レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

アイスランドのハロウィーンとUSAカルチャー

2022-10-31 04:26:12 | 日記
こんにちは/こんばんは。

さてさて、ハロウィーンの日になってしまいました。渋谷でも今年は何の自粛要請もないとかニュースで聞きました。私が日本にいた頃には、ハロウィーンはあるにはありましたが、それほどメジャーなイベントではありませんでした。

ですから、自分自身どのくらいの盛り上がりなのか肌では知りませんし、ニュース映像で想像するばかりです。日本ってコスプレ文化の下地があるところに、インスタとかSNSでの映像文化?が重なって大ブレークしたのではないかと勝手に考えています。




Hrekkjavaka ハロウィーン
Myndin er eftir Simone_Viani@unsplash.com


ただ、ソウルでも大きな事故が起きてしまったようですし、人混みとはそれ自体危険を含むものなので、参加される方が気を付けてくださることを願います。ああ、でも個人がどうこうっていうものではないのかな、ああいう事故は...

日本人の方も犠牲になられたということですが、被害者やご家族の皆様にはお見舞いを申し上げます。

アイスランドでも、徐々にハロウィーンは浸透しつつあります。三、四年前に同じようなことを書いた記憶があるのですが、コロナのおかげでハロウィーン進出は頓挫していました。

聖人と凡人と死者の祭り


この「聖人と凡人と死者の祭り」を書いたのは2018年の11月。ハロウィーンについてもちょっと触れました。ハロウィーンに関しては、今でもその時書いた様子のまんまの気がします。

ちなみにアイスランド語ではHrekkjavakaフレッキャヴァーカと言います。Hrekkjaのもとはhrekkurで「トリック」のこと。vakaは「夜などに起きていること」を意味します。

子供たちが(アメリカでは)「Trick or treat?」と尋ねながら。ご近所を回ってキャンディをおねだりするところからきている言葉のようです。




単にハロウィーンっぽいというだけのピック (^-^;
Myndin er eftir Shees_Bin_Shahid@unsplash.com


スーパーとかには専用のハロウィーンコーナーが特設されて、子供用の衣装やお面、小道具等が置かれています。食品コーナーの入り口には、アメリカ風のカボチャの山。

衣料品を扱うようなお店でも、ハロウィーン用の季節限定商品があるようですし、また、ケーキ屋さんとかでもハロウィーンに合わせた特別メニューを用意しているような。

ピザとかでも、ハロウィーン限定の奇抜なメニューがあるのかいな?と思いついてDominosのホームページを覗いてみたのですが、HP上にハロウィーン用の装飾はありましたが、メニューは変わりなし。

他の店も二、三件あたりましたが、そちらではハロウィーンの「ハ」の字もなし。全然盛り上がってない。

これはちょっと意外。ハロウィーン・パーティー用のセットとか、カボチャのトッピングのピザとか、もっとあるとか期待していたのですが...

周囲を見まわした限りでは、ハロウィーン!で盛り「あがろう」としているのは、子供用グッズなどの直接の商品売り上げに関わるような企業と、あとは子供の活動に関わる学校、教会、その他の施設のどちらかなように見受けます。

まあ、あとは大学生や一般人がどれだけ入れ込んでいるかですね。内輪でハロウィーン・パーティーとかしようとしている人は案外多くいるのかもしれません。ただ、例えば渋谷のような特定の場所に皆が仮装して集まる、というようなところまでは、まだアイスランドはいっていないようです。




清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Iewek_Grons@unsplash.com


で、ちょっと考えてハロウィーンのアイスランドでの将来なのですが、これはかなり予測が難しいです。ハロウィーンのお祭り騒ぎの中心にあるのは、やっぱりおそらく(断言できない自信のなさ)コスプレというか仮装なのでしょう。

アイスランドの若者もコスプレ大好きな人多いです。まあ、私は以前、大学の日本語科で手伝いをしていましたので「日本大好き=コスプレマニア」みたいなのが近場に多かったからそう思うのかもしれません。

でも、一般人はそうでもないような。日本でも同じか?いやいや、日本ではおじさんおばさんもコスプレ好き多いですよね?ちょっとこの辺、自信ないエリア。

コスプレ文化の底辺の薄さに加えて、もうひとつが「アメリカ文化」がどっちに転ぶかわからない点もあります。アイスランドって、ことアメリカ文化に対しては、ズッポリ浸かっていくところと、変に拒否する部分とが混在しているように思ってきました。

