トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**大本営の系譜 2

2015-08-06 | 温故痴新
 よこしまな大和心を人問わばお足が臭う法螺桜連     
      敷島の大和心を人問わば朝日ににほふ山ざくら花        本居宣長

 策宿る永田の面に隠す闇氷背に浴ぶ赤紙の朝   
      月宿る沢田の面にふす鴨の氷より立つあけがたの空       続草庵集

 採決の音におどろかされて暁の寝覚め乱れし世はおどろかな
      鳥の音におどろかされて暁の寝覚めしづかに世を思ふかな   後村上天皇

 汝や知る都は五輪の空回り誰だ誰だと回る責任
      汝や知る都は野辺の夕ひばりあがるを見ても落つる涙は   飯尾彦六左衛門尉

 おのづから染まぬ言の葉吹きまぜて色々で言う傾国の志士
      おのづからそめぬ木の葉を吹きまぜて色々に行く木枯の風    藤原為家

 どの額も妥当と思ふ後出しの欠けたる事の無きまつりごと
      この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば  藤原道長
この記事についてブログを書く
« 猛暑日にはいつくばる | トップ | 尾羽打ち枯らし »
最新の画像もっと見る

温故痴新」カテゴリの最新記事