レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

新レイキャビク市長は? 地方選挙

2014-05-29 05:00:00 | 日記
今週の土曜日はアイスランド全国で地方自治体の選挙が行われます。日本と同じで四年に一回の定期的な選挙になります。国会にあたるAlthingiアルシンキの議員の選挙も四年任期制です。国会は日本とは異なり一院制です。また日本のように議会の解散による選挙はまれなようで、わりに粛々と四年の任期ごとの選挙が普通のようです。

アルシンキの選挙については昨年も書いたことがありますので、よかったらそちらも参照してみてください。

この国で選びたい! 選挙権と国籍

アイスランドの新しい門出

さてアルシンキとは異なり、今週末の地方選挙 -私個人に関してはレイキャビク市の選挙になりますが- 私も投票することができます。さらにいうと投票するだけでなく、立候補することもできます。しませんでしたが。

これは2002年に法律の改正があり十八歳以上で五年以上継続してアイスランドに居住している外国人にも地方選挙の道が開かれたからです。(北欧人は以前より別枠でしたがここでは触れません)

そういう風に身近になった地方選挙なのですが、今回の選挙、私はどうも強い関心が持てないでいます。政治に関心がないわけではないですし、2006年以来VGという「緑の党」に加入しているのですが、やはり地方選挙というのは理想よりも「実利」が複雑に交錯しますので、必ずしも自分が所属する党に賛成できないこともあります。

というわけで、いまだにどこに投票するか決まっていません。ちなみにこちらでは各党が日本でいう比例代表名簿を作成提出し、そのリストを選ぶ選挙となります。したがって、常日頃政党活動をしていない人たちが、あるテーマを主張して団結してリストを作成して選挙に参加することもあります。

さてレイキャビク市の今回の選挙ですが、人気のある現市長のヨウン・グナール氏(本職はコメディアン)が政治からの撤退を表明したため票が分散するという見通しが出ていました。




人気のある(ワタシは理解できませんが)グナール現市長
-Myndin er ur Visir.is-


それでも代わりになる市長の器が限られているようで、選挙一週間前のリサーチではサムフィルキング(社会民主党)を率いるダーグル・エッゲルトスソン氏が「望ましい次期市長」として63%を獲得しています。

「票が分散する」という予想が裏付けられているのは、政党別支持率では社民党は29,5%に留まっていて、ダーグル氏の支持の半分に満ちません。各党の支持率は次の通りです。

社民党29,5%、明るい未来党(旧ベスト党、グナール市長の党)24%、独立党21,1%、緑の党9%、ピラター(直接民主主義的な党)8,2%、進歩党(現首相の党)5,3%、夜明け党(諸派の寄り合い的党)2,6%。

これを市議会議員数に換算すると、社民党5、ベスト党4、独立党4、緑の党1、ピラター1、その他0。

現首相のシグムンドゥル・ダヴィ氏の進歩党(という名前の保守党)はもともとが農村の支持基盤でレイキャビクでは弱く、過去四年の期間も市議会議員を持てないできています。

そこで奇を衒ったわけでもないでしょうが、先日進歩党のリストのトップの候補が反イスラム教的な発言をしてマスコミの関心を集めています。

現在の市の中枢委員会はモスク建設のための土地を分譲する決議をしています。十年以上もかかった案件でした。ところがここでも「イスラム教アレルギー」はかなり強く、モスクに反対するグループのFacebookには三千人もの人が参加しています。

進歩党のリストのトップ候補者は「モスクのための土地分譲を撤回する」と発言したのですが、これにイスラムアレルギーの市民が飛びついたわけです。ウソのような話しですが、この「反イスラム効果」で進歩党は市議一人を確保できる支持に迫っているとのこと。

この「イスラムアレルギー」については改めて取り上げてみたいと思うのですが、いいかげんウンザリさせられます。アイスランド国民教会のアグネス監督(女性)はインタビューで「信教の自由は憲法で定められており、イスラム教徒も自身の礼拝施設を持つことは当然」というコメントを発しています。

私もその意見に賛成で、レイキャビクでのモスク建設はひとつの案件。世界から伝えられるイスラム関係の理不尽な出来事はその出来事によって批判されるべき別の案件だと考えます。

それにしてもこれだけ積極的な魅力のない選挙はこちらに来てから初めてです。どうしたものか...???