例えば、ハリウッドの話題や音楽関係の一部はものすごく大衆ウケしています。とりわけ、アイスランド人がグラミー賞の受賞者になったりした暁には、もうWE LOVE USA!が新聞の見出しになるのではないかとさえ思いましたよ。

ところが、アメリカではトーゼンのものが、ここでは陽の目を見ないものも多くあります。

代表格はまずはThe Boss ブルース・スプリングスティーンです。あまり人気ないですよね、アイスランド人には。ストーンズやエルトン・ジョンとかに比べても名前を聞くことは稀だと思います。

ワタシ、一応のスプリングスティーンファンですので、これは不思議。




ホッコリ感アップ用ピック
Myndin er eftir Dian_Leagh@unsplash.com


もうひとつはアメリカン・フットボール。ほとんど存在しません、ここには。野球もそうなんですが、野球の場合はルールが難しい、という納得できる理由があります。

アメフトもルールは難しいですが、基本的なことは見てればすぐ理解できるはず。ワタシ自身は、高校生の頃大ハマりしていましたが、その後は縁切れていました。ごく最近になって、NFL.comとかでダイジェストを見始めると、やっぱオモロイですよ、NFLは。

実はネットで、いくつかジャージも買ってしまった... まあ、それは関係ないか。

とにかく、THE USAともいえるようなものが、アイスランドではポシャることも多々あるということです。世代的なことを付け加えておくと、私より少し上くらいの世代、今の七十歳くらいの方々の中には「アメリカは嫌いだ」ということを公言される方も多いように思われます。

多分、なにか政治的な体験からかと... アイスランドのちょっと前の世代の方たちはコミュニズムびいきの人も多かったらしいですし、そういう関係かも?ですね。

ハロウィーンも、その育ての親はアメリカだと思いますので、どうなるでしょうか?個人的な予想ですが、私はハロウィーンは長期的には定着しない、という気がしています。

理由は?と問い詰められるとしどろもどろですが、なんというか「センスが違う...」としか言いようのない部分があります。まあ、もうちょっと掘り下げないと説得力がないことは認めます。

今のところは「ただ、そういう気がする」ということだけで...

先週に引き続き、今週もかなり目一杯な週になります。ちょっと自由な精神活動のためのゆとりがたんないかなあ?とうのが今回のブログの「自信のなさ」の言い訳でした。

十一月突入! もうすぐクリスマスですよ、皆さん。そろそろ今年も「シメ」にかかりましょう。


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。

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イラン ウクライナ アイスランド

2022-10-21 22:38:39 | 日記
こんにちは/こんばんは。

二、三日前の日本のニュースで、北海道の一部ではすでに気温がマイナスになり、学童たちが耳当てまで付けて登校している、と伝えていました。寒いですね。

レイキャビクでは、先日瞬間的にマイナス1℃がありましたが、まだまだ安定したプラスを保っています。スパイクタイヤへの交換までの一週間が心配なのですが、幸い週間予報では雪の心配は必要なさそうです。

さて、前回はイランとイランの人々のことについて書いてみました。書ききれなかったことがあるので、今回も続けさせていただきます。




美しいアイスランドの夕陽 と思いきやこれはイラン
Myndin er eftir Mahyar_Motebas@unsplash.com


9月13日に起こった、風紀警察によるマサ・アミニさん(当時22歳)の逮捕・拘束と、それに続く警察の暴力によると推察されるアミニさんの死を発端として、イラン全国で現政権に対する抗議運動がほとんど瞬時のうちに湧き上がりました。

すでに六週目に入りますが、依然として鎮火はしていません。前回触れましたように、イランの人たちの中には、ホメイニ革命以降の四十年以上の間に溜まりに溜まった不平、不満、怒りがあり、アミニさんの事件がトリガーとなりこれらの怒りに火が点いたわけです。

プロテストの当初は女性の権利への主張が前面に出ていました。「ヒジャブ(イスラム教で女性に義務付けられている、頭部を覆うスカーフ)の着用を女性の自由に委ねろ」「女性、命、自由」等のスローガンにそれは色濃く現れていました。

ですが現在はメインのスローガンは「独裁者に死を!」というようなものに変わってきています。

「ヒジャブの着用義務」に象徴されている女性の権利と自由と束縛 -アミニさんの逮捕もヒジャブの着用の仕方の問題故- に対する抗議にとどまらず、一般の人権の無視、自由の制限、民主主義の欠如に対するプロテストへと発展しているわけです。

「私たちは、今の政権に改善を求めているのでありません。私たちは今の政権を終わらせたいのです」「これはプロテストではありません。革命なんです」ということをよく耳にするようになました。

