りとは元来戻ってきた祖霊の皆さんが踊って楽しむものだそうで、幽霊の仮装をして楽しむのは「身体をお貸しする」ことなので正しいことなのだ、とバラエティの中で大学教授が語っておられました。

さらに北海道ではお盆の墓参りにはピクニック用のシートやお弁当を持参し、お墓のそばでみんなで座り込んで飲食するのだそうです。これは実際に目撃しました。まあ、楽しくていいですよね。

その代わり?全国で一般的なお迎えのための「迎え火」というようなことは北海道ではしないのだそうです。バラエティではこの辺のことも突っ込んだ話題になりました。他県の人の意見では「お盆には祖霊はお墓を離れて家に戻ってくる。だから迎え火を焚いて、家でご馳走を振る舞うのが当然。お墓は空なのだから墓参りは要らない」

理屈に合っています。墓参してのピクニックという北海道バージョンはいささか理屈に合わない気がするのですが、そういう細かいことは気にしないで楽しむ、のが「北海道人のオキテ」だということです。

内地に比べて歴史が浅く、しかも全国津々浦々から人々が移ってきて開拓をした北海道では「太いひとつの伝統」ではなく「様々な文化で新しい伝統を作る」ということが根本にあるということなのでしょう。

道民の皆さん、間違った記載があったらゴメンナサイ。私は門外漢ですが、それでも北海道、かなり好きです。v(^^)


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サッポロ北街ひとり日誌(14-9) 小樽のひとよ

2014-08-11 05:00:00 | 日記
この一週間ほど娘と札幌に滞在しています。前回は娘の日本での奮闘ぶりを少しご紹介したのですが、当の本人は「何でアタシをブログの出汁にするのー!?イマルがさんまさんのことを愚痴っていたのがよくワカルー」とか。って、そこまでメジャーじゃネエよ。

さて、アイスランドでは昨年に続き今年も冷夏でした。どのくらい冷夏だったかというと、七月の下旬に革ジャケットを着てオフィスに向かうくらいの冷夏でした。私の体感では毎日12、3度でしたね。

そこで夏真っ盛りの日本へやってきて「ナツー!!!」を満喫しようと楽しみにしていました。札幌はもちろん東京とかに比べたらしのぎやすいのですが、それでも来た当初は汗が噴き出して「暑い...あついぞ...」とへたへたになりました。「寒ければ文句、暑くても文句」の見本です。

ところが始めの二三日が過ぎると台風12号、11号の影響もありかなり天気が下り気味になってきてしまいました。なぜか11号の方が後から来るし、13号はとんでもないところからとんでもない方向へ向かってるし...台風って奥が深いですね。

で、台風や雨はイヤなのですが、気温がそのためにかなり下に引っ張られてイイ感じのところに留まってくれています。全然肌寒くもないのですが汗が噴き出すとこまではいかない。いい程度のナツ感です。

今回の帰省は全くの夏休み(バカンス)というわけではなく、私はしなければならないこともいくらかあるのですが、それでも合間をぬって骨休みをしようと企んでいます。ちなみに娘は憧れの「ユニクロ」ショッピングや、わざわざ札幌へ来ての「H&M」でのセールへ行って五百円でスカートを買ってきたり、いとこにカラオケへ連れて行ってもらったりと、もうバカンス丸出しです。

さて私のバカンスは小樽行きです。札幌大好きなのですが、唯一の残念な点は海がないことで、実はワタシは海を眺めるのが大好き人間なのです。海に入るのはそれほどでもありません。眺める方が好きです。(こちらで先日見たニュースではそういう人が多数派になりつつあるそうです。「海って入るものじゃないでしょう?」とマジ顔で言う人が多いとか)

小樽には海があります。程よい長さの商店街には店頭で炭火で地元の海産物のホタテや牡蠣、雲丹などを焼いて食べさせてくれる店が沢山あります。もちろんお寿司屋さんでも有名ですね、小樽は。寿司、海鮮、硝子細工、寿司、海鮮、硝子細工...のテンポで道が続いています。

私たち親子はホタテを焼いてもらって食しましたが美味しかったです。こういう感じの店先で味わう式のお店はアイスランドではあまりありません。ホットドッグとか、全くないわけではないのですが、やはり天候のせいか、アイスランドではあまり流行るスタイルではないようです。

そしてそぞろ歩きの上がりはオルゴールです。四年前に初めて来た時には娘はトトロのメロディのオルゴールを購入していました。今回はオルゴールではなく、ジブリ専門コーナーで「想い出のマーニー」のマーニー日記帳を買っていました。私も見ましたがなかなか良いストーリーですね、マーニー。ワタシは気に入りました。

今回の小樽探訪では娘はひとつの夢を持っていました。四年前に初めて食べた「ばくだん焼き」というどでかいたこ焼きのようなものを再び食べることでした。よほど気に入っていたようです。で、途上の列車車中から「ばくだん、ばくだん」と発していました。

ところがその場所が定かでなく、見当たりません。ワタシは大体見当をつけた場所があったのですが、往路では人力車の客引きのお兄さんを振り払うのに謀殺されて、注意を集中できませんでした。

そして復路。娘はもう半ばあきらめてコロッケをほおばっていました。しかしワタシは「確かこの筋」と見当をつけていた通りで見事「ばくだん屋」を再発見しました。




娘のお気に入り 小樽の「ばくだん焼き」屋さん


「お好み焼き、もんじゃ焼き、たこ焼きのいいところを取ったばくだん。外はカリカリ、中はとろーりして十種類の具入り」とのこと。娘が注文してからかれこれ二十分くらいして焼き上がりました。娘は非常に幸せそうにいただいていました。まだ「色気より食い気」か...?