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ウルトラマンとキリストの昇天

2014-05-26 05:00:00 | 日記
今週の木曜日はアイスランドでは祝日となっています。この日はキリスト教に由来を持つ祝日で「キリストの昇天日」と呼ばれています。聖書にある「使徒言行録」という書の始まりに、十字架刑の後よみがえったキリストが四十日の間弟子たちの間に現れていたが、それから皆の見ている前で天に昇っていき見えなくなった、というような記事があります。

この出来事を記念するために、復活日の四十日後(復活日を第一日として数えます)が「キリストの昇天日」とされたわけです。今年は遅く四月の二十日が復活日でしたので昇天記念日も五月末になりました。

前にも書きましたように復活祭(復活日)は陰暦で決められるため、毎年一定の範囲内で移動します。当然復活日を基準にして決められる昇天記念日もそれにつれて移動します。きっちり四十日間の距離を保ってです。ですからさらにいうと、この日は必ず木曜日になります。

ちなみに、そこからさらに十日後、すなわち復活日から数えて五十日目が「ペンテコステ」、あるいは日本では「聖霊降臨日」と呼ばれる祭日の日曜日になります。これも同じ「使徒言行録」の始まりに記されている出来事に由来しています。あまり聖書の説明ばかりしたくはないので、関心がある方は「使徒言行録」を読んでみてください。ネットで簡単に読めます。

読んでみたい方はこちら 日本聖書協会HP

(「書名章節検索」の欄へ行き、「旧 新約 ・続編選択」の項目は「新約聖書」を、「書名選択」の欄は「使徒言行録」を選んでください。さらに「章選択」では「キリストの昇天」に関しては1、「ペンテコステ」に関しては2を選択してください。「節選択」は無視して構いません)

さて「キリストの昇天記念日」に戻りましょう。アイスランド語ではUppstigningardagur(ウップスティグニンガーダーグル)といいます。この日は他のノルウェーやスウェーデンなどの北欧諸国でも祝日になっています。北欧諸国は実際に文化的にも社会制度的にもお互いを横目で見ながら進むところがあり(フィンランドは少し違いますが)、こういうところはとてもよく似ています。

同じ伝統的キリスト教文化圏のドイツ、オランダ、フランス等でもやはり祝日になっているようですが、イギリスやアイルランドではなっていません。英語での名称はAscension Dayです。

さて、教会の祝日の中でも実は「格の差」といういい方は当たらないかもしれませんが、人々が大切にする度合いの違いというものがあります。クリスマスや復活祭はメジャーな祝日です。

メジャーというのは、祭日として社会の仕組みの中に深く入り込んでいる、ということもありますが、キリスト教会の立場からしてその祭日の下にあるキリストの誕生や復活が深く、広く考察されてきたことという意味もあります。

「主の昇天記念日」はクリスマスやイースターに比べると、一格落ちます。というのは失礼でしょうか?(^-^; でも一般の人はその日が休みのことを忘れていることさえ往々にありますし、説明されないとなぜ祭日なのか知らない人もあるのではないかと思います。

その祭日としての意義は教会内部でさえ低く見られている感があります。このキリストの昇天の出来事は、聖書の中では非常にシンプルにキリストが天に昇っていって雲に隠れて見えなくなったことを記しています。

オーストラリア製作テレビの「ウルトラマン ・グレート」は戦い終えるとそんな感じで空へ昇って去って行きました。ああいう感じでしょうか? なーんて言うと牧師さんに叱られるかも。

問題は聖書に記してあるそのままの仕方でその出来事が起こった、と考えることは現代人にとっては難しいものになっている、ということです。「そんなの他の奇跡だって同じ。たとえば復活だって現代科学とはそぐわないだろ」とすぐに反論されそうです。

そうなのですが、そこが先ほど「キリスト教会の立場からしてその祭日の下にあるキリストの誕生や復活が深く、広く考察されてきた」と書いた点なのです。他の「メジャーな奇跡」というのは「科学にそぐわないような点をどのように解釈するか」あるいは「科学に反してまで信じる意義は何か」ということに関して十二分な考察がなされてきています。これからもなされるでしょう。なぜならそうするだけの意義があるからです。

その点での努力が「キリストの昇天」についてはなされてこなかった気がします。昨年でしたか?こちらの教会のある部局から「キリストの昇天記念日にどのような説教をしているか?」というアンケートがありましたが、これは遅ればせながらの努力といえるでしょう。

もっとも私が神学校にいた頃(二十五年余り前です)、日本の教会で全く同じ内容のアンケートがありました。現代的「常識」とキリスト教信仰の間の葛藤をえぐることについては日本の教会の方が研ぎすまされています。アイスランドの教会のように文化伝統にすっぽりはまっていると、そういうセンスは鈍化しがちです。ニッポンに一点。

ちなみにこちらの教会では「キリストの昇天記念日」は「シルバーエイジの祝日」とされてもいます。どういう理屈があるやらないやら知らないのですが「天に一番近い世代」というということ??? へへ)