この「政権」ということを表すのに、イランの人たちは英語ではRegimeという言葉を用います。Regimeは「政権」という意味もありますが、より「体制」「政体」というニュアンスが強くなります。

つまりイランの人たちは、普通私たちが言う「自民党政権」とか「バイデン政権」とかの意味ではなく、憲法のような基幹にあるものを含む「国家体制」のことを指しているのです。彼らは国家体制を変えたいのです。だから革命なんです。

当然のことながら、これらは大きな事柄であり、政治闘争でもあります。個人で成し得るものでもなく、イラン国民の団結はもちろんのこと、世界の各国の支援が必要になる面もあります。




現在の「体制」のシンボル イスラミック・イランの国旗


アイスランド在住のイラン人の人たちからも、抗議・アピール活動が始まった当初から「アイスランドのオソリティの人たちと対話の機会を持ちたい」という声が聞かれていました。

イランの人たちのコミュニティは、ここでははっきり言ってマイナーなコミュニティです。難民というバックグラウンドを持つ人が多いこともあり、まだそれほど深くアイスランド社会に根が張れていないのです。

で、この点では多少の橋渡しになれるだろうと思い立ち、いくつかの政党にアポを取って、イラン人の代表の人たちと訪問する機会を造ることにしました。

まあ地道にメイルでお願いすることから始まるのですが、政治家の中には顔見知りの人たちもいますので、そういう個人的な人脈も頼りながらのお願いです。

緑の党のカトリーン首相にもダメ元でメイルしておいたのですが、なんと一時間後には本人から返事があり「私たちの議員と議会スタッフには伝えてあるから、具体的にミーティングの詳細を決めてください」

そんな具合で、お願いした四つの政党の訪問は滞りなく実現しました。ただ、私は現外務大臣を擁する独立党には、ほとんどコネがなく、この党には別方向からアプローチしてもらいました。独立党は現法務大臣も擁し、外国人法改悪の元凶。私は「敵」なのでした。

イランの人たちも、初めは固かったですが、回を重ねるうちに慣れてきたようです。政党に限らず、UN Womenという国連関係の団体や、フェミニスト系の団体にも訪問して支持を取り付ける努力を続けることになっています。




これもアイスランドではなくイランの牧歌的風景
Myndin er eftir Vahid_Kanani@unsplash.com


私たちがしていることは、まったくの市民レベルの、なおかつ小さな努力ですが、もっと大きく高いレベルからの動きもあります。数日前にEUの首脳レベルの話し合いが持たれ、EUとしてイランに対しての外交的、経済的な制裁を加えることが同意されました。アイスランドも参加。

それによると、アミニさんの死に直接責任があると考えられる、風紀警察や一般警察等の11人の個人と四つの法人に対して、EU内での資産凍結やEU内への入国禁止等が実施されます。

イラン人の「革命」支持者の人たちには嬉しい一報ですが、彼らはさらに「EU各国からの『イラン外交官の送還』等のより厳しい圧力を求めています。

もちろん外交関係というのは、側から見るほど単純なものではないでしょうから、そう簡単には進まないでしょうが、ひとつ追い風になったことがあります。それは、ロシアが現在行なっているウクライナ諸都市へのドローン爆撃です。

このドローンはイランの「体制」がロシアへ売っているもの。この事実が明らかにされると、ウクライナ問題を火急の大問題として扱っているEUは、イランへの制裁の必要性を認識せざるを得なくなっているのです。

ウクライナの問題は、ヨーロッパの政治に覆いかぶさる大黒雲なのですが、イラン人の人たちも、ウクライナ関係のEUの動きを眺めながら、同じような対応をEUがイランに対して取ってくれることを願っているようです。




これは私物のウクライナカラー ちなみに青は青空 黄色はひまわり


今でもこちらの街中で、ウクライナ国旗を目にする機会は非常に多くあります。私自身、コートには青と黄色のリボンを付けていますし、同じ色のブレスレットもしています。

それと比べて難しいのは、イランの民主化、自由化の革命支持を表すための良いシンボルがないのです。イラン国旗は当然のことながら問題外。イランの人たちの多くは「王政時代の国旗」「昔の自由イランの時代の旗」を持ち出そうとしています。色でいうと赤、白、緑ですね。

旗の真ん中にライオンがいるのが昔のイラン国旗。現在のはライオンではなく、普通の人にはよくわからないシンボルがあしらわれています。このシンボルはアラビア語でのアラー(神)を図案化したものだそうで。