小樽、いいところですねえ。「粉雪舞い散る小樽の駅に、あー、ひとり残してー来いたーけれどー」という東京ロマンチカのヒット曲「小樽のひとよ」を聴いたのは小学三四年の頃だったと思います。好きだったなー、ガキのくせに。三條正人さんの「ひさし」にあこがれました。

そういえば石原裕次郎記念館もあるんですよね、小樽には。次回は行ってみたいですねえ。

小樽だけでは寂しい?のかもしれませんが(スミマセン)、札幌と組み合わせるととても魅力的な半日もしくは一日の旅程になります。また来まーす!

というわけで何も内容のない今回のブログでした。こういうこともあります。悪しからず。旅先でのブログはなかなか難しいもので。(^-^;


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サッポロ北街ひとり日誌(14-8) 日本上陸のチャレンジ

2014-08-04 05:00:00 | 日記
冷夏のレイキャビクを離れ、夏の盛りの日本へ戻っています。レイキャビクでは雨の日が多く、気温が13度にも達すれば「寒くはない」という変な満足で過ごさざるを得ない七月でしたので、日本で夏を実感したい、という気持ちはありました。

夏の盛りとはいえ帰省先は札幌ですので、やはり「内地」とは違います。実はこの七月末から八月半ばという盛夏に帰国するのはこれまで控えていたのですが、今回は事情があり例外です。

七月の始めから帰省していた邦人の方々が口を揃えて「暑過ぎる。溶けちゃう」と訴えていました。日本の冷夏予報はハズレだったみたいですね。札幌は日中陽射しの下では汗が噴き出すほど暑いですが、夜寝る頃にはクーラーが不要なほど涼しくなります。さすがホッカイドー。

さて今回は娘を連れての帰省です。娘は二十歳で日本語も大変良く理解し話しをします。アイスランドで生まれ、夏休みの訪問以外は日本に住んだことは一度もないのですが、それでも日本語はこれくらいマスターできる、という見本のようで親としては鼻が高いものがあります。

しかしそれでも日本で日本語で何かをする、というのは娘にとってはチャレンジなようです。言葉の問題に限らないのですが、今回の旅のこれまでの中からいくつかチャレンジ例。

まずはコペンから成田への機内。飛び始めてすぐに日本人フライトアテンダントの女性が外国人入国カードを外国人に、税関申告書を日本人を含めた全員に配り始めました。

空いていたフライトだったので、私たちは通路を挟んでのんびり座っていたのですが、娘にはやはり「Please」と外国人入国カード。「英語で話しかけられると英語で答えちゃうんだよねー。日本語で答えればいいのにー、なんでー?」と娘。何でー?ってアンタのことでしょ?(^-^;

成田で新千歳行きに乗り換える際、本屋で「ダーリンは外国人」というコミックの新刊を発見。ニコニコしながら会計へ。
会計のお姉さん:「カバーをおかけしますか?」
娘:「あっ、取らないでください」
娘はカバーの帯を取られてしまうと勘違いしたようで。

加えて何かサービスポイントかなにかの申込書をもらったようで、「なんかいっぱいくれた」とのこと。

書店に限らずこのお店のレジは慣れていない人には鬼門なようです。私の息子も日本語はかなり達者なのですが、ジーンズを買いにいった際、「ポイントカードをお持ちですか?」に始まり「今、通常ポイントサーブスに加えて、五千円以上のお買い上げで五百円が還元される特別サービスセールと、千五百円のお買い上げごとに一回XX屋の福引きが引ける福引き券も進呈いたします」うんぬんくんぬんをマシンガンのように早口で言われて以来、レジ恐怖症にかかってしまいました。

確かにどこでもレジは饒舌ですねえ...(^-^;

話しを戻して娘の日本旅チャレンジの続き。無事新千歳空港に着き、JRのエアポートライナーで札幌駅まで四十分弱。長旅の終着近くで疲れていたのですが、もうちょい。ホームに降りると、
私:「切符あるよね」
娘:「!!!....」
私:「???」
娘:「取るの忘れた」
自動改札に切符を入れて、取り返すのを忘れたようで... 言っておくのを忘れたワタシのミスでした。

幸いJR北海道の優しい駅員さんが「忘れた」という申告をそのまま信じてくれて「次は気をつけてくださいね」で済みました。I love Sapporo.

ホテルにようやく着いたのはアイスランドを出てから約一日半後の夜十一時前。フロントでチェックインを済ませ鍵を受け取ると、
フロント:「ごゆっくりどうぞ」
娘:「お疲れ様でした」
?? 疲れてるのはこっちでは?(*^^*)

まだこの他にもローソンでの買い物やら、トンカツ屋での注文やら、普通の大人には当たり前のことがいちいちチャレンジになっているようです。これは当たり前のことで、本人が場数を踏んでいく以外にはしかたありません。

ワタシが二十年もアイスランドに住んでいながら、いまだにピザの注文やアイスの注文ができないのに比べたら拍手喝采です。無害なミスならいっぱいして、たくましく成長して欲しいものです。Challenge in Japan!!


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