トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の素労風努「ごどもどき小雪漬け」

2024-01-31 | 何よりの楽しみ

 師走に作ってみた「ごどもどき小雪」と言うか「AI小雪」と言うべきか、ともかく発酵材てんこ盛りの一品を納豆の粒が少々邪魔なのでフードプロセッサーに掛け流動状態に仕上げた。これでパンに塗ったりソース代わりに使ったりし悦に入っていたけれどさすがに数カ月もとっかえひっかえ作って食していたら飽きが来て減らない。熱いご飯にニョロニョロと載せればとろろご飯か納豆ご飯状態で美味しいのは美味しいのだが続けていれば飽きが来る。続けていなくても秋は来る。

 別口の用途をつらつら考えていて浮かんだのは「肉を漬ける」事だった。低年金高齢者ともなればナニは言うまでも無く嚙む力も弱くなるが、咀嚼を減らすと唾液腺ホルモンが分泌されず老化が進んでしまう。で、美味しく咀嚼し噛み続ける様にすれば良いのだが、今度は誤嚥のリスクが高まってしまう。ご縁禿は若き日のみぎり、確か一回だけ経験したように記憶しているが二度目は願い下げだ。とは言え光頭となり後光輝く頭部となった現在、それは全くの杞憂であって、そういう杞憂が全くなくなった現状は、それはそれで寂しいし侘しい。

 さて腰痛養生中の身では立ち姿の方が楽だからいきおい台所でウロウロする時間が増える。そこで渡りに船、美人から相合傘、と妄想のあげくお肉の両面に塗りたくり冷蔵庫で一晩おき、翌日焼いて食べて見たのだが確かに軟らかくなる。どちらかと言うと「肉」とは思えない口の中での崩れ様なのだった。それでも効果は理解できたから分厚い神戸牛のステーキで試したかったのだが低年金では分別が無い事になる。ここは「耄碌してはいない証明」で固い肉、干し肉は手に入らないし筋肉は店頭になかったから砂肝を選択した。

 砂肝は半分になって内容物は取り除かれていたからそのまま漬けるのでも良かったけれど漬かり易さを考慮して更に半分に切って漬けてみる。これも冷蔵庫で一晩置いてからそのままバターで炒めてみた。フライパン加熱では水分が飛ぶから多少は硬くなるだろうと予測していたのだがコリコリ感は残りつつ漬けない砂肝より軟らかになった。隠し味に醤油を数滴垂らしたのだが、そうしなくても十分に味わえる状態だった。調子に乗って竜田揚げにソース代わりに掛けて食べたのだが、これはこれで食べられる。しかし、この頃の小生、素労風努に飽きて来たのか市販のソースの旨さに開眼して押しが変りそう・・・。まあ、歳も歳だし恥も外聞も気にせず分析すれば浮気性と言わずばなるまいて。そう、三つ又の魂、百まで変わらず!。フイールドのミツマタは葉が低温障害で哀れな状態だけれど満開に見える。でも日陰なので虫たちは見えない・・・。