『故郷に初雪撒いた風ならば身はかじかめど愛おしく受く』
『枯れ松にコツココツコと餌を探すコゲラの下で昼を立ち食む』
北西の風がすごかった この季節風で郷里も里に雪が舞った
情緒的には郷里に雪を運んだ風のように感じる
気温も低かったので 陽だまりでも動かずにいると寒い
昼は立って食べていたが コゲラも食事時だった
時々 松の皮が落ちてくる 低い鳴き声を出したりしていたが
歓喜の声なのか 腹がなっていたのか定かではない
侵入竹を一掃した雑木林に吹く風が 黄葉を散らせて美しい初冬の情景だ