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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

客土や腐植土、施すにしても…

2023-12-14 | 今日は真面目に

 草本・木本に限らず成長不振の状態にはそれなりの対処を行うけれどフイールドの地質が粘土層である事と産業廃棄物の投棄場だった事から覆土に蔽われただけの浅い表土の場所もありなかなか難渋する手当なのだ。桂の樹も植えてから10年は経過しているのに未だに幼木に近い高さだ、下は瓦やレンガの砕いたものが積み上がっている場所であるから深く根を下ろしても養分など無い地下構造が理由だろうと斟酌して客土や腐植土を例年、少しずつ敷いてきた。それでも一輪車で運び上げねばならない場所だと土一杯分を運ぶだけでも難儀なのでそうそうは運べない。

 今回も浚渫土を半年ほど寝かした物を一輪車で運んだのだが押し上げるのは不可能でバックで引き上げる事の繰り返しで漸く株元まで運んだのだ。これですっかり腰の弱みを刺激してしまい続行不能、入浴後は数日は湿布を貼らねばならなくなった。まあ、何とも情けない結果である。しかし、それだけでは終わらないのが威之志士様の跋扈蹂躙するフイールドである。客土をしたり腐植土を与えたりすればすぐさま夜間に乗じて興味津々の跋扈蹂躙がお約束なのだ。幼木の根元まで掘り下げられては枯れ死のリスクが高くなる。少なくとも新たに施した臭いは自然に周囲と調和するまでは威之志士様の跋扈蹂躙を防がねばならない。

 今のところ一番安価な手法は臭いの強い顆粒の殺虫剤を少しだけ散布する事なのだが食草や食樹、はてまた花粉や蜜源植物には使えない。そこで多用するのが竹酢液でスプレーで表面噴霧する事もあれば木炭粉末に吸収させて周囲に散布しておく方法に頼っている。竹酢液の臭いも半永久的とは言えないので時々は追加するもののしばらくは遠ざけられる印象で手を変え品を変え知恵比べでもある。まあ、生命体健康維持の基本は食生活で、里山の健康維持保全は植生活にあると言って良いだろう。この場合「植、生活」ではなく「植生、活」であって点の打ちどころひとつで意味が変ってしまう。

     


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