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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

郷里のフキでフキ味噌

2020-03-13 | 何よりの楽しみ
 お約束みたいに次兄から魚沼産のフキノトウが届いた。フイールドにもフキノトウは萌えるけれど移植し増やしてきたのは山菜としてではなく「環境植生」としての役割なので採集はしない。こちらがそういう心づもりでも一般には浸透できない考え方なので萌えれば盗られてしまうことの繰り返しだった。それが昨年あたりからトウが立つまで残る事があるようになり今期はほとんどがトウ立ちしている。
 これは「環境植生」が理解されたということより時節を狙いすまして盗掘に来る山荒氏諸氏がくたばってしまったためかもしれない。それはそれで里山環境には祝着至極であろう。

 さて届いたフキノトウは馬鹿の一つ覚えのごとく「フキ味噌」に仕立てる。今回のフキ味噌は味噌を例年とは変えてみた。「長生き味噌汁」に使った「八丁味噌」が残ったままで使い道が無い。そこで糀たっぷりのお手製味噌と合わせてフキ味噌にする事にした。八丁味噌は栄養価が高いと言うけれど「美味しい」と感じない小生だから「長生き味噌汁」も作ってみたけれど口には合わず次は無い。
 お手製味噌は糀の粒がそのままなので摺りつぶして八丁味噌と混合した。後はレシピ通りに作って終了だ。見た目は黒味が強くなってフキ味噌という感じはしないし舐めてみれば八丁味噌の味が強くて、いささか気落ちするもののフキノトウ特有の苦み風味はそれを凌いでくれる。

 キムチの空き容器二個分に収まった分は冷凍庫へ入れ、少しばかり残った分から賞味する段取りである。まずはフライパンに付着した分は熱いご飯で拭き取って口に収めた。フキ味噌があれば副食は不要だけれど、そうなれば栄養失調になりかねず、好物のばっかり食は自ら戒めなくてはならぬ。

     合わせ味噌にする  ➡   フキノトウは400g  ➡   加熱して出来上がり