恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

僕の隣には誰も居ませんが、人と人の間にはいつもお茶でした。

2008-12-01 18:36:17 | Weblog
こんにちは、マイノですm--m


昨日の日経新聞に「田螺山遺跡(でんらさん)で6000万年前の最古の茶畑発見か?」という記事が掲載されておりました。

お茶のお勉強をすると一番最初に出てくる歴史が、伝説上の話としながらも、

神農帝が、山野を薬草の研究で分け入っていた際に、72もの毒に当たったのを

お茶で解毒したというものです。

神農帝は、日本では<薬師如来>としても有名で、東洋医学の祖・漢方の祖とも言われております。

この神農帝が表したといわれる「神農本草経」には<上薬・中薬・下薬>というものがあり、

上薬、一番いい薬とは「三度の食事」といわれ、中薬は病気を予防する薬、

下薬は、病気になったときに飲む薬、だそうです。

最近は「食育」という言葉をよく耳にしますが、

正しい三度の食事とお茶!(お茶は外せない!)が一番健康のいい薬だと、

神農帝はきっと言われているような気がします。


6000年も前から食卓にお茶があるなんてちょっと不思議ですね☆


ちなみに、これも伝説とも言われますが、神農帝の前の皇帝、伏儀(ふくぎ)皇帝といい、

占いの八卦(はっけ)を作った、易学の祖といわれ、神農の次を黄帝(こうてい)といい、

この方は、漢民族の祖といわれております。

この黄帝は、本物の先生を訪ねて、72もの先生を尋ね歩いたという逸話もあります。


数字の「9」が天を表し、「6」が地で「96」といったら天地間のものすべてという

意味があるという例えから、この72という数字にもなにか意味があるんだと思います。


どなたか教えてくだされば幸です。


そんなこの上記お三方を「三皇」といい

次につづく尭帝(ぎょうてい)など5人の方を「五帝」というそうです。

この方々が治められていたすばらしい時代を見習って、

「三皇五帝」のような世の中にしたいということから、一番上の人を「皇帝」と呼ぶようになったとか・・・


何はともあれ、お茶の起源をめぐるロマンは、解明されればされるほど

だんだん大きくなる一方です。

ただひとつ言えることは、人の歴史のそばには、ずっとお茶があったという事実です。


そんなことに思いをはせながら、ゆっくりと飲む一杯のお茶・・・

何気ないお茶がなんか素敵に感じませんか


僕も、クリスマスイブにはお茶を頂きながら、ゆっくり目を閉じて、悠久の時を

感じたいと思います。お茶がしょっぱくならない程度に・・・