イランの国旗にアラビア語?と不思議ですよね。そういうところから、イランの人たちの多くが「今の『体制』はイラン人のものではない。アラブ人のものだ」と言います。実際に、要所要所の軍隊はイラン人ではなく、外国傭兵で固めてあるのだそうです。どれくらいのパーセンテージなのかは知りませんが。

そういうことが分かってくると、イラン国民の多くがどのような目で今の「体制」を見ているのかが理解できるようになってくる気がします。

イランの人たちは決してイランの国が嫌いなのではありません。W杯のサッカーの試合では、みんなでイランのチームを応援していました。サッカーのナショナルチームは、彼らに取っては「本当のイラン」の代表なのです。




これは王政時代のイランの国旗


数少ない、在ア滞在歴の長いイラン人のひとりアリさんという方に、この活動を通して知り合ったのですが、アイスランドの国会議員との話し合いの中で言っていました:

「多くのアイスランド人の人たちのイラン旅行を案内してきました。イランは自然も豊かで、風光明媚なところがたくさんあります。美味しい料理も豊富にあります。

ですが、アイスランド人の人たちが『イランで良かったこと』として挙げるのは自然でも食べ物でもありません。それは『イランの人々』なんです。みんながそう言います。イラン人は暖かく、他者を大切にもてなすのが好きなのです。

今の『体制』がやっていることは、イラン人のすることではないのです。それを分かっていただきたい」

私はアイスランド在住の日本人ですので、個人的にはイランの国内情勢には直接の利害はありませんし、口出しをする権利もありません。

それでも、イランという国が今のままの「体制」であり続けるのか、自由、人権、民主主義を奉じる国に生まれ変わるのかは、日本だけではなく、世界にとって大きな違いをもたらすことだと考えます。

私が思うには、私たちの誰もが、中立であることが大切な時もありますし、特定のサイドを決めることが大切なこともあります。今のイランの現状に関しては、私は中立であるつもりはありません。「革命支持」の人たちを支持しますし、できることでその支持を実践していきたいと望んでいます。


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Zan! Zendegi! Azadi! Jin! Jiyan! Azadi! 女性! 命! 自由!

2022-10-15 23:08:09 | 日記
こんにちは/こんばんは。




マサ・アミニさん
Myndin er ue Cpt.org


十月半ばを迎えて、こちらでは冬支度が加速してきました。北部ではすでにかなりの降雪があったところもあります。レイキャビク界隈でも、木曜日の朝にかなりの路面の凍結が見られたこともあり、金曜日の早朝に「警察はスパイクタイヤの使用を許可した」とのニュースが流れました。

本来はスパイクタイヤの使用は十一月になってからとされていますが、天候は人為的にはコントロールできないので、多少の裁量の余地が警察に与えられています。

私も「いつ、替えるか?」と時期を伺っていたのですが、行きつけのガスステーションのネット予約を先日覗いたところ、まだ予約はガラガラ。「さすがに早すぎるかー?」と思ってのんびり構えてしまいました。

金曜のニュースを見て「よし」と思い、予約しようと思ったのですが、なんと... すでに向こう十日間はいっぱい。26日まで待たなくてはならなくなりました。やられた... 油断してしまいました。

さて、ここ一ヶ月間ほど結構忙しくしていました。その主な理由は「イラン」です。

日本での報道がどのくらいのものかよくわからないのですが、今、イランは大変なことになっています。




Woman! Life! Freedom!
Myndin er ur Thearabweekly.com


9月の13日にマサ・アミニさんという女性がイランの風紀警察(Morality police)に逮捕され連行されました。アミニさんが、イスラム法で女性に着用が義務付けられている「ヒジャブ」という頭を覆うスカーフをきちんと着用しておらず、僅かに髪の毛が露呈していた、というのが逮捕の理由でした。

その後、アミニさんは警察に拘束中に昏睡状態になり、後に死亡が確認されました。警察は「病死」と発表しましたが、遺体には頭部等への殴打の跡が確認され、警察の暴力によって死亡したものと推測されました。

このニュースを発端として首都テヘランで抗議デモが持たれるようになると、またたく間に抗議活動がイラン全土に飛び火していきました。実際にはイラン全土というよりは、北米やヨーロッパにまで飛び火したのです。

なぜ、そんなに急速に、かつ世界的な規模で抗議が活性化したかというと、それまでの抑圧と暴力、支配等の溜まりに溜まった怒りがイランの一般人の人たちの中にあるからなのです。

アミニさんの事件は、もちろんそれだけでも十分に深刻な事件です。ですが、今回の場合、それは火をつけたスパークのようなもので、より大きな「油」に引火したのです。

アイスランドでも、これのニュースは報道されています。ですが、ネット等で周囲の様子を伺ってみると、やはり英国や、ドイツ、カナダ、アメリカのような国よりは控えめな印象を受けます。