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サッポロ北街ひとり日誌(14-7) 深―い洞察へ導く鍋仲間

2014-05-22 05:00:00 | 日記
今回のサッポロ北街シリーズの最終回です。舞台はサッポロではなくて東京は下北沢ですが。(*^^*)

下北沢といえばテレビのぶら散ものでもよく登場する町ですね。芝居や芸能関係の方が出没するかなり文化的グレードの高い町、という印象があります。私は八王子で生まれ育ち大学は市ヶ谷と三鷹、仕事は新橋という場所を基点にして暮らしていたのですが、この下北沢などの京王井の頭線沿線や経堂などの小田急線沿線にはほとんど縁がないままに過ごしてきていました。

今回はアイスランドが縁で知り合った友達がシモキタにある行きつけの「素晴らしいお店」へ連れて行ってくれるということで出向いてみました。そのお店はみだらに店名を明かしてはいけないような粛とした雰囲気がありましたのでヒミツです。悪しからず。

おもてなししてくれたのはMさんという妙齢の美女とTさんというこれも妙齢の独身男性の方です。このMさんはアイスランドにいる私の姪の友人で(このお店で偶然知り合って意気投合したのだそうです)、私とは二年前の夏に面白い出会い方をしました。

私が日本滞在を終えての帰路、成田からコペンへの同じフライトをMさんが予約していたのです。姪から「友人が同じフライトにいるから」ということは聞いていたのですが、はっきりと人相風体は分かりませんし、妙齢の女性をじろじろ観察するのもはばかられるし、コペンでアイスランド行きに乗り換えるあたりで分かるだろ、くらいの気持ちでいました。

ところがそのフライトが整備不良で搭乗時刻が過ぎてからキャンセルになってしまいました。

さて、困った。どうすればいいのかの指示がはっきりせず乗客は苛々してきます。そんな中でMさんの方が私を見つけて声をかけてくださいました。結局、その日は成田市内のホテルで皆さん一泊、となりました。途中、これも偶然で一人旅でレイキャビクへ向かう初老の邦人のご婦人が加わり「じゃあ、珍道中は三人旅で」ということになりました。

翌日私たちはロンドン経由のフライトをあてがわれ(ただしロンドンまでワタシはひとり。Mさんとご婦人は一緒旅で、三人はまたヒースローで再会しました)、なんとか無事にレイキャビクまで到着したのです。

そんなこんなでのっけからMさんとは戦友的な?気持ちが培われていました。

もう一方のTさんは某有名大学の職員の方で、四年ほど前にアイスランド大学へアイスランド語の勉強のために留学をされていました。一度だけご挨拶を交わす機会があったのですが、親しくお話しをすることはないままに過ぎてしまっていました。

今回、シモキタの名物飲み屋に場所を移してMさん、Tさんと再会できるのは非常な楽しみでした。付け加えるとこの飲み屋さんのことは姪とMさんから何十回も聞かされていたのです。

とても美味しい肴とお酒をいただきながら話しが深まリました。じっくりお話しするのは始めてのTさんは大変に勉強熱心な方で何とかアイスランド語の勉強を進展させたいとのこと。実は後日こちらに戻ってから一緒に留学していた仲間の方から聞いたのですが、「時々アイスランド人のお世話になった人にTさんから手紙が来る。その受け取った人は完璧なアイスランド語なので驚いている」とか。実は相当勉強されているようです。謙虚なのですねえ。

それから自然な成り行きで話しは「Tさんの伴侶は?」的な方向へ向かいました。Mさんの方は昨年挙式をあげられています。「好みはどういう感じですか?」とTさんに水を向けると、「いえ、特に注文はありません」

「でも誰でもいい訳ではないでしょう?」
「そうですねえ...」としばらく考えたTさん。

「以前、女性の友人から聞いた話しなんですけど、合コンみたいな感じで初対面の人も交えて鍋をしたんだそうです。そしたら食べ終わる頃になってひとりが取り皿の汁を鍋に戻したそうなんです。それでその私の友人はドン引きしてしまったそうなんです。

その話しを聞いた時に話したのは、もしかしたらある地方の文化では残った汁を鍋に戻すのが礼儀なのかもしれないと。で、とにかくその話しの展開として、じゃあ、残った汁を鍋に戻されてもいいような人とは(自分にとって)どんな人だろうかと?これをアイスランドへ遊びに行く(留学の後で)飛行機の中でじっくり考えました」

正直に言いますが、この話しは飲み屋での最後の方の話しで、ワタシも結構いただいたあとですので多少覚え間違いがあるかもしれません。でも大筋はこういうものでした(と思います (^-^;)。

