泥水池の除草を始めた。今季何回目になるか、コナギの抜き取りである。抜き取っても抜き取っても次々と発芽してくる。
連日続いた真夏日、猛暑日が一休みして、まあ草取り日和だった。それでも抜き取り畦に投げ集めていると汗が噴き出してくる。少年の頃の田の草取りを思い出すが、それに比較すれば楽な作業である。嫌なら止めれば良いお気楽さがあるからだ。
農作業で「草取り」はきつい労働とも言われているが、従事した体験からは「そうばっかりでは無い」のが感想である。取り方や処理の仕方などの工夫だけでなく、眼前に展開する生物の様子などは楽しみでもあった。ましてや暗くなるまで這いずって草取りした青田は疲労感とともにも達成感があったのだ。除草剤頼りではそうはいかない。