当然でしょうが、カナダのようにイラン系の住民が多い国では、より大きなニュースとなりますし、また抗議活動も盛んになります。




BBC Japanのニュース 犠牲者の人たち
Myndin er ur bbc.com


アイスランドには2021年1月1日の時点で、176人のイラン人が在住しています。ここには、すでにアイスランド国籍を取得した人は含まれていません。純粋な「イラン人」だけです。

振り返って2015年の時点では在住したイラン人総数はわずか29人でした。七年間で約八倍ですか。かなり急な増加だといって良いでしょう。2015年という年を挙げてみたのは、この年が私が「難民の人と共にする祈りの会」を始めた時であり、この会を通して私自身多くのイランの人と知り合うようになったからです。

以前にも何回か触れたことがありますが、現在私と同僚のアニー牧師が責任を持っている英語の礼拝には多くのイラン人が参加しています。全体の半数強がイランからの人たちなのです。そして、そのほとんどが難民としてやってきた人たちで、私とのお付き合いは、彼らが難民認定を受ける以前から始まっています。

その事実からも推測されるように、ここで増えているイラン人の相当数が「国を逃れて」やってきた人たちであるわけです。つまり、もとより現在のイラン政権と摩擦(あるいはそれ以上の衝突)があった人たちであるわけです。

ですから、今回のような報を受けてこの人たちの怒り、憂に火がつくのは自然なことで、こちらでも抗議集会が何度か開かれました。これからも開かれるでしょう。

ちょっと話しがズレますが、個人的には「抗議集会」というよりは「連帯のための集会」「アピール集会」と呼んだ方が正しいような気がします。だって、抗議している相手がここにいないのですから。

政府の難民への不当な扱いを抗議する時は法務省前で集まりますし、ロシアのウクライナ侵略に反対する時にはロシア大使館前に出向きます。だからそれらは「抗議」なんでしょうが、ここにはイラン大使館も領事館もないのです。




9月23日夕方の集会より


まあ、それは些細なこと。マサ・アミニさんの事件を機にしての初めての集会は9月の24日に持たれました。首相府の100メートル横並び先にあるMR:レイキャビク高校 (*実際は高校と短大の中間)前に、午後4時に参集。

あまり上手に告知されていなかったので、集まったのはイランの人たちを主体にして40人くらいだったでしょうか。50人いたかな?集まった人たちの三分の一くらいは見知った顔でした。

三、四十分シュプレヒコールとかを繰り返したり、いくつかの短いスピーチ。Zan! Zendegi! Azadi! ザーン! ゼンダギ! アジディ! 「女性! 命! 自由!」というフレーズと、Say her name! Mahsa Amini! 「彼女の名前は?マサ・アミニ!」というシュプレヒコールが、この抗議活動では世界的に使われています。

ちなみに、Zan, Zendagi, Azadiはペルシャ語(Farsi)。亡くなったアミニさんは実際はクルド人だったので、クルド語でのJin! Jiyan! Azadi! もよく使われます。




Jin! Jiyan! Azadi!
Myndin er ur Wikipedia.org


その後、高校前を出発して、ダウンタウンの目貫通りをマーチングして国会前のオイストゥルヴァットゥラー「東広場」という国会正面の広場へ。ここは「抗議集会の聖地」です。

歩いていて驚いたのは、普段はどちらかというとシャイであまり大声でモノを言わないような人たちが、大声でシュプレヒコールを「自発的に」始めたり、物怖じしない態度を見せたことです。通りをいく人たちの目線も気にしない。人って奥深い...

この日は土曜日だったのですが、日曜を挟んで、月曜日の午前中と夜にも東広場で集会が持たれました。夜の集会は、亡くなったアミニさんを偲ぶために多くのキャンドル(外用の仕様のもの)が灯され、しんみりとしたムード。

あいにく、風と雨が強まってきて、ものすごく寒くなってしまい、ちょっと早めに一時間強で散会となりました。




9月26日夜の集会より


で、これらの集会の準備・アナウンスの様子から実際に運営する様を側から見ていました。イラン人主体でやっているわけですが、あまり慣れていないというか、まとまりきれていないところが多々見受けらたのです。

これがNO Borders(アクティブな難民支援団体)のような「抗議のプロ」だったら、もっと手際良くできたのでしょうが、ある意味「アマチュア」の集まりのようで仕方ありません。

さらに新聞やニュースでの報道の中で「私たち(在アのイラン人)は、アイスランドのオソリティともっと話し合いたい」とか語られていました。集会をオルガナイズしているイラン人の多くが、まだそれほど長くここに住んではいない人たちなので、ここでの「人脈」ができ上がっていないのでしょう。

「だったら、その点ではサポートできるかもしれない」と思い、彼らの希望を確認した上で、いくつかの政党の国会議員の人たちと話し合いの場をセッティングしてあげることにしました。

それやこれやで、結構忙しくなったわけですが、ちょっと長くなってきたので今回はここまでとしておきます。次回、もう少しシェアさせていただきたいと思います。


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Ukraina thakkar Islandi!  