この話し、なんとなく深い話しとして留まっています。残った汁を鍋に戻されても嫌と思わない鍋仲間。ワタシは単細胞ですのですぐに思い当たります。ナデシコの鮫島さん、安藤さんに川澄さん。全く大丈夫です。

後日、娘にも訊いてみました。「あのねー、岡田クンでしょー ...」
「岡田クンって、マスダオカダの岡田?」
「えー!? V6に決まってるでしょー!!」
「いや、決まってはいないだろ...」

Tさんからははっきりと個人名は上がらなかった、と記憶しています。当てになりませんが。でも近いうちに是非とも答えを聞いてみたいと思っています。

皆さんはいかがでしょうか?「取り皿の残り汁を鍋へ戻されても、その人のことを嫌だと思わない人はどんな人ですか?」

この質問、なぜかアイスランド的な質問に思えてしまいます。何故でしょうかねエ?
これはワタシの宿題です。


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サッポロ北街ひとり日誌(14-6) バイキングの朝食

2014-05-19 05:00:00 | 日記
二週間あまりの札幌と多少の東京滞在を終えてレイキャビクに帰ってきています。ちょっと滞在中に書ききれなかったことを追加的に述べてみようと思います。

札幌では駅北口すぐにあるビジネスホテルである常宿にお世話になりました。もう五年ほど前から利用していますが、気に入っていますので名前を出しても許されると思います。「ホテル・サンルート札幌」というところです。チェーンホテルで札幌にももうひとつ別の宿があるのですが、サービスや設備は必ずしも画一的ではなくそれぞれに個性があるようです。

私の場合、事情があり滞在する際にはいつも十泊かそれ以上になりますので「気持ちよく落ち着ける」ということが非常に大切になります。ここは肩が凝るような雰囲気ではないけど一定のレベルをキープしてくれているので泊まる度に心地良く感じさせてもらっています。

ビジネスホテルといっても札幌ですので、週末や連休などにはもちろん観光客の家族連れの方たちも利用されています。加えてビジネス利用の方でも息抜きに観光される方もあるでしょうから、観光案内の類も部屋には置いてあります。

それでも純然たる「観光ホテル」でないと感じさせられるのは、お土産屋さんが入っていないことと、夕食がホテル内では供されないことです。駅のすぐそばですからお土産を買うところもレストランや飲み屋もいくらもありますのでこれは納得できます。

その代わりというわけでもないでしょうが、ここの朝食は非常に満足できるものです。いわゆるバイキング形式で洋食も和食も選べますし、サラダバーも付いています。相当な種類があるんですよ。チキンカツ、イカリング、鮭や鯖の一口サイズの塩焼き、各種おひたし、納豆、山芋、ご飯、お粥、みそ汁、ソーセージ、カレースープ、たまご焼きにベーコン、各種パン等々。

私は普段は朝食は取らない習慣なのですが、札幌では生活のサイクルが違いますし、またもったいない?のでちゃんと朝食をいただきます。基本和食です。不思議なもので選択の幅があっても食べるものは決まってきます。私の場合、鮭と鯖の塩焼き、だし巻卵、ひじきのおひたし、きんぴらごぼう、山芋、納豆、ご飯、みそ汁、ウーロン茶、のラインアップです。

この朝食が食べられるのは -しかも用意されているのを取るだけ- 日本に戻ってきた嬉しさを実感するひと時です。あり得ません、レイキャビクでは。おかげで食べ過ぎ、現在ダイエット中というわけです。(^-^;




「食べ過ぎ」に用心しながらのお気に入りの朝食


さてこの「バイキング」ですが、英語等では「ビュッフェ」といいます。「(食事の形式としての)バイキングは和製英語」というのはおそらく皆さんご存知かと思います。ウィキベディア等で調べてみますと、1957年に当時の帝国ホテルの支配人であった犬丸徹三さんという方がデンマークのホテルで「スモーガスボード」というビュッフェ形式の食事にひらめきを得、日本に持ち込んだのだとのこと。「スモーガス」というのは小さなパンに小エビやローストビーフを乗せた北欧のオープンサンドのことです。「ボード」はテーブル。

しかしこの「スモーガスボード」はいかにも馴染みのない言葉。「何か北欧をイメーさせる言葉は?」と考えたところ、当時封切られた映画に「バイキング」というのがあり、その中の食事のシーンが印象的だったこともあるとかで「バイキング」に納まった、という顛末だそうです。

ちなみにこのバイキング。アイスランドではHladbord(フラーズボルズ)といいます。Hladは「積む」Bordは「テーブル」の意で「テーブルに積み重なっている」式の食事であることを指します。

