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梅雨時の華に



          梅雨時の華は紫陽花だった




          幾色にも重なる花を見て




          その花の美しい現実と




          世の中の理解しがたい現実が




          交わりようのない空の下で




          美しいものを美しいと酔うには




          世の中の濁が大きすぎ払いきれずに




          あと一歩あと一歩が花に近づけずに眺めていた





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