2022-10-09 00:32:01 | 日記
こんにちは/こんばんは。

今は10月8日土曜日の午後二時を回ったところです。西街の私の古アパートから歩いて十分(じゅっぷん。「じゅうぶん」ではなく(^-^; ) ほどのダウンタウンにあるKolaportコーラポルトという「蚤の市」で一時間余り過ごして帰ってきたところです。





16歳のスタニスラフ君による絵


子供たちが小さかった頃は、時折物見遊山で寄っていましたが、最近はほとんど立ち寄ることがなくなっていました。

今日出かけたのはきちんとした目的があったからで、それはUkraina thakkar Islandiウクライナ サッカー イスランディ「ウクライナはアイスランドに感謝します」というイベントが催されているからです。

「サッカー」と言っても、ウクライナとアイスランドがサッカーをするわけではなく、「サッカ」thakkaという英語のthankに当たる言葉です。





言うまでもなく、二月末のロシア軍のウクライナ侵攻により、故国を離れたウクライナ難民がヨーロッパ中に溢れてしまったわけですが、アイスランドにも現在までで1700人余りの人がやってきています。

その人たちの中には、住民登録を済ませ、仕事を得た人たちも多くあります。大変な状況にはかわりないのですが –なにしろ、家庭の夫、お父さんらの多くが今も故国で戦っています–  それでも落ち着きを取り戻している人々も多くあります。子供たちの多くも学校に通えるようになっています。

そういう中で、難民の人たちが「アイスランドの人たちに感謝の気持ちを表す機会」として、今日の土曜日と明日の日曜日の二日間、コーラポルトで感謝イベントを催しているのです。

私もこの夏はドップリと、ウクライナの人たちのためのデイケアセンターでのお手伝いにはまっていましたので、招かれたわけです。

「森と、泉に、囲ーまれて...」の一日

いつもスイカをくれる掃除のおじさん






上: 戦争
下: 平和


写真や絵などのいろいろな展示物、あるいはウクライナの人たちがこちらで作ったハンドメイドのテーブルクロスや、子供たちによる毛糸細工等の「出店」もあったりして、雑然としてはいましたが、まあ、雰囲気はあります。

ステージもきちんと設置されていました。後で歌や踊り、詩の朗読のようなプログラムもあるとのこと。

今日はイベントの開会ということで、アイスランドのグビューズニ大統領や、レイキャビク市議会のエイナル次期市長候補も「貴賓席」(パイプチェアですが)に鎮座ましましておられました。

ちょっと話しがズレるかもしれませんが、「難民」という言葉には「可哀想」「悲惨」というイメージがつきまといます。もちろん実際にそうなのですが、そこからさらに「貧乏」「無教育」「下層民」というようなイメージも自然発生することが多いようです。

ですが、別にすべての難民の人たちがもともと貧乏だったわけではありません。良い生活をしていた人でも、財産を残して逃げざるを得ない状況があるのです。難民であるということと、教育の有無も関係ありません。

実際に、今回のウクライナ難民の人たちの中には、博士号を持つ人や、医者、エンジニア、EU議会のスタッフだった人らが多く含まれています。

「難民になる」というのは、個人では抗えない状況に巻き込まれて、逃れざるを得なかった人たちの「ある特定の状況」をいう言葉であって、決してその人たちの社会的ステータスや身分のことではありません。

「難民」というのは、財産の有無、教育の程度、暮らし向き等々とはまったく別の事象を指す言葉なのです。







下: 左がグビューズニ大統領


さてイベントに戻りますが、小学生と思われる女の子が縦笛を持ってステージに登場して、その笛を吹き始めるとBGMがそれに被さってきて、それからウクライナの人たちが皆でウクライナ国家を歌い始めました。当然一同が起立。

その後、グビューズニ大統領とエイナル次期市長候補に感謝状が手渡されました。この感謝状は、その他にもウクライナの人たちの支援に参加した一般人にも用意されており、順次、ステージ上で手渡されるように見受けました。