アイスランドではこの「フラーズボルズ」はクリスマス前の時期のレストランの定番のメニューになっています。これも豪華ですよ。各種の肉や魚が並びます。値段もいいですけどね。

ああ、そうゲストハウスのような簡素な宿の朝食にもこのバイキング形式はよく用いられます。その場合は野菜とハム、チーズ、酢漬けのニシンにパンのようなシンプルな食材が普通のようです。

寝起きのボンヤリとした頭で「何を食べようか?」と決断しなくていいこの形式は朝食にはうってつけですね。

札幌のホテルで「面白いなあ」と思ったのは朝食をいただいた後で、ビジネスマンらしき方々はちゃんと自分で膳を下げることです。別に「セルフですから片付けてください」とか断ってないのですが、これはやはりビジネスマンのエチケットなのでしょうね。見ていても気持ちよく思いました。

最後にちょっと宣伝です。札幌にお出かけの方で、費用が適当で清潔、居心地の良いホテルをお捜しの方がありましたら是非「ホテル・サンルート札幌」をお試しください! (私の勝手な推薦です。m(_ _)m )


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ストレッチとダイエット 今更?

2014-05-15 05:00:00 | 日記
食べてすぐ太る人というのは世にあるようですが、私自身はその点では楽をさせてもらってきていました。大体いくら好きなものを食べようが、それが直接に体重に影響することはあまり経験せずにきてしまっていたのです、これまでのところ。例外は牛乳で、あれは「飲み過ぎると太る」と実感したもののひとつです。

ところが四月中旬の二週間あまりの日本への帰省に先立つあたりから、体重が増加していることに気づきました。普段はだいたい66キロぐらいが私の体重です。身長が170センチ弱というチビなのですが66キロぐらいは「ノーマル」の範疇に納まっているようです。

それが知らぬ間に70キロまで増えてしまっていたのです。そういえば二月から三月にかけて「プルドポークだ」「ロコモコだ」とはしゃいでいろいろ作りまくっていたので、その遺産であろうと思い当たります。

日本に滞在している間には体重を落とすことなど馬鹿馬鹿しくてやっていられませんから(日本滞在と旨いもの漁りは不可分です)、「体重落としはアイスランドに戻ってから」と決めていました。

それで戻ってきて体重計に乗ってみるとなんと71キロ。まあ、あの札幌のホテルでの毎晩のデパ地下弁当と晩酌での1キロ増加は害の少ない方だったといえましょう。

平常より5キロ重いとなると、やはり自分でもお腹の周りが太くズンドウな感じがしてしまいます。パンツ類もきついし。加えてそこここの鏡に映る自分の姿がいかにも活気のないしょぼいオジさんになっているのを認めないわけにはいかない。「諦めたーオーラ」出まくってるよ。何とかせにゃ。

そのために札幌で長友佑都選手の「体幹トレーニング」の本を買ってきました。DVD付き。フィットネスとかストレッチとかはもうかれこれ十三年も遠ざかっています。気が進みませんが、五十五で年寄りとなるか、あと十年なんとか熟年にしがみつけるか、はたまたもう一回浮き名を流すチャンスがあるかがかかっています。やるっきゃない。

しかし「体重落とし」に関しては私はトレーニングよりはまずダイエットを優先する派です。そういうことに全く関心がなく生きてきたわけではなく、若い頃はボクシングファンでしたので、食事と体重に関してはいろいろと聞いたり読んだりしてきました。

ですから当然ダイエットも同時並行しなくてはなりません。ですが別に病気ではないので細かいカロリー計算はイヤ。もう少し楽しめる感じでやりたいです。というわけで白羽の矢が立ったのが、数年前にブレークしたバナナダイエットです。

私自身はこのバナナダイエットは噂に聞いただけで、まったく体験したことはありません。でも炭水化物に関してかなり寛容なような気がするので、ご飯プラス麺類大好きのワタシには好都合に思えます。やってみて損はないでしょう。

というわけで、アイスランドとは何の関係もない、おじさんのしょうもない個人的な事柄のブログになってしまいました。スミマセン。m(_ _)m 
とはいえワタシ的にはここで書いてしまえばそう簡単に「やーめた」とは言えないだろう、という対自分作戦的な意味もあるのです。

今日で五日目に入ります。身体のあちこちが痛いしだるいし、十三年間の怠惰の重さを実感します。でも少なくとも三日坊主は通過したからネ。
できれば夏の間は継続して、秋風が吹く前にには63.5キロに到達します!

ダイエット前饒舌で盛り上がり


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