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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

突然の断水だ!

2019-04-28 | 小人閑居して憮然
 「断水は忘れた頃にやって来る」と棚田蛭彦が言ったとか言わないとか。まあ、それはどうでもいいことで今回の断水も唐突だった。
 前日は吐水口から快調に水が出ており「減水」の徴も無かったのに今朝の水見回りでは完全断水だった。24時間降雨量は零で2日前に20mmほど、4日前は40ミリ程度の降水量があったけれど水源地の流路が変わる程でもなく集水升が埋まる程でもないと思っていたのに、なのだ。

 10連休に入ったばかりでイベントで「沢に入った集団に悪戯された可能性もあるか・・・」とも思いつつも三本鍬と携帯スコップ、集水升内の砂泥を掬うザル携行して取水地に行った。
 流路の移動もなく取水升上に水は来ていたがドーム状のフイルター上部だけしか水が通過していない。それで減水して陰圧の強い部農会ラインに全て持っていかれたかとおもったものの送水管内に砂泥が詰まった、いつもの支障だった。

 それでも集水升周辺は玉石が流入したりして何時に無く荒れた様子になっている。急な出水で泥水が多く出たのだろうと推定したが、それで断水が解消する訳も無く、排砂バルブを上流部から開放していっても通水しない事も多い経験則から翌日にポンプ送水で排砂作業と復旧を目指す。
 とりあえず流路の玉石を並べ直しフイルターや升内の清掃浚渫を行い作業終了。これで水が通る訳でもないのは承知でも念のため吐水口まで確認に行った。期待通り一滴も出ていなかった。

 まあ、それでもオオルリの囀りは溢れていたし、クロツグミの姿も鳴き声も聞いたし、ツミと思われる猛禽の姿も見たから骨折り損でもあるまいて…。時折、望遠カメラを携え野鳥撮影に来るX氏は大喜びで小生が帰宅する時間にも三脚をつけて小鳥を追っていた。今日の鳥果はクロツグミ、オオルリ、キビタキ、ツミなど多彩でオオルリのメスも写してご満悦だった。

         玉石も乱入、荒れていた    ➡     とりあえず整備だけ済ます

花は初夏の装い

2019-04-28 | 感じるままの回り道
 世間は10連休と騒がしいが「騒ぐほどの事か。おいらは365連休じゃい!」が正直なところだ。辛抱辛抱と言い聞かせ念じ耐えて過ごす人もいるし「生きるために稼がなければ」とやきもきしている人達も多かろう。
 そんな喧騒をよそにフイールドは初夏の装いになってきた「青葉茂れる桜井の・・・」でもないけれど新緑の彩りが目に優しい。遠視乱視では裸眼にするといっそう美しく「山笑う」とはよくも言ったものだ。自分では見えない光頭部も美しいだろうと想像する。

 フイールドで目に付くのはタニウツギでベニウツギとも言う人がいるがどっちが正しいかどうかはどうでも良く、郷里では「火事花」と言われて家に持ち帰ると叱られる花だった。ヒガンバナもその類でペンペングサもそうだったかも。このペンペングサには異議があって「持って帰らなくても家はペンペンじゃないかー」が反論。
 ウツギは全て卯の花だと思っていたらそうでもないようで、さて、このタニウツギは「卯の花」なのかどうか。そんな悶着をするより「卯の花」を御飯のお供にした方がヘルシーで環境にも優しく美味しい。

 林道わきにハンショウズルの株があるけれど例年傷めつけられて伸び上がれない。花をつけると摘み取られて縮小していく。秋までには回復するものの花期が来れば繰り返される。時折は近くに実生の株が育つのだけれど、おおむね掘り盗られて消える。この行動感覚は理解できない。
 まあ、里山保全活動をしているグループでさえ「綺麗にしましょう」なんて全草刈り払いで選択もしない事が普通の現実では無理ないか。
 写真の奥にはヤマツツジの蕾もあるのだが開花すれば「手ごろな盗掘株」として消えるのだろうて。

 ノアザミも蕾が開き始めた。これにはアゲハチョウがよく集まるから採り播きしておくのだが花期が終わるとオニアザミと一緒に刈られる事が多い。まず選択的刈り払いを期待しても無駄だ。良い株には支柱を立てるが勢力圏以外はほぼ無効になるのが通例・・・。