畏れ多いことですが、私にも用意してくださっていると承っております。が、時間の制約があり私は受け取るよりも前に失礼させていただきました。後からちゃんと拝受いたします。感謝。

今日、私が嬉しかったのは、デイケアセンターで一緒にボランティアをしていたウクライナ人男性のゲオルグさんと再会したこと。彼とは毎日顔を合わせていたのですが、奥さんとアイスランドで合流して以降は、自身の家庭のことが優先してボラをやめてしまったので、顔を見ることがなくなってしまっていたのです。

レイキャビク近郊の町に家を借り、魚関係の仕事を得て働いているとのこと。良かった。落ち着いた、平和な家庭生活を送ってもらいたいものです。




ミコライフ出身のソニアちゃん(七歳)の絵


仕事を通じて、気心が知れるようになる人も多くあります。ですがほとんどの場合、「こんな状況ではない機会に知り合えていたらねえ」という枕詞が付くことが多いのです。難民関係の仕事が多いですから、それは仕方ありません。

というか、まあ正直いって「こういう状況だから」知り合ったということなんですよね、事実は。

これが人生の不思議なところです。人の一生、マイナスだけということはないし、プラスだけということもない。マイナスから出るプラスもあるし、マイナスを産んでしまうプラスもある。

マイナス部分は少ない方がいいですから、人生の出来事を分類して、分析、対応することも必要なのでしょう。ですが、分類できない部分のあることも認め、受け入れていきたいと考えます。

ウクライナの人たちの現況は、とんでもない災難だと思います。ですが、そこからさえも何某からの良いものが、できるだけ多く生まれてくることを願い祈ります。


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レイキャビクで まさかの「武器商人」?

2022-10-01 07:21:15 | 日記
こんにちは/こんばんは。




清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Ursula_Drake@unsplash.com


気がついたら十月ですね。レイキャビク界隈でもさすがに秋の気配が深まっています。それでも例年に様に比べたら、なんという慎ましさ!私は先週、ようやくジャケットをユニクロで買った「日本の」軽快サマージャケットから、それよりちょっと生地が厚いそれでも夏用のジャケットに変えたばかりです。

外出時には、もちろん薄手のコートを羽織りますが、これも例年なら、冬物のコートを使い始める頃なのです。

十月も楽でいいや!と思う人も周囲にはありましょう。しかし、滞在三十年を超えたワタシは、そんな手には引っかからないのでした。「楽でいいや!」と思わせておいて、翌朝目を覚ましたら一面の銀世界。そんなのがいつでもあり得るのが、こちらのインチキ天気の本性なのです。

これまでも何回か書いた覚えがありますが、十月というのは本当に「冬」の顔を持っています。一週間通しで気温がマイナスの週があったり、いきなりの大雪でサマータイヤの車が大騒ぎをしたりとかを実際に何度も経験してきました。

まあ、この陽気の背後には地球温暖化というでっかいモンスターがいますので、いきなりの気温マイナス週とかの可能性は少ないかもしれません。ですが、それでもワタシは油断しません。「天気は信用するな」が滞在三十年で得たワタシの「知恵」なのでした。

ちなみにこちらでは、11月から冬用のスパイクタイヤを使用することができます。4月の15日まで。スパイクタイヤも道路を間違いなく削り取ってしまうことや、それによる大気汚染(粉塵)や道路修理の予算の問題などから、「禁止にしよう」という議論がここ十年ほどなされています。

ワタシ自身は「スパイクタイヤ」容認派です。いつだったか仙台からのニュースで「スパイクタイヤによる粉塵で喘息症状が出る人がいる」とかいうのを見た覚えがあります。

だから、もちろんその可否は真剣に検討すべきなのでしょうが、幸いレイキャビクではまだ「粉塵公害」と見なされるまでの状況には至っていませんし、「アイスバーンのスリップで車大破」とかいう新聞の見出しを思い浮かべてしまうので、最後の最後までスパイクタイヤにしがみつくつもりです。

以前から思っているのは、必要な時だけスパイクが出てくるような、007的なタイヤを誰かが開発してくれないかなあ、ということなのでした。(^-^;




これらが押収された銃火器の一部
Myndin er ur Stundin.is/BJARTMAR.O.TH.A


さて、先週はアイスランド史上初となる「テロ計画阻止」のニュースについてお知らせいたしました。

捜査はまだ続いていますので、あまり詳しい進行状況は明らかにされていません。こちらの警察は、捜査の情報公開に関しては結構慎重派の部類でしょう。

それでも、先の木曜日には記者会見が開かれ、一味のアジトから押収された火器類がメディアにも公開されました。短銃ばかりではなく、シングルアクションのものをセミ・オートマチックに改造した銃も何丁か含まれていました。当初、私が想像していたよりも火力は強かったみたいですね。

