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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

根絶は根気と根こそぎ

2020-08-13 | 今日は真面目に
 フイールドの駐車場にワルナスビが侵入して10年ほど経過している。気が付いた時から排除根絶の手間をかけているけれど今だ全滅には至っていない。最初の頃はピッケル状のチョンチョン鍬で牛房根を掘り出して始末したのだが手間がかかるし途中で切れると容易に再生してしまう事が判ってからは除草剤をスポット散布して駆除を続けている。

 今期も先日に一回目の除草剤散布を行ったものの遅れて伸長する株もあったり目残しもあったりするから2週間ほど間を開けて再度見回ってみる。やはり萌芽したのや目残しがあって改めて除草剤を掛ける。除草剤を掛けられればほどなく萎れ変色し翌日には茶色く枯れてしまう。かほどに強烈な薬効だ。

 郷里は水田稲作地帯だが田んぼの中や用水路に生物の影も無い。畔や法面はむき出しかスギナの類だけの貧弱な植生になってしまった。故に魚もカエルもトンボもおらず集落にはツバメの飛翔も無いから巣作り育雛さえ無い郷里になってしまった。使いようでは便利だけれどその激しい薬効は薬と言うより毒そのものである。
 日本の農薬や添加物の安全基準はしっかり出来ていて心配なさそうに思えるのだが、他の先進国や農業大国の基準と比較すると随分緩く抜け道だらけなのだという内容を読んだことがある。実態をどこまで反映した内容か判じる知識も無いけれど、主食のコメ生産地の風景を眺めれば想像は出来る。

      散布直後 ➡    1時間後 ➡    翌日

    

レモンバームの芳香蒸留水

2020-08-13 | 何よりの楽しみ
 まあ、芳香蒸留水を作ったところで誰も喜ばないのだが、雨降りお月さんの時間は暇つぶしになるのだ。庭の雑草化したレモンバームも花が見えてきて葉色も黄色く見える部分が出てきた。このまま開花させても増々のさばるだけなので刈り取って芳香蒸留水に仕立ててみる事にしたのだ。これも初めての、言わば新作である。

 蒸留鍋一杯に詰め、いつも通り加熱蒸留。香りが弱そうなので400mlを採ることにして容器は2本用意した。複数の容器に入れる時は最終的に小分けするのが濃度の差が無いのだろうが、そうすると少ない精油成分が容器に付着してもったいない。そこで今回は二本の容器に交互に滴下させて最終的に満杯としたのだ。
 不思議な事に初めは乳白色だったのに滴下終了の頃は透明水になっていた。沈殿物があるはずも無く気泡が入っていたのかどうか分からない現象だった。生葉の芳香が強くないと感じていた事もあって、蒸留水にはわずかだが青臭さが入っている。生の草本類には大方、青臭さが混入して来るのは仕方が無いのだろう。

 茶摘みの手伝いの折り、茶農家Aさんが「蒸せば青臭さが消える」とお茶を例に話をしてくれたのだが、芳香蒸留水抽出のように蒸しつつ採るのは近道で駄目なのだろうか。他愛もない遊びでも頭を悩ます。

        準備   ➡    交互に滴下   ➡    蒸留終わり