レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

サッポロ北街ひとり日誌(4)- 日本での結婚式

2012-09-10 05:00:00 | 日記
今日は甥っ子が札幌のリラベル教会というブライダル・ホールで結婚式を挙げました。前回日本での挙式に参列したのは....21年前の市ヶ谷での同級生の式だったと記憶しています。




随分不慣れになってしまいました。白いシャツに白いタイ。前に当時の奥さんから「白に白とは珍妙だ」という感想をもらいました。が、郷に入っては郷に従え。幸いここは北海道。ご祝儀なども現代風で披露宴会費制です。

それでもそれは食事代みたいなものだから、贈り物はしないといけない、と考え、アイスランドはお得意のバイキング・デザインの銀製のチーズ・カッターとケーキ用ナイフ、それにワイン・オプナーのセットを持ってきたのですが、よく見るとなんと、Made in Norwayと書いてあるではありませんか。
まあ、いいか。同方面だし。もともとアイスランド人はノルウェー人から逃げたバイキングだし。贈り物としてはノルウェー産の方が箔があるかも。

ところがその贈り物をいつ渡すかでトラブル。東京地方の場合は結婚式のお祝いは生活に必用なものを式前に渡すのが普通だと思います。ですが、ここでは披露宴の受付で贈り物として預かってくれるとか周りの者が言うので、そのつもりでいたら受付でそれらしい気配はなし。仕方ないのでとりあえずクロークで預かってもらいました。

そしたら披露宴の乾杯が終わったとたんにお客さんたちのグループが自分たちのお祝いものを持って新郎新婦のひな壇へ殺到。贈り物を渡しながら写真をパチパチやっています。「えっ?何これ?」と思い、司会のお姉さんの手が空いていた時に聞いてみると「ええ、それが北海道の習慣です」。聞いてないよ! 慌ててクロークから贈り物を取り返し新郎新婦に渡しました。

所変わればなのか、世代の違いなのか?乾杯の音頭を新郎の大学時代の友人が取ったのと、お開き前の新郎の父親の挨拶以外は、なんの挨拶もスピーチも余興もないという、超シンプルな披露宴。それでも嫌みがなく、テーブルごとにかなり盛り上がっていました。

ダーリー、クララちゃん、おめでとう。お幸せに!

コメント
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