それと同時にちょっとビックリのニュース登場。前回もちょっと触れました、警察のトップで女性のシーグリズル長官が、この事件の捜査から身を引くとのこと。捜査の中で、シーグリズル長官の身内の誰かの名前が浮かんできたのだそうです。

記者会見では、それ以上の明確な説明はなかったようですが、記者の皆さんのツッコミによると、シーグリズル長官の家族の名前が捜査中に出てきたそうで、なんとその家族の人の家宅捜索まで行われたそうです。




お口直し用ピック
Myndin er eftir Robert_Svebeck@unsplash.com


報道によると、この家族なる男性は「名の知られた銃の蒐集家で、一般の人が所有していけない類の銃火器を所有する許可を持っている」のだそうです。さらに説明によると、「例えば歴史的に価値のある銃火器がこれに当たる」とか。

で、始めは「ああ、美術品の収集みたいなことなのかなあ」と思ったのですが、それでは判然としない部分も出てきました。

国営放送RUVのニュースでは、この人物の描写にByssusmidur という言葉が使われています。Byssuは「銃」の連結形なのですが、smidurというのは「作る人」のことですので、byssusmidurといったら「銃の製造者(機械によるものであっても、手製のものであっても)」ということになります。

でも、銃って、いくらなんでも手でコツコツ作るものなのではないですよね、刀じゃあるまいし...

そして、次にさらなる驚きの言葉。「彼はbyssusmidurであり、またvopnasaliであり...」Vopnasali! Vopnaは「武器」(複数連結形)のことです。そしてsaliは「売り手」のことをいいます。「武器商人」!? って これって、やばくね !?

ニュースでは続いて「彼は武器や武器の補充品を売っており、ネットショップも開いている」なんと、ネットで武器の販売 !?




武器か骨董品か? を売るサイト
Myndin er ur xxxx.net


早速、そのサイトを覗いてみました。なにしろRUVの記事にはご丁寧にサイトのアドレスまで記載されていたのです。ここでは、それは記しません。日本の若者が注文したりしたら困りますからね。

でも、そのサイトにはちゃんとあったのです。コルト45とかスミス&ウェッソン32とか... モダンなヤツではなくて、西部劇に出てくるようなクラシックな代物ですが... 値段は書いてありませんが、多分高額。

確かに実用品というよりは、骨董品・美術品の部類に入るのでしょう。でも弾も付いているみたいだし、使おうと思えば使えることでしょう、おそらく。

なんというか、公に商売しているのだし、許可も持っているそうなので、それはそれで問題はないのでしょうが、その身内が警察長官となると、ちょっとビミョーかも。

前回書きましたように、シーグリズル長官は私の同僚の奥さんでもあり、会ったこともある人ですから、あまり変に囃し立てたくはありません。きちんと捜査が進んで、阻止されたテロの計画の全貌が一般の前に明らかにされることを願います。

最後にもひとつ。こいう流れの中で、今、検討されているのが警察官の「電気銃の携帯」についてです。




数年前にノルウェー警察が導入を検討していたという電気銃
Myndin er ur Mbl.is


ナイフによる暴力事件や、短銃の発砲事件が増えてきているのは事実なので、「警察官も装備を新たにしなくてなりません。ただ、実弾の発射のようなことは、他に何の代替手段がなくなるまでしたくはないのです」と、警察の法律家のスタッフが訴えていました。

電気銃。NYPDもののドラマとかでよくみますよね。まあ、そうかなあ?ワタシは「反警察」ではありませんので、その程度の装備は必要かとも思います。逆に警察官に殉職者とかが出ることも、決して望みませんし。

こういうことを書いてると、なんかアイスランドのイメージをジャカジャカ引き下げている感じがしますが、皆さん、アイスランドも平和の楽園ではありませんから。かといって、フツーの市民が犯罪に巻き込まれることは、いまだに非常にマレなことです。

それなりに、フツーの用心をしていただければ、マズイことになる心配は無用ですので。ご安心を。犯罪よりき気をつけていただきたいのは交通事故です。マジで。あと、天気を舐めないこと。特に山中や氷河にお出かけの方は、地元の人から情報を集め、用心してお出かけくださいますよう。


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。

藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

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Facebook: Toma Toshiki
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