原子力十二単に札まとい小町の笑みで毒隠し今
万円を積まれ孫子へ放射能送り続ける万年万年
子々孫々被る魔の手は知らぬ振り亡者糊口で死々孫々
共存と共栄なるは理と無頼の力溺れた末路
藤や桐の紫の花が終わったと思ったら、今度は白い花の落下が盛んだ。別に落花狼藉している訳ではないが、花吹雪も津波の様に繰り返して来る。
エゴノキ、イボタ、スイカズラ、ノイバラ、ガマズミなど、初夏の陽射しの下で涼やかな白を呈している。暑さに慣れない身体には、一服の清涼剤だ。スイカズラの蔓に、二色の花色があるから不思議だったのだが、物の本に寄れば「古い花は黄色くなる」のだそうだ。
花の量は、エゴノキ、イボタ、ガマズミなど樹を覆わんばかりに満艦飾になるから、昆虫の飛翔音で煩いほどになる。普段はなかなか目にすることが少ない、マルハナバチやクマバチなどの花粉を主食とするハチも多く飛来して楽しいのだが、時にはオオスズメバチに接近されて肝も冷やす。これは清涼剤とはならない。