21日、顔見知りのAさんに連れられて日本昆虫学会のSさんがフイールドに尋ねてきた。Aさんはヒキガエルの産卵の確認だったが、Sさんの用向きは「裾群落の破壊を何とかできないか」ということだった。
共感同意できる意見だったが、一方のボランティアには欠けている領域であるのも実態だ、という話をした。昆虫や植物を主とした対象にしている人たちと森の手入れをしたい人たちの間には双方を満足させる共通理解が欠けていると思っている、のが小生の実感だ。
現場を確認したが昨年より更に破壊されてしまっていた。何とかするしかないなあ…と後にしたのだった。
それはともかくとして、木々の芽吹きがはっきりしてきた。見方によっては桜の花色より美しい。車道の脇は日本タンポポの群生だった。セイヨウタンポポでない群生はなかなか見られなくなった。
先日、観察に行ったヒキガエルのオタマジャクシは、まだ拡散しないでかたまっている。今年は陸に上がるまで水があるかどうか、雨頼みだから